2022年 中秋の満月
久しぶりの安定した天気でした。天気予報では、薄曇りの予報でしたが、夕方から深夜まで天気は安定していました。2022年9月10日は、中秋。赤道儀の調整を行ったので、そのテストランを含めて盛り沢山のメニューを堪能しました。 1)中秋の満月を撮影する。 2)MAK127にタカハシのエクステンダーED1.5×を取り付けたファーストライト 3)AlThiba3改造GP赤道儀の赤緯ユニットのオーバーホール後の試験運転 4)土星と木星を撮影【追記】中秋の満月と土星、木星の撮影動画をアップロードしました。鈴虫やコオロギの鳴き声と共に楽しめます。ここをクリックして下さい。【以上、追記】 1.中秋の満月 2022年 中秋の満月 撮影日:2022/9/10。鏡筒:MAK127+タカハシ エクステンダーED1.5×(f=2,395mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi294MC Pro (26℃、Gain: 130)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。28ミリ秒露光、4分割して約1,500フレームをWin10上のASiCapで撮影。画像処理:Autostakkert3でスタック、RegiStack6でウェーブレット、Microsoft ICEにて4枚モザイク合成。Photoshop Elementによる画像調整。 2.調整赤道儀のオートガイド試験 DECが不安定になったAlThiba3改造GP赤道の赤緯体をオーバーホールしたので、試験運転を兼ねてM27をライブスタックしてみた。 All-Sky Polar Alignを使った極軸合わせ 当初は多くの時間を費やしていたが、この極軸合わせもだいぶ慣れてきました。極度な正確性は追わず、ニコニコマークが出たら完了にしています。この極軸合わせのお蔭で、月や惑星が撮影中に動くことはなくなりました。 オードガイドの試験(0.6”くらいに収まっていました) M27のライブスタック像 撮影日:2022/9/10。鏡筒:MAK127+タカハシ エクステンダーED1.5×(f=2,395mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi294MC Pro (0℃冷却、Gain: 340)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。120秒露光、18回ライブスタック。画像処理:ASiFitsVeiwのヒストグラム調整のみ。 さすがに、F19 では、120秒露光でも暗い。長焦点のメリットは皆無。オートガイドは0.6"付近をコンスタントに維持出来ており、合格点でした。 3.土星、木星の撮影 赤道儀のオートガイド試験と中秋の満月を終えて、撤収準備をしていたら、土星と木星が煌々と輝いていました。エクステンダーの試験も含めて撮影をしてみました。 土 星 撮影日:2022/9/10。鏡筒:MAK127+タカハシ エクステンダーED1.5×(f=2,395mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi294MC Pro (26℃、Gain: 327)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイドは、ストップ。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。83ミリ秒露光、約1,000フレームをWin10上のASiCapで撮影。画像処理:Autostakkert3でスタック、RegiStack6でウェーブレット。Photoshop Elementによる画像調整。 木 星 撮影日:2022/9/10。鏡筒:MAK127+タカハシ1.5倍エクステンダー(f=2,395mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi462MC P (26℃、Gain: 172)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイドはストップ。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。14ミリ秒露光、約1,000フレームをASiair Plus上のASiCapで撮影。画像処理:Autostakkert3でスタック、RegiStack6でウェーブレット。Photoshop Elementによる画像調整。