たとえ見えなくなっても、消えないのは想い出----------。
ある沼に蛍を見にやって来た夏目とニャンコ先生。
そこにいたのは、沼を見つめる男性と彼に寄り添うようにしている妖だった。
その男性はかつて妖を見ることができたこと、ある日突然その目が妖を映さなくなったことを聞いた夏目。
自分にも彼のようにずっと望んできた解放の時が訪れるのか。
もう妖を見ることのない男性が、何故この沼に来ているのか知りたいと思う夏目は--。
蛍を見に来た夏目とニャンコ先生。
そこにいた男性のそばにはあやかしが。
「自分が見えるのか」と追ってきたそのあやかしから逃れようと走った夏目は、危うく崖から落ちそうになってしまう。
「やれやれ、危なっかしい人の子だ」
助けてくれたのは、そのあやかし。
・・・ってニャンコ先生まで夏目の背中にひっついてないのっ(><)
どうやらこのあやかし、悪い者ではないということで、夏目は家に招待する。
でもあの沼にいた男にとりついていたのではないのかと問うと、あやかしは彼を友人だという。
だが彼が見えていたのは昔の話。
ある日突然見えなくなったという。
あやかしの話によると、大人になるとそういう力が衰えることがあるという。
近々結婚するという彼を見ようと現れたというのだ。
自分たちの関係を夏目たちと同じだというあやかしに対し、
自分たちは「友人関係ではない」と否定するニャンコ先生。
ふたりで声を揃えて「飼い主とペットの関係だ!!」
って息もぴったりな姿に大笑いなんですけどっ(>▽<)
しかもあやかしの差し入れ?
『猫ころし』って!!(>▽<)
ニャンコ先生までこのお酒で一っ発~~!!
あはは。
めちゃ嬉しそうに飲んでる姿が激カワ!!
名前がないというこのあやかしに名前をつけるニャンコ先生。
髪の毛にちなんで「ちぢれ麺」って(><)
・・・ニャンコ先生、ネーミングセンスなさすぎっ!!
夏目のつけた名前は「キヨ」
だが今の夏目には、あやかしが見えなくなるということもあるということに心が騒ぐ。
自分もそうなるのか・・・?
ニャンコ先生は、昔この森に住む山神が人間と恋におち、逢瀬を繰り返す山神の夜道を照らした蛍が、山神からのお礼としてその蛍たちをあやかしの姿に変えたという言い伝えを教えてくれる。
今この沼にいる蛍は、その子孫ではないかと言われているというのだ。
本当は彼に「見えていたのか」と聞きたいと思う夏目だが、彼、章文はやはり夏目と同じように、見えていたことで、家族や周りから変な目で見られていたという。
影からずっとそんな章文を見ていたキヨ。
だがある夜、突然現れた章文に、彼女は蛍だから光ってしまい、姿を見せてしまったというのだ。
人間に興味があるキヨはすっかり章文と仲良くなり、たくさん話をし、その身体に触れ、心を通わせたという。
お互い手で触れ合う姿がとってよかった(^^)
・・・だが、章文は突然キヨが見えなくなってしまったというのだ!!
「お前も、いつの日か見えなくなるのか・・・」
「嫌だな」
ずっと解放されるときを望んでいたはずなのに・・・。
夏目の口から出たのはその思い。
だから知りたい。
何故見えなくなっても、章文はあの沼へ行くのか・・・。
自分が見えることを告白し、章文と話をする夏目。
彼は、言えなかったけど、キヨをずっと愛していたというのだ!!
そんな彼がようやく心を許せる人と出会い、3日後結婚するという。
「よかった」
大切な人を見つけた章文のこと、もうひとりでないことを心底喜ぶキヨ。
その夜、キヨから流れる章文との記憶の夢を見る夏目。
仲のよかったふたり。
突然見えなくなった章文のことを、それでもそばでずっと見守ってきたキヨ。
大好きだった章文のこと。
だが、好きだと何度も繰り返し言いながら章文を抱きしめても、その言葉はもう章文には届かないのだ・・・。
悲しすぎるわ~(><)
お互いが同じ気持ちでいるのに、見えない、聞こえないなんて・・・
夏目の手を取って、涙を流しているようなホタルの姿が印象的でした。
だが、ただ一度。
ホタルは虫の姿に戻ることができるという。
だがその姿になれば、虫としての生命を全うして死ぬという。
「それでも構わない」
そう言って、キヨの仮面が消えたのだ。
現れた「ホタル」の本当の顔。
「私がいなくても、もう、あの人は笑ってくれる」
そう言って安心したように笑むホタル。
ならばせめてもう一度、蛍の姿でもいいから、章文に会いたい。
そう願いをこめて、蛍の姿に戻るホタル。
沼に向かったホタルを追う夏目。
だが暗闇では足場が見にくく、斑の背に!!(やっぱ萌えだ♪)
沼にいたあやかしからホタルを守った夏目。
そしてホタルは・・・。
彼女とふたりで談笑しながら歩く章文の前に姿を現す。
「きれいね」
章文の指に止まったホタルを見てそう言った彼女の言葉に、同感の意を示そうとした章文。
そこでようやく彼は気づく。
その蛍は・・・。
だがホタルは指を離れ、空に舞ってしまったのだ!!
「待って!!」
伸ばした手は・・・。
その時現れた無数の蛍の中に消えてしまう。
・・・・キレイすぎる絵。
キレイすぎるからこそ、悲しくなるシーンでした。
でもここに言葉も何もなく、ただその蛍の姿で登場したからこそ、逆に印象に残るんだろうと思います。
感動でしたねぇ。
とてもうまい見せ方と演出でしたわ。
いつか自分にも見えなくなるときが来るのか・・・?
それは夏目の求める『解放』なのか。
だがその時、夏目のそばを一匹の蛍が舞う。
何かをささやいたようですが、虫の言葉は夏目には理解できない。
でも章文になら分かるのか・・・。
そう考える夏目だった。
「さよなら、ホタル」
見えるのに何もしてやれない。
それが辛いという夏目。
いつか見えなくなるときが来ても、友人帳をもらうまでは離れないというニャンコ先生を見つめて思う夏目。
見えなくなったとしても、出会った思い出が消えることは絶対ないだろう------------。
うわ~~。
やっぱりいい話♪
とてもほっこり。
最後のシーンのあたたかさには本当癒されましたね。
何せあのホタルの満足そうなはかなげな笑顔が印象的でした(^^)
なんでこの作品ってこうも見せ方がうまいんだろう。
毎回ありがとうという思いでいっぱいです。
次回「あやかし祓い」
ついに名取キタ~~~~っ!!
石田さんめちゃ楽しみです~!!(>▽<)
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