ウルサイ音楽が好きで悪いか！？

MACHINE　HEAD 『 UNTO　THE　LOCUST 』
(2011,7th Album,Roadrunner Records)

『Unto The Locust』
・song-list:
01. I Am Hell (Sonata in C#)
　I) Sangre Sani
　II) I Am Hell
　III) Ashes to the Sky
02. Be Still and Know
03. Locust
04. This is the End
05. Darkness Within
06. Pearls Before the Swine
07. Who We Are

*初回限定盤のボートラ(↓)

8. The Sentinel*
9. Witch Hunt*
10. Darkness Within (Acoustic)*

上記の初回限定盤にはメイキング映像を収録したDVD付き（予定）。

Roadrunner Records繋がりですが、先日出たTRIVIUMのニュー・アルバムも何回か聞いてみましたが・・・1stシングル「In Waves」でしょっぱなからマシューの「イ～ンっ、ウェ～～～イヴすっっ！！！！」というシンプルな咆哮の連呼がイキナリ始まったので、「...今回はこんなノリなの！？」と思って心配していたが、サビではいつものクリーン・ヴォーカルでキャッチーかつエモーショナルに歌いあげ、メロディアスな曲調への展開で安心しました。また他の曲にも言えますが今回は前作にも増して他のメンバーのコーラス・ワークも功を奏している。という従来のトリヴィアムのサウンドが聞けて安心した。

あえて言うなら、今まで以上にヘヴィな部分はよりヘヴィに、ポップな部分はより聞きやすく強調されているように感じられました。但し、自分が大好きなバンドだけにあまりにも期待が大き過ぎたのかも知れないが、前作『将軍』以上の新しい"何か"があったのかというと少々物足りなさを感じたのも事実。実はMR.BIGの新作『WHAT IF...』でも同じような印象を受けた。前評判が高かっただけに自分でハードル上げ過ぎたのかなぁ。

あと、決して悪くはないんですが、ドラマーがトラヴィスから、少々異なるバックグラウンドを持つニックに移行したことで、よりエクストリーム・メタルっぽく感じられるハードコア色の濃いドラミングがイマイチこなれてないように感じられた。

ところで話を本題のMACHINE HEADに戻しますが...リーダー・トラック「Locust」(advance-mix)を聞くと、

♪Machine Head - Locust
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=2jGZJxnJk-4&ob=av2e

イントロからギターが歌っているかのような情感のあるフレーズが印象的で、ロブの野蛮な怒号ヴォーカル、メロディを裏打ちするようなフィードバックしたギターの不協和音とMACHINE HEADならでは、とここまでは今までどおり。しかし、3分30秒くらいからの転調した部分ではロブ・フリン(Vo&Gt)のメロウなヴォーカルと今まで聞けなかった繊細な愁いのあるメロディが聞けて、このあたりが新展開な気がします。

それとアルバムについてですが、コンセプト作品なのか1曲目から3部構成となっており、前作と同様に1曲1曲が長尺（*上記の「Locust」も7分以上ある）で曲数自体が少ないということも前作と似ています。まだアルバムを通して聞いていない現時点ではサウンドの変化を掴めていないので全部通して聞いてから、またいずれコメントさせていただきたいと思います。

ps:

過去2回出てくれているんで、今年も　LOUD PARK　来てくれないかな～…あと最近リリース予定のある、またはリリースしたバンドで MASTODON、EVILE、BLACK TIDE、VICIOUS RUMORS、FLOTSAM & JETSAM、DREAM THEATER、DEAD BY APRIL、THE ANSWER、BLACK VEIL BRIDES、HINDER、RECKLESS LOVE、ZACK WYLDE & BLACK LABEL SOCIETY、あと LIMP BIZKIT なんかも来てもらいたいバンドだ。