出世か、保身か-------------。
千早からの突然の電話。
動揺を隠せない芹菜。
なんでも今度の休みに新山夫妻と4人でゴルフに行かないかという誘いだったのだ!!
新山の目的はひばり証券の身売り。
どうやらそれを新山が勧めることで、次の社長へという話が出来ているそう。
でも、それを知っているという事で、武文の今の立場を理解した藤元。
脅されているのだろう?
そう問われて、言い返せない武文。
家に戻ると、ゴルフの誘いの電話があったと聞かされ、芹菜も巻き込んでのやり方に戸惑う武文。
フミ君のために頑張るという芹菜は十島にゴルフを教えてもらうことに。
だが、そんな能天気な芹菜が心配で、そのくせ苛立ちを隠せない陣内。
思わず十島に武文の浮気現場の写真を見せてしまったのだ!!
だが、十島はそれを絶対に芹菜には見せない方がいいという。
思いつめて自殺しかねないから。
さて、そこへやってきた探偵依頼のお話。
今度の相手は武文の友人の福寿の母!!
なんでも最近悪い女と付き合ってるとかで、調べてほしいと言ってきたのだ。
だが、それは前回の一件で課長の紹介で、山田こと芹菜をご指名♪
会社へ行って、正式にゴルフのお断りを告げる武文。
自分に近づいたのはこのせいか。
「妻を巻き込まないでください」
だが千早は自分も戸惑ってると言い出す。
それでも、もう武文は信じられなくなっているよう。
そして次の休日。
依頼を受けた芹菜は陣内と共に福寿のデートの尾行へ!!
芹菜、ピンクのパーカーは目立ちすぎでしょ(><)
一方、武文は藤元に呼び出され、新山の誘いに乗れと指示。
一歩間違えば身売りの片棒を担がされることになる。
そんなのは出来ないと断る武文ですが、藤元は言う。
「君は私には逆らえないはずだよ。
2年前のあのこと、私は決して忘れないよ」
って、このふたりの間に何があったんだ?
藤元も笑顔で武文を脅してるもんなぁ。
間で板ばさみの武文はこれは苦しいだろうに。
だが、そこまで藤元に言われて引き返せなくなった武文はその場で新山へ電話。
大喜びの藤元と新山側。
利用される武文は落ち込むばかり。
さて、福寿たちのデートを追った芹菜と陣内。
なんだかめちゃめちゃ楽しそうなふたりに、いつしか自分達も楽しんでる?
どうやら福寿たちは今回が3回目のデートらしい。
芹菜も3回目のデートで運命が変わったそうで。
一緒にいるだけでしあわせ~♪なオーラ全開の福寿たちにじれる陣内。
橋の両サイドでふたりを監視する芹菜たち。
だが、おなかすいたと漏らす陣内に、なんと芹菜が武文の為に作った弁当を持ってきてくれたのだ!!
そのお弁当は愛情たっぷりのハートマークが飛び散るような愛妻弁当。
でも・・・「うまい」
あらら。
すっかり陣内ってば胃袋から落ちちゃったようで(^^)
キレイな夕日を一緒に見て、それが目に染みたか。
陣内はこんな上手い弁当を食べてくれない武文に嫉妬したよう。
ようやく動き出したふたり。
でも、結局福寿たちはそのまま何をするわけでもなくその日は家に戻ったよう。
だが、相手の由香の家にお客さんが。
しかも子供までいるし、旦那とは別れていないよう。
福寿は7歳年上の女に騙されている。
そう思った母親はすぐに彼女を別れさせようとするのだが・・・芹菜はどうも引っかかるよう。
一方、武文が相手方の会社・マリアブラザーズの者と落ち合うことになったホテルへ向かうと・・・。
そこにいたのは、なんと梶木!!
そうか、彼はすでに会社を裏切るつもりで動いていたのか。
そして、株主の名前を聞かされ、これで武文も立派な片棒を担がされた結果に。
苛立ちを隠せない武文はついに酒に手を出してしまう。
ベロベロに酔って戻って来た武文を心配した芹菜は、水を渡すのだが、そのコップを落としてしまう武文。
自分がやるからと手を出してきた芹菜を、思わず「放っておいてくれ」と振り払ってしまう武文。
だがその時、運悪く芹菜は棚の角に額をぶつけてしまったのだ!!
流石に武文も悪いと思って気遣うも・・・大丈夫だからと怪我を隠し、片づけを始める芹菜。
でも、流石に手のひらについた血を見て・・・落胆が隠せない芹菜。
あぁ。
弾みとは言え、DVまがいなことになっちゃって・・・。
これは武文も芹菜も被害者だわ。
次の日、芹菜の額に張られた血のにじむ絆創膏を見て驚きを隠せない陣内と十島。
思わず旦那がやったのかと問い詰めてしまう陣内。
芹菜は必死に庇い、なんでもないことのように振舞うけど、陣内はますます怒りを隠せない。
思わず不倫の話をしてしまいそうになるけど、それは十島が止めてくれたよう。
浮気にDV。
最低男。
だが、これは夫婦の問題。
「お前は部外者だ」と言い切る十島。
芹菜が事実を知りたいと思うまでは話すなとクギを刺すのだった・・・。
一方、千早は朝早く武文を呼び出し、今度の事が成功したら、新山は武文に最高のポストを用意するといっているというのだ。
武文が出世するのは嬉しいという千早。
おまけに、離婚まで応じてくれるんだとか。
だから「一緒にやり直さない?」そう武文を誘う千早。
・・・うわぁ、これも最低だ。
普通もうそんな言葉信じられないでしょ?
だから武文も今は新山の言葉に従うだけだと言って退室していくのだった・・・。
でも、掃除担当を受け持ったことでついに新山が常務で、千早の旦那だと知った芹菜。
そして、藤元もまた株主たちの名前が書かれた一覧を受け取り、今度の事が上手くいったら、最高のポストを用意すると言い出す。
その言葉に疲れてしまった武文。
「もう、うんざりだよ、どいつもこいつも俺を利用して!!」
また酒を呑んで戻った家。
真っ暗な家では芹菜が眠っていた。
額には痛々しい絆創膏が貼られていた。
それに優しく触れる武文。
「芹菜、ごめん」
それに目を覚ます芹菜。
そこで、自分はもう出世は無理だという武文。
でも、芹菜は笑ってそれを受け入れてくれたのだ。
「出世なんかしなくていいよ、そばにいてくれたらそれだけでOKだよ」
あぁ。
こりゃまた落ちたな(^^)
今一番武文がほしい言葉だっただろう。
一方、どうやら福寿たちは別れの危機に陥っているよう。
その話を聞いた武文は福寿とふたりで陣内の探偵事務所へやってきたのだ!!
そこへ居合わせていた芹菜は咄嗟に机の下に隠れて様子を伺うことに。
プライバシーの侵害だというクレーム。
でも、どうやら福寿は子供がいることも離婚調停中なのも知っていたよう。
それを親には黙っていただけ。
それでも彼女が好きだという福寿。
それならいつかみんな分かってくれるかもしれない。
応援するという武文。
だが、帰ろうとする武文に陣内は問う。
うわべだけの夫婦をたくさん見てきた自分。
結婚っていいものか?
「結婚って、毎日毎日、いつも相手を好きだと思うことじゃない。
でも、ふとした瞬間にそばにいてくれてよかったなって思う。
それが夫婦なんじゃないか」
その言葉に思わず動揺してしまう芹菜。
イタって言葉を誤魔化してくれた陣内、いい奴だ。
福寿に自分の体験を告白した武文。
3回目のデートで早起きして作ってきてくれたお弁当が美味しかったこと。
そのせいで車の中で無防備に寝てしまったこと。
その寝顔を見ていたらこのひとと一緒になろうと思ったというのだ。
そして夕日の下、キスを交わしたふたり。
それが芹菜と武文の馴れ初めだったようで。
芹菜が帰り、十島に武文が来たことを報告する陣内。
調子のいいことばかりで何故あんな奴がいいのかと怒りは収まらないよう。
でも、そんな陣内の気持ちを理解していた十島。
あら、陣内ってばちゃっかり山頂で撮った芹菜との写真、買ってたのね(^^;)
知らねぇよって必死に言い訳してる姿、ちょっと哀れ。
だって、これこそ不毛な恋。
芹菜が愛してるのは武文なのだから・・・。
浮気の決定的証拠であるあの千早とのキスの写真も早く処分しろと言い出す十島。
それは十島に処分を願い出るのだが・・・。
その写真を、差し入れを持って戻って来た芹菜が見てしまったのだ!!
飛び出す芹菜を追った陣内。
それでも家に戻るという芹菜に、思わずバカかと言ってしまう陣内。
「お前のフミくんは、最低の不倫男じゃねぇのか」
「そんなの分かってる」
「なんでそんな奴のところ帰るんだよ!!」
振り返った芹菜は涙を流していた。
「だって好きなんだもん。
それでも好きなんだもん。
どんなに辛くても、傍にいたいんだもん!!」
ついに知ってしまったか・・・。
まぁあれだけ情熱的なキスの写真じゃぁなぁ。
でも、武文には言い出さなさそうだしなぁ・・・。
芹菜はひとりで抱え込みそうな気がするけど・・・。
会社の事もあるし、これからますます武文の立場も悪くなるだろうし、次回は大きな山になりそうですね。
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