起き上がりとの接触--------------!!
敏夫と室井は「起き上がり」の事実にたどり着けるのか?
安森節子を守るため、敏夫は彼らの襲撃を待ちうける事に!!
そこで敏夫は室井に小説は書いているのか尋ねる。
室井が今書いているのは
-----------『屍鬼』という小説。
荒野を彷徨する男の話だという。
彼はその丘で異端者だった。
彼が触れた途端、水は土くれになったという。
だが・・・彼には人格者で、すべての人を笑顔にする弟がいた。
誰からも慕われ、常に人々の中心だった弟-----------。
・・・ゴメン。
これ、最初女の子かと思っちゃったよ(^^;)
絵が可愛すぎ~!!
だが、男は、何故かこの弟を殺してしまったのだ!!
・・・これって、
カイントアベルの話しだよね?
モチーフにしてるって事か。
何故弟を殺したのか?
嫉妬、羨望?
この小説は今後少しずつ語られる事になるのかな?
さて、敏夫の仮説によると、
起き上がりの奴らは4回に分けて吸血行為を行っているという。
それは恵が最初に具合が悪くなって4日後に亡くなったから。
一般的に人の血液は半分が無くなれば致死量になると言う。
それを仮に2リットルとすれば、4回に分ければ、1回の食事量はマグカップ1杯位の量だという。
まぁ、実際はこんなに簡単ではないのだろうけど・・・。
奴らはもしかしたら、血を吸う祭、麻薬のようなものを発しているから血を吸われる奴らは拒絶しないのかもしれない。
いずれにせよ、今はまず節子の無事を祈るだけ-------------。
看護師のやすよは敏夫を心配するも、今はまだ何も分からない手探り状態。
節子の治療方針も決まらず、その心使いに感謝するしかできない敏夫だった・・・。
往診に出かけようとした敏夫。
だがそこに、派手な車で乗り付けた女が。
なんと
敏夫の妻!?
えぇ!?
敏夫結婚してたんだ。
そっちに驚き(><)
しかも全然人種違い?
派手でイヤそうな女。
でも、敏夫の母も登場し、嫁姑の関係は最悪のよう。
しかし二人とも髪形凄すぎだって
母は尾崎の家第一で、家名ばっか気にするような人のよう。
今回の死人が発生するのも伝染病じゃないかと言いだし、今度その患者が出たら、村外に救急車で運んでしまえとか、医者の妻とは思えない発言。
それに、室井は寺の者だからと毛嫌いしているよう。
それが
寺の方が格が上だからなんだとさ。
うわぁ、いや~~な階級制度みたい(><)
まぁ、こういうのって、昔からのしきたりとか伝統とか色々ある村ならではの風習って感じなんだろうね。
妻はどうやら村外で何やら店を経営しているよう。
村にはあまり帰っていないらしい。
だから敏夫が結婚してると思わなかったし、妻の影もなかったわけか。
むしろ律子の方が敏夫の事が好きで、世話してるって感じがしたもんな。
その律子。
泊りこみの敏夫の為に差し入れにサンドイッチを作って持って行くよう。
いい子だね♪
でも、
こんな時に夜道をひとりで歩くって・・・危険じゃね?
寒さを感じる風が吹いたその時、目の前に人が歩いているのを見つけホッとした律子。
だがその人------------目が見開かれ、明らかにおかしい。
しかも彼女・・・死んだはずの
幹康の妻、奈緒さん!!
敏夫は、起き上がりがどんな能力を持っているか、室井と共に意見交換をしていた。
一般的に知られている吸血鬼と違いはあるのか?
変身できるのか?
解剖出来たら一番だと、まぁ医者としては究極その結論にたどり着くのですが・・・。
当然道徳的には死者への冒涜になりかねない行為。
室井としては許しがたい行為だよなぁ。
だがその時、
ふたりの耳に聞こえたガラスをひっかくような耳障りな音。
この部屋は2階。
外には何も踏み台になるような所はない。
そして、突然節子はカッと目を見開き、
「ここよ、ここにいるわ」と叫んだのだ!!
敏夫と室井は、思い切って窓のブラインドを上げると・・・。
そこにいたのは-------------
宙に浮かぶ奈緒!!
ぎゃぁぁぁ!!ホラーだっ(><)
目が光ってる、これは怖い怖い
「ここは俺の病院だ!!勝手に入る事は許さない!!」
そう威嚇する敏夫を、赤い目で見上げる奈緒だった・・・。
次の日、回復の兆しを見せた節子は、普通に会話も出来るようになっていた。
このまま症例が治るかもしれないと、希望を持つ敏夫。
そこで、まず昨晩の事を覚えているか探りを入れる事に。
・・・って、
律子大丈夫だったの?
全然普通だけど。
奈緒が還ってくる夢を見たと語る節子。
「あれは本当に夢だったのかしら・・・。
あれは本当だったんじゃないかしら。怖いわ・・・」
奈緒が還ってきてくれたら嬉しいけれど・・・。
そう話す節子に、敏夫は宣言する。
「俺があんたを必ず助けるから!!」
そうは言っても、敏夫も人間。
限界は来る。
死んだように眠る敏夫に、アンパン食べるかなんて心ない事を言い、暇だと言う妻・恭子。
だが、病院を出た彼女の前に現れたのは-------
辰巳!!
・・・あらら、次のターゲットは彼女でしょうか・・・。
次の夜、奈緒はまた来るのか?
来ると想定して備える敏夫たち。
だが突然病院内が停電になったのだ!!
やつらが来た。
そこで1階にある発電システムを作動させると言う室井。
病室に残った敏夫。
ぎゃ~~っす!!
奈緒の目怖いっ!!
「お義母さん」
そう呼ぶ奈緒の声。
それに反応し、目を覚ました節子。
「行かなきゃ、奈緒ちゃんが呼んでる」
とどめようとする敏夫だったが・・・節子は部屋を出てしまう。
一方一階にたどり着いた室井は・・・突然締められてしまった扉。
そして、
病院の外に、死んだはずの恵の姿が!!
更にそこには亡くなったはずの人たちが立っていたのだ!!
だが、冷静に状況を見聞した室井は恵に言う。
「何故入って僕を襲わない。
入れないんだ、君たちは」
だが、恵はその言葉を聞き、笑みを浮かべたのだ。
「入れるわよ、招待されればね」
そこでまず電気を復旧させた室井。
だがその時、敏夫を背後から襲う影が!!
辰巳!!
ダメージを受け、うずくまってしまった敏夫。
節子は歩きだしてしまう。
辰巳は何故この「中」に入れたのか?
起き上がりの恵たちと何か違うのか?
でも牙をもっていると言う事は人間ではないよう。
一体彼は何者なのか・・・。
敏夫を痛めつけるも、それ以上は何もする気はないよう。
「殺しはしませんよ、先生にはまだ手を出すなって言われてましてね」
そう笑う辰巳は、節子を抱いて病院を飛び出してしまう。
「お義母さん!!」
駆け寄ってきた奈緒を嬉しそうに受け入れた節子。
そして、抱きしめたその身体。
首筋に牙を立てた奈緒・・・。
節子に群がるように、一気に起き上がりたちはその血をむさぼりつくすのだった-----------。
彼らが去った後、残されたのは節子の遺体だけ。
「助けるって約束したのに!!
畜生っ!!」
悔しさを隠しきれない敏夫。
彼らは自分たちが節子を庇っていると知り、一気にカタをつけにきたよう。
目の前で死なせてしまった命。
医者としては、一番やるせないだろうなぁ
でも、
一体誰が敏夫を殺すなと命じたのか?
辰巳の存在は?
吸血行為を終えた起き上がりたちは、また山へと戻っていったよう。
だがその集団から抜け出した恵。
彼女は一体どこへ-------------。
で、
すっかり置き去りのままだった夏野の件。
あの奇妙な子供の事すら忘れてしまうほど強烈なインパクトだった今回。
もう起き上がりたちも自分たちの存在を隠さない方向で動き出したようですね。
で、次回はなんと
徹が夏野の元へ!?
あぁぁぁこれはヤバイ(><)
絶対夏野は抵抗できないでしょ。
次回はどうなるのか、めちゃ気になる!!
ただ、今回ちょっと話を走り過ぎて、場面転換がものすごく説明不足に感じるシーンが多々あったような・・・。
律子が無事だった件もそうだし、恵が入って来るかもという緊張感の中、めちゃ冷静にあっさり電気復旧させる室井もどうよだったし(^^;)
もう少しそういう部分もなんとか気持ちが途切れないように見せてもらいたいなぁ。
お話は今回である程度起き上がりの実体も見えて来たし、面白くなってきたので、そういうのは手を抜かないでもらいたい。
次回は夏野と徹の動きに注目ですね~♪
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第1話~