2011年夏期のドラマも、レビュー作品が終了しましたので、恒例の総括をば。
今期は小粒だったかなぁ。
堅いと思われる作品はそのまんまの印象だった感じ。
以外だったのは、やはり関心度が放送が進むに連れて大きくなっていった「それでも、生きてゆく」
私的にもこの作品が今期はNO.1だったなぁ。
深夜放送のドラマはアニメ優先のため全部スルーしちゃったので、残念ながら「桜蘭ホスト部」は途中でリタイア。
「荒川」はどこかでまとめてみてみたいなぁ。
面白そうだったんだもん。
で、深夜枠で一番評価が高かったのは間違いなく「勇者ヨシヒコ」でしょうね!!
こちらも私は視聴してないんですが、低予算の割に・・・という話を聞いたので、興味はあったんですが・・・。
なので、今期はちょっと私的には物足らないという感じだったかなぁ。
昨期がよすぎたってのもあるんでしょうけど(^^;)
「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011」(7.09%)
「華和家の四姉妹」(11.51%)
「全開ガール」(12.32%)
「絶対零度~未解決事件特命捜査」(13.13%)
「チームバチスタ」(12・85%)
「ブルドクター」(13.16%)
「それでも、生きてゆく」(9.25%)
「美男(イケメン)ですね」(9.95%)
「ドン★キホーテ」(10.92%)
平均視聴率の数字的には、今期の1位が「ブルドクター」なんだ。
これはちょっと驚きの数字。
対してイチオシの「それ生き」(9.25%)って・・・あれで10%行ってないのが不思議なんですが(><)
まぁ、視聴してた人の関心度は間違いなく「それ生き」だったんだろうから、数字はあくまで数字なんでしょうが。
◆「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011」
リメイクは・・・個人的には元々好きじゃなくて、特に1期とかがあたってると、どうしても比べてしまうのでね(^^;)
それの典型的パターンだったんじゃないかなぁ。
1話こそなんとか10.1%を取れたけど、残りはすべて一桁の視聴率。
核になる人物が不在だったのも痛かったなぁ。
正直、前田あっちゃんに興味はないんだけど、彼女の人気ってのがどんなものなのかってのがすごく分かりにくいんだよなぁ。
前の「Q10」の時もお話は私は好きだったけど、数字的には全然だったし・・・。
アイドルやってるあっちゃんがみんな好きなの??
脚本が前回と同じような流れで、廃校寸前って桜咲学園の設定に「?」だったし、最後はあれで廃校を免れたって流れもね・・・。
いやぁ、何せラスト18分の衝撃が、まったくなかったことに衝撃だったよ(わはは)
リメイクはもうええです(><)
◆「華和家の四姉妹」
「花君」に比べて、まだマシだけど・・・コレと言って共感できるものでもなかったかなぁ。
ながら視聴できちゃうような内容で、悪くはないけど、特筆すべき作品でもなかった感じ。
若干やりすぎ感も気になったし・・・。
まぁ、これぞいつもの日曜劇場って感じですかね。
普通の作品。
◆「全開ガール」
久しぶりに月9らしい・・・といえる作品になったんじゃないかなぁ。
後半は多少イライラさせられましたが、それでも終わってみれば、みんな収まるべきところに収まりましたしね(^^)
最初はムカツク存在だった若葉も、慣れてくるとかわいく見えるマジック!!
何せ草太が優しくていい人だったもんなぁ♪
割と毎週楽しんでみてたかも。
新堂をもう少し恋愛に絡めてもよかったんじゃないかなぁと思ったりしましたが、大道の作品だったと思う。
桜川・薬師丸さんが何せめちゃかっこよかった!!
◆「絶対零度~未解決事件特命捜査」
1期に比べて個人的にはめちゃ楽しませてもらった作品です。
緊張感が半端なかった!!
まぁ、若干強引な事件解決はありましたが、それでも最初からSPで大きな事件の前振りを見せて、本番でその事件をずっと背後ににおわせながら最後まで引っ張ってってくれたやり方は面白かった。
最後は泉の成長が急激すぎたのが勿体無かったんだけどなぁ・・・。
あれをもう少しじわりじわりを見せてくれたら文句なかったんだけどね。
でも、これは続編もまた作れそうな感じだったし、あってもいいかなぁとか。
◆「チームバチスタ3~アリアドネの弾丸~」
2期の印象があんまりだったので、今回は一転二転する事件の内容が面白かったし、なかなか推理ものとしても楽しませてもらった♪
ただ、犯人の登場がいかにも・・・だったのと、動機がちょっとなって感じだった。
それでも、全体的にしっかり最後まで見せ場を作って引っ張ってってくれたので、今回は安定して面白かったと思う。
◆「ブルドクター」
設定はすごく面白くて、何せ珠実と釜津田のコンビはよかったんだ。
ただね・・・事件そのものがいい回としょぼい回とあったり、一番気になったのは、何を描きたいのか散漫だった脚本。
あれもこれもと詰め込みすぎて、気持ちが途切れ途切れになっちゃって、何も印象に残らなかったり・・・。
がっかりしたエピソードも多々。
そこだけが勿体無かったなぁ。
続編作るんのなら、ある程度テーマを絞って、見せてもらいたいと思う。
◆「それでも、生きてゆく」
これは本当色々考えさせられた。
テーマは暗いじゃないですか。
「犯罪者家族と、被害者家族」
狂わされた人生の再出発を描いてくれたわけですが・・・。
実際はこんな風にお互いの家族が接触することなんてないんでしょうけど、でも、関係者だからこそ理解できる部分は多いと思う。
また加害者の文哉が人間として、壊れていただけに救いがなかったのもなぁ・・・。
何せ罪悪感というものが欠片もないんだもん。
こういうのは一番タチが悪い。
それは最終回で救いがありましたが、最終回前の回では、本当どうなるのかと、ハラハラさせられましたもんね。
問題提示もうまかったし、それに対して、出演者の方の熱演が本当に光った今作でした。
泣いたなぁ。
そして、改めて大竹さんの演技力のすさまじさを感じさせられた。
脚本のすばらしさ、そして、何よりこれが芝居なんだと。
役者さんにとってもやりがいのある役だっただろうと思わされるすばらしい作品になったと思う。
◆「美男(イケメン)ですね」
私的には、ずっと「花男」イメージの作品だったわ(^^;)
出演者はみんな確かにイケメンだったし、目の保養ではありました。
お話もそこそこ面白かったし。
ただ、それなだけに、後半の引き伸ばしが勿体無かったなぁ。
いっそ1話削ってでもすっきり終わらせた方が潔かった気もします。
でも、これは逆にオリジナルが見たくなったね。
◆「ドン★キホーテ」
最初がすごくよかったんで、期待した作品だったんだけどなぁ。
いや、決して悪くないんですけど、思ってた結末と違うというか、曖昧すぎるというか・・・。
まぁ、お互いが入れ替わることで学んだことや、結果はすごくいいものだったし、熱く楽しませてもらいましたけどね。
地味なキャストでしたけど、作品的にはよく出来てたけど・・・。
何かもう一ひねり欲しかったなっていうのが残ってしまいました(^^;)
★作品賞
これはもう「それでも、生きてゆく」で。
こんなテーマをまず描こうと思ったその英断に拍手!!
とても表面上は静かなんだけど、内に秘めた作品のパワーに圧倒させられました。
★主演男優賞
「ドン★キホーテ」松田翔太さん
いやぁ、今までにない役柄で、2面性をとても面白く、そして大胆に演じてくれたなぁという印象です。
★助演男優賞
「絶対零度~未解決事件特命捜査」桐谷健太さん
主役?位の勢いで最初は見せてくれた素晴らしい活躍でございました。
役柄ぴったりでしたもんね。
★主演女優賞
この方という特出ナシです。
みなさんそこそこ・・・な印象。
★助演女優賞
「それでも、生きてゆく」大竹しのぶさん
これはもう言うまでもないでしょう。
やっぱすごい女優さんですよ。
改めてこの作品でそう感じさせられました。
★主題歌賞
「それでも、生きてゆく」小田和正さん「東京の空」
小田さんの歌声が本当に作品と合ってて、癒されました。
アリアドネも結構好きではありましたけどね。
こんな感想ですかね。
来期もまたいいドラマと出会えることに期待!!
意外性なものが見たいかなぁ。
←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
2011年 冬ドラマ 総評
2011年 春ドラマ 総評
6919 HIT/2/43
楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします。
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/fc259c4b655d8605a37858a41d830f7d/ac