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カテゴリ:環境心理学
「さらに深くチベットの歴史を知るための読書案内」の中で、現在読めそうにない三冊のうちの一冊が今枝由郎の「ブータン中世史」。2003/02発行で割と新しい本なので、どこかにあるとは思うが、私の行動範囲のルートでは閲覧不能。7350円もする本なので、図書館にもないし、店頭にもない。個人的に入手することも考えたが、順序としては他に優先すべき本がいろいろある。 今枝の本だから、きっと面白かろう。他に「ブータン仏教から見た日本仏教」や「ブータンに魅せられて」などを読んだが、いずれも面白かった。彼の本は、他にもありそうなので、今回はそちらで間に合わせようと思う。 さて、この「ブータンのツェチュ祭」という本、実にカラフルで目にあざやか。写真家、永橋和雄の見事な写真が、ブータンの祭りをすっかり切り取っている。これまで、文献が中心のチベット読書案内が多かったので、久し振りにホッとした感じ。文字だけは、絶対わからないブータンの世界がここにある。 チベットは6~700万の人口と言われているが、ブータンはその10分の1の60万人程度の国民が暮らす小国家。ほとんど鎖国状態だったから、それこそブータンの中世がそのまま現代に生きているような錯覚におちいる。ブータンはブータンなりの理解のしかたがあるが、文化的にはチベット仏教の深い影響下にある。だから、中国共産党によって破壊されるまえの、チベットの文化がそのまま保存されているような雰囲気さえ感じられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.13 21:25:08
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