地球人スピリット・ジャーナル１.０

「てくの生活入門」パソコン、ネットをもっと便利に使うひと工夫
朝日新聞社 2008/02 講談社 新書 281p
Vol.2 No.0118 ★★★★★

　「朝日新聞」土曜日別刷り紙面「be」の連載記事が一冊になったもの。以前、このブログで読んだ「シンプルに使うパソコン術」の後続の一冊、となるだろうか。この一年と2か月ほど、実験的に私は新聞を配達してもらっていない。だから、新聞紙上でどんな展開が行われているのかは知らないが、新聞がなくとも、とくに不自由には感じないようだ。

　さて、この本、「起動とネット検索をおさらいする」とか「電子メールをおさらいする」なんてところから始まるので、ついついあくびがでて目もうつろになりがちだが、実はどうしてどうして奥が深い。ひとつひとつの章が「初級」「中級」「上級」のランクづけされているが、「初級」といえども決して侮れない。

　「『SNS』ってなに？」とか「ユーチューブを使ってみよう」なども、テーマとしては旧聞に属する話題だが、「ブロガーのための著作権講座」なども、一度は目を通しておきたい。

　本の表紙やCDのジャケットを掲載し、感想を述べているブログも多くみられます。これらも著作物にあたるので原則的には無断で利用できません。もっとも、宣伝になることもあり、出版社やレコード会社が実際に法的措置をとることはほとんどないようです。ただ、批判的に紹介した場合、法的問題となる可能性もあります。p184

　もとより楽天のアフェリエイトの画像を中心として使っているので、当ブログが法的措置を受ける可能性は少ないとは思うが、関係筋にとって問題がある利用の仕方があれば、早めに連絡をいただきたいと願っている。可能な限り早期に善処する予定だ。

　ニュース記事の転載
　「まったく困ったものです」程度のコメントでは、自分の意見が主にならないため、公正な引用とは認められない。引用する場合は、引用した部分がわかるようにして、出典を明記しなければならない。雑誌記事を自分で入力する場合も同様。p185

　当ブログでは、可能な限り出典の紹介し、引用部分は色別し、そのページを添付することにしている。ただし、引用部分は手打ちしているので、誤字脱字の連発で赤面の連続だ。気づいた限りは直し続けているのだが、正確ではないので、参照する向きは原典にあたられたい。

　その他、ビスタやエクセル2007などに関する記事も役立った。「安全なパスワードを作る」なども切実な問題だ。ひとつひとつは、ネット社会に住んでいれば、自然とわかることだが、それだけに、割と自己流で解釈してしまっていることが多い。別な使い方や、もうひとつの奥の手とか、知らないまま過ごしてしまうことが少なくない。知らなければ知らないでいいし、結局自分の使う範囲は限られているので、余計なことを知る必要もないと言えば、言えないこともない。

　しかし、自分はすでに了解していることでも、たとえば、ビギナーなどにPC指南をしようという時に、自分の理解不足や自己流な使い方が露呈する場合がおおい。そのような時のために、基本的なネット社会やPCについてのとらえ方を身につけておきたい。その基本を身につけるには、この本は役立つだろう。