「薪さん、愛してる-------」
第九の面々が自殺した９人の少年と殺人鬼・貝沼の関係を調査し始める中、青木は、薪から貝沼との個人的な関係を明かされた。
話によると、薪は、３年前、万引きで捕まった貝沼を見逃してやったことがあった。
その時、薪は、生きる希望が見えてきたという貝沼に、自分の名前と連絡先を教えていた、という。
青木は、万引きした貝沼を逮捕していれば、と薪が悔やんでいることに気付いた。
貝沼は、自分の脳を通して、２８人を殺した犯行を薪に見せようとした可能性があるのだが、薪が見たのはその一部。
貝沼の記憶を全て見たのは、鈴木だけであった。
鈴木に対し疑心暗鬼になっている薪を見て、青木は貝沼の脳を見た鈴木が何を考えたのか興味がわく。
まもなく、９人の少年全員が自殺する６時間以内にプロ野球の優勝パレードの映像を見ていたと判明。
少年院に慰問に行った貝沼が、ヒーリングと称して少年たちに死の催眠術をかけていたことが分かった。
他のメンバーの調査で、死亡していない１０人目の少年がいると知った薪は、自殺を食い止めるため、警察庁の屋上からヘリに飛び乗った。
そんな中、薪は、ヘリを操縦しているのが青木だと知った。
操縦桿を握りながら、貝沼の狂気の世界をまるで見てきたかのように話し始める青木。
薪は、貝沼の脳がすでにこの世には存在しないはずなのに、と首をひねる。
だが、話を聞くうち、薪は、青木が鈴木の脳を見てしまったと気付いた。
そして、貝沼の狂気が、鈴木経由で青木に感染したのかと思い--。
薪の過去に関係する男、貝沼。
しかも今調べている9人の連続自殺に関与しているのも貝沼だというのだ！！
２８人連続殺人事件の取調べ中、自殺した貝沼。
実はその動機も、どうやってナイフを留置所に持ち込んだことも不明なのだという。
そして今、犯人は死んでいるのに、被害者が増えるという奇妙な状況に！！
だが薪は･･･。
貝沼の事件で、鈴木さんの件を思い出してしまったのだ･･･。
うわぁ、パジャマ姿の薪はちょっと萌えだったかも～♪
可愛いじゃん。
初めてアニメの薪さんにときめいた！！（あはは
）
お守りのようなあの銃の入った本を差し入れに渡す青木。
薪が悔いてるのは、万引きで捕まえた貝沼を哀れに思えて、見逃したこと。
涙を流し、何度も謝罪する貝沼。
「あなたに逢えて生きる希望がわいてきました
これからは、心を入れ替えて頑張ります」
そういう貝沼に、何かあれば、と薪は連絡先を渡したという。
だが･･･その1年後、貝沼は一人目の少年を殺害したのだった---------。
貝沼の脳には薪に関するものは出てこなかったという。
だが全てを見たわけではない。
全てを見たのは･･･薪さんの代わりに貝沼の脳を見た鈴木だけなのだ！！
全てを見た鈴木は、本当は薪さんを殺したいと思うような何かを見たのではないか？
だから銃を向けたのでは？
貝沼は薪に見せるために？
自分を追い詰める薪。
あの時、貝沼を捕まえていれば、少年たちは死なずに済んだのかもしれないのだ！！
そに思いに耐えられず、彼は気を失ってしまうのだった･･･。
本当はもろい精神を持っている薪。
あやうい人。
青木は鈴木が何を思っていたのか？と疑問を持つ。
そして･･･青木は第九のシークレットルームに足を踏み入れるのだった------------。
自殺した少年たちが見た映像の中にあった野球の優勝パレード。
それを見ると、この世で一番恐いものが追いかけてくるという催眠術を貝沼はかけていたのではというのだ。
捕まりたくないなら、必死で逃げろと！！
貝沼は快楽殺人犯。
理解は出来ない。
ではそれは自己顕示欲なのか？
誰かに見てもらいたいという願望による犯行なのか･･･。
それを聞いてはっとなる青木。
だがここで薪が第九に復帰。
早速精力的に指示を出す薪。
死亡した少年の脳に映っていた１０人目の少年のこと。
彼が野球のパレードを見ないように、彼の居所を調べろと。
彼は今トンネル工事で電波の届かないところにいるという。
薪は自らへりで彼の元へ向うも･･･なんと操縦しているのは青木！！
こんな免許持ってるんかいな（＞＜）
ちょっと驚き～！！
薪は危険と分かっていて、何故そこに向っているのか？
死ぬつもりなのか･･･。
貝沼の事件を捜査していて、日々弱っていく薪の姿に耐えられず、鈴木は一人で貝沼の脳を見たという。
見ている者の精神を崩壊させる貝沼の２８通りの殺人のやり方。
それを見ていた鈴木。
そして･･･青木はその貝沼の脳を見た鈴木の脳を見たというのだ！！
鈴木の目を通してみてしまった貝沼の脳。
だが青木の様子が変。
貝沼の脳に汚染されてしまったのか？！！
貝沼の幻覚を見て、操縦かんを手放す青木。
危険～～～（＞＜）
薪も何とか体制を立て直そうとするも、これは鈴木が呼んでいるのか･･･？
だが、気を取り戻した青木は操縦に戻るのだった･･･。
そして少年は調度優勝パレードを見ようとしていたのだ！！
なんとかそれを阻止した薪。
なんとか１０人目の犠牲者を出さずに済んだのだった･･･。
ちょっとだけ緊張感。
でも結構駆け足だったからなぁ･･･
事件解決後、鈴木の脳を見る薪と青木。
そこに見えたのは、貝沼の自殺する直前の映像。
鏡に向って笑っていた貝沼。
そう、貝沼は知っていたのだ、薪が自分の脳を見ることを！！
貝沼は自分に情けをかけた、薪を憎み、そして愛しく思い、抱きたくて、殺したくて･･･。
「これはあの時のお礼だよ」
そのため、薪に似た子ばかりを狙って殺したという。
そして凶器のナイフは、なんとビニールに入れて、飲み込んでいたのだ！！
恐ろしい執念（＞＜）
「薪さん、愛してる------------！！」
そして自殺した貝沼。
それを見た鈴木は、もう誰もあの狂った脳を見せないために、全てを壊したのだ！！
「薪、助けて！！薪！！」
救いを求める鈴木。
そして･･･彼を撃った薪。
この映像をあえて見せた青木の意図。
それは、鈴木の事を分からせるため。
薪を守るため･･･。
すべて抹殺するため。
貝沼から薪を守るためだったのだ･･･。
「鈴木･･･」
名前を呼んで涙する薪だった･･･。
人の脳を見ただけで感染はしない。
死んだ人の心はその人のもの。
死んだ人の代わりには誰もなれない。
「ただ願うことが出来るだけなのだ、
死んでしまった人の分まで、この世界を愛してゆけるようにと-----------」
ってことで、鈴木さんの本音まで最後は見せてくれた今回。
薪さんのもろい一面も垣間見れたし、やはり原作付なのはまだしっかりした話になってましたね。
とりあえず薪さんの過去が判明したことで、また新たな一面を見れたと思います。
貝沼の心はやはり理解できませんでしたけど･･･
気持ち悪いだけだったかも。
妄執だよなぁ・・・
とりあえず今回少し話が進んだ感じ。
でも正直なところ、もう少し先にこの話を持ってってくれればもっと共感できる部分、
それと、キャラに対しての見方ももっと変わっただろうなぁと思ったのが勿体無かったかもですね･･･。
次回「赤いハイヒールの女」
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