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カテゴリ:osho@spiritual.earth
「英知の辞典」 <13> 新しい人間 NEW MAN その1 p31 私のメッセージは「新しい人間」、ホモ・ノウス(homo novus)だ。古い概念では、人間は「あれか/これか」だった。物質主義か精神主義か、道徳的か不道徳か、罪人か聖者か。それは分割に、分裂に基づいていた。それは分裂症的な人類をつくりだした。人類のすべての過去が病んでおり、不健康で、狂気に満ちている。この3000年間に、5000もの戦争が起こった。これは狂っているとしか言いようがない。とても信じられない。愚かしく、知性を欠き、非人間的だ。 人間が二つに分割されてしまうと、惨めさと地獄しかなくなる。健康でいられないし、全体になることができず、否定されたもう一方の部分を復讐をしつづける。それはあなたが自分自身に強いた部分に打ち勝とうとして、あの手この手を繰りだしてくる。あなたは戦場に、内乱状態になる。これが過去の実情だった。 過去には、私たちはほんとうの人間をつくりだすことができず、人間もどきをつくりだしてきた。人間もどきは人間のように見えるが、まったくの無能で、役立たずだ。彼は全面的に開花することを許されなかった。彼は半分であり、そして半分であるがために、つねに苦悩と緊張のなかにある。彼は祝うことができない。全一な人間だけが祝うことができる。祝祭は、全一(トータル)であることが放つかぐわしい香りだ。 全一に生きた木だけが花を咲かせる。人間はまだ花咲いていない。 過去はきわめて暗く陰気だった。それは魂の闇夜だった。それは抑圧的だったので、攻撃的にならざるをえなかった。何かが抑圧されていたら、人は攻撃的になり、彼はすべての柔軟な質を失ってしまう。それが今日まで続いてきた。私たちは、いまや古いものが落とされて、新しいものの到来が告げられねばならない地点まで立ち至っている。 新しい人間はあれか / これかではなく、あれも / これもであるだろう。新しい人間は地に着いているとともに神々しく、この世にあるとともにそれを超えてもいるだろう。新しい人間は自らの全体性を受け容れ、どのような内なる分割もなくそれを生き、分裂はしていないだろう。彼の神は悪魔に対立したものではなく、彼の道徳は不道徳に対立したものではない。彼はどのような対立も知らない。彼はニ元性を超越し、分裂症的ではない。新しい人間とともに新しい世界がやって来る。なぜなら、新しい人間は質的に異なったやり方で知覚し、これまでに存在したことがなかったような、全面的に異なった生を生きるからだ。彼は神秘家であり、詩人であり、科学者であり、それらすべてのものだ。彼は選ばない---彼は無選択に自分自身だ。 それが私の教えるもの---ホモ・ノウス、新しい人間だ。それは人間もどきではない。人間もどきは自然現象ではない。人間もどきは社会によってつくりだされた---聖職者たち、政治家たち、教育者たちによって。人間もどきはつくりだされたもの、製造されたものだ。子どもは人間としてやって来る---全一で、全体的で、生き生きとして、どのような分裂もない。ただちに社会が彼を窒息させて、彼を抑えこみ、彼を断片に切り刻み、これをしなさい、あれをしてはいけない、こうなりなさい、ああなってはいけないと彼に教えはじめる。彼の全体性はじきに失われてしまう。彼は自分の全体的な存在に罪悪感を感じるようになる。彼は自然なものの多くを否定する。そしてまさに否定することで彼は非創造的になる。いまや彼はただの断片だ。断片は踊ることができないし、歌うことができない。断片はつねに自殺的だ。なぜなら、断片は生が何であるのかを知ることができないからだ。人間もどきは自分の意志を持つことができない。ほかの者がすべて決定してきた---彼の両親が、教師が、指導者が、聖職者が。彼らは彼意志のすべてを奪い去った。彼が決定し、彼らが命令する。彼はただそれに従う。人間もどきは奴隷だ。 彼は自由を教える。いまや人間はありとあらゆる束縛を打ち壊して、すべての牢獄から出て来なくてはならない---もはや隷属はいらない。人間は<個>にならなくてはいけない。彼は反逆的になるべきだ。いつであれ人間が真に反逆的になったなら・・・・。ときに少数の者が過去の圧政から逃げだしたが、それはごくまれだなことだった---イエスのような人がひとりか二人、仏陀のような人がひとりか二人、といったほどのことだった。彼らは例外だ。そしてこれらの人々、仏陀やイエスでさえ、全一(トータル)に生きることはできなかった。彼らは試みたのだが、社会全体たそれに反対した。 私の考えによる新しい人間は、ギリシャ人ゾルバであるとともにゴータマ・ブッダでもあるだろう---新しい人間は「仏陀であるゾルバ(ゾルバ・ザ・ブッダ)」になるだろう。彼は感覚的であるとともに精神的だ。彼は肉体的であり、完全に肉体的であり、体のなかにあり、感覚のなかにあり、肉体と肉体が可能にするすべてのことを楽しんでいるが、同時にそこには大いなる意識、大いなる目撃者がいるだろう。彼はキリストであるとともにエピクロスだ。 古い人間の理想は世を捨てることだったが、新しい人間の理想は祝い喜ぶことだ。そしてこの新しい人間は日々到来しつつあり、毎日到着しつつある。人々はまだ彼に気がついていない。実のところ、彼は登場しはじめている。古い人間は死につつあり、古い人間はその臨終の床にある。私はそれを嘆かないし、あなた方もどうかそれを嘆かないでほしい。それが死ぬのはよいことだ。なぜなら、その死のなかから新しい人間が現れてくるからだ。古い人間の死が新しい人間の始まりになる。新しい人間は古い人間が死に絶えて初めてやって来ることができる。 古い人間が死ぬのを助け、新しい人間が生まれるのを助けなさい! だが、いいかな、古い人間はすべての尊厳を勝ち得ており、過去全体が彼の支持にまわっている。そして新しい人間はまったく奇異な現象だ。新しい人間は新しすぎて尊重されない。新しい人間を破壊するためにあらゆる努力がなされるだろう。新しい人間が尊重されることはないが、この新しい人間に全人類の未来がかかっている。新しい人間が生みだされねばならない。 私の仕事はブッダフィールド、新しい人間が生まれることのできるエネルギーの場を創造することにある。私は新しい人間が世界にやって来るのを助ける産婆にすぎない。世界はそれを歓迎しようとしない。新しい人間は理解する者からの、何らかの革命が起こることを望んでいる者からの、多くの支援を必要とするだろう。だが、機は熟しており、それがこれほどまでに熟したことはかつてなかった。いまがその時機であり、ほかにこのほど適切な時機は考えられない。新しい人間は自らを主張しうるし、難関突破はすでに可能になっている。 古い人間は腐りきっており、あらゆる支持にもかかわらず、それは生き延びることができない。死が運命づけられている! 遅らせることはできるし、古い人間を礼拝しつづけることはできるが、それはたんにプロセスを引き延ばすことでしかない。新しい人間は到来せざるをえない。私たちはそれを早く来させるか、そのじゃまをして、その到来を遅らせることぐらいしかできない。新しい人間を手助けすることはいいことだ。それが早くやって来れば来るほど、人類は未来への、それも大いなる未来への希望を持つことができる---自由な未来、愛ある未来、喜びに満ちた未来への。 私は新しい宗教を教える。この宗教はキリスト教はないし、ユダヤ教ではないし、ヒンドゥー教でもない。この宗教はどのような形容詞もついていない。この宗教は全体的であることがかもしだす純粋な宗教性だろう。 私のサニヤシンは地平線に現れる曙光にならなければいけない。それはとてつもない責務、ほとんど不可能な責務だが、その不可能さゆえに、自らの内に魂を残しているすべての者たちを魅了するだろう。それは自らの実存の内に冒険心を宿している。勇敢な、恐れを知らないすべての者たちのなかに大いなるあこがれをつくりだすだろう。なぜなら、それはまさにすばらしい新世界をつくりだすことになるからだ。 私は仏陀を語り、キリストを語り、クリシュナを語り、ツァラツストラを語るが、それは過去の最良のものすべてと最善のものすべてが残されるようにするためだ。だが、それらはいくつかの例外にすぎない。人類全体が大いなる隷属のなかにあって、鎖につながれ、分断され、狂気のなかを生きてきた。 私のメッセージは単純だが、それを実現することはきわめて困難であり、難しい。だが、それが難しければ難しいほど、不可能であればあるほど、その挑戦はそれだけ大きなものになる。そして宗教が失敗し、科学が失敗しているいま、時機は正しい。東洋が失敗し、西洋が失敗しているいま、時機は正しい。東洋が西洋が出会い、宗教と科学が出会うことができる、何らかのより高い統合が必要とされている。 OSHO お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.25 21:07:16
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