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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2008.08.22
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カテゴリ:環境心理学


「宇宙から見た地球」
ニコラス・チータム /古草秀子 2008/06 河出書房新社 単行本 191p
Vol.2 No.0240
★★★★★

 
「写真が語る地球激変」や、「火星からのメッセージ」、あるいは一連の星野道夫の仕事のような、ダイレクトに視覚に訴えかけてくる写真というメディアの素晴らしさは、本当に言葉にたとえようがないくらいに感動する。

 この「宇宙から見た地球」は、表紙こそその地平線が写されているが、ひとたびページをめくれば、そこが地球の姿だとは、とても思えないような不思議な世界が展開されている。

 人は、着物焼き物などに、その宇宙を見るという。宇宙といった場合、地球の地表に住む人間たちは、どうしても空を見上げ、プラネタリウムのような星座のつながりをイメージしてしまう。しかし、ここで展開されているのは、宇宙からみた地球だ。極端に言えば、地球上のごくごく一部の拡大された画像だ。

 これらの画像をながめていくと、地球の画像というよりは、一竹辻が花や古伊万里などのアートのなかに見られる美につながっているように感じてくる。

 地球人には、かつての何億年という情報の蓄積がDNAの中に隠されているという。かつて地球外生命体として、私たちのはるか昔の先祖たちがこの地球に初めてやってきたとき、この地球のうつくしさに圧倒されて、その情報をDNA上に残していたのではないだろうか。

 その記憶が芸術の中に「美」としての宇宙を求め続けてきたのではなかったか。それは、人間個人個人の個体性をはるかに超えた「本性」としての生命の在り方ではなかったのか。今、こうしてあらためて「宇宙からみた地球」を見ることによって、人間の、生命体の、奥深く、もっとも前置的な部分にある記憶が呼び覚まされるのではないだろうか。

 画像処理は限りなく恣意的であったとしても、その美はサイケデリックスに通じる。まさに精神の開示だ。言葉すくないこの写真集は、私たちの生命の連環がかぎりないはるかなスケールを持ちつつ、それでもなおかつ決して統一性を失っていないことを明示している。






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Last updated  2008.08.22 07:02:03
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