青い郊外の空の下・黄色と緑のセロファンの花たち（旧館）

　以前の日記に「コマツグミのお母さんが卵を温めている姿が、この文章を作成しているPCルームの窓のすぐ外に見られる」ことをお伝えしたが、下の写真はその窓越しに6月11日に撮影したもの。



　お母さん、なにやら忙しそうに行ったり来たりしていたので、もしかして卵が孵ったのかな？と思っていた所…（この後もまた巣に戻ってまた座っていたんだけど）。

　ある日仕事から帰ってきて、ふと見上げたら、そこにはいくつかの小さな顔と大きなくちばしたちが。



　窓越しでは顔がよく分からないので、カメラに200mmズームつけて外へ出たら、近づきすぎたようでしっかりお母さんに威嚇された。このときはまだはっきりしない様子で、目を閉じたり開いたり、なんだか人間の赤ちゃんのように眠そうな面持ち。巣のある西洋石楠花は丁度満開。彼らが目を開けて最初に見た風景がこれだなんて素敵じゃない。雛の数は4羽。

　　雛は日ごとに大きくなって、この下の写真を窓越しに撮った6月21日にはかなり巣がはちきれそうになって、お母さんは子供に食べさせるだけでなく、巣の修繕もしていて、本当に忙しそうだった（1時間ぐらいカメラ片手に観察していた）。お母さんは一番主張が強い子ばかりでなく、結構満遍なく食べさせるようで、飛んで帰ってくるたびに、それぞれ異なる枝にとまって首を伸ばしていた。



　毎朝毎夕、雛たちの「ちい、ちい、ちい、ちい…。」という声が心地よくて、楽しみにしていたんだけど、この写真の48時間後にはもう巣がからっぽになってしまっていた。巣立ちを目撃することは出来なかったけど、なんかほっとしたような、寂しいような…。

　おまけの写真は6月4日のものだが、おそらくイエスズメが巣で卵を温めている所。こっちは家の反対側のデッキの下の梁部分になる。いくつも巣が隣同士に作られているので、個人的に「アパートメント」と呼んでいた。こちらも現在は孵った様子で、今は雀が行ったり来たり忙しそうだ。




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