両生体肺移植-------突きつけられたドナーの決断。
町田を救うには、両肺の移植が必要なため、ドナーは二人。
息子が二人候補にはなるだろう。
だが、仮に手術が成功しても、合併症を起こしたりして2割が失敗する。
死亡率も5年で50%
それに肺移植はもっとも難しい手術だという。
それにこれから一生、町田は子供にリスクを負わせることになるのだ。
この治療法を話すことが本当に正しいのか?
迷いが生じる医者たち。
だが、再生医療によって、臓器が作られることになれば、今回のような葛藤はなくなるという古牧。
「未来の移植は、つまり命を作ること」
だが、命を救うために人の身体を操作してもいいのか?
大きな問題。
だがよくない事が起こる。
朋子のせいで、
町田がここに入院し、合併症で、危険な状態だということがマスコミに流れてしまったのだ!!
こうなると、息子たちの選択は、すべて白日の元にさらされてしまう。
それは相当なプレッシャーになるだろう。
果たしてこの移植の可能性を告げることが、患者と家族の希望となるのか?
だが、卓巳は自分が家族に告げるという。
主治医だから。
「医者に出来ることを探してみます」
そして、話に応じない真一にしびれを切らした恵介は卓巳と一緒に真一の家を訪ねることに。
移植しなければ父は死ぬ。
だが、移植しても半分は助からない。
そんなリスクを負わせることになるのだ。
真一は移植しないという選択もあるのだろうと、町田とはすでに縁が切れているから提供はしないと言い出したのだ!!
兄を説得してほしいという真一に、ドナーを強要することが出来ないと答える卓巳。
医者はあくまで中立の立場。
ドナーになることを告げることがいいことなのかわからないと迷う卓巳。
そんな卓巳に歩美は言う。
「お前は町医者だろ?
町医者にしかできないことがあるだろ」
まっすぐな彼女の言葉に救われる卓巳。
だが、真一はなぜ町田の息子でも親でもないといったのか?
それを真一に尋ねる卓巳。
町田は完璧な人間。
24時間「町田恭一郎」なのだ。
だから子供の頃から一緒にいると息苦しくなったという真一。
父は完全無欠のロボット。
一緒にいて自己嫌悪に陥るというのだ。
だが、初めて違う一面を見たのではないのか。
真一が何とかしたいと思う気持ちが見え隠れしていた事を見抜いていた卓巳。
「死にたくない、私はまだ生きたい」
そういっていた父の取り乱した姿を見た真一は、彼が一人の人間だと感じたというのだ。
でも、ドナーになることは出来ない。
彼には幼い子供と、奥さんを守らなければならないのだから。
もし今後、息子に何かあって肺を提供する状況になっても、それをあげることは出来なくなるのだ。
では、卓巳が同じ立場ならどうするか?
「分かりません。
人生の大事な決断です」
人生経験は真一の方が長いのだから、自分のような若輩者にゆだねてはだめだという卓巳。
医者はどちら側にも立たない。
でも、迷っているのならいくらでも話を聞くという卓巳。
「私たちはあなたの選択を支持します」
そして決断の日。
やってきた真一と恵介にドナー提供の確認をする卓巳。
恵介はもちろん自分の肺を提供するという。
では真一は・・・?
「子供を持つ父親になったとき、親父みたいな父親にだけはならないと決めた。
完璧な人間なんかじゃなくていい。
欠点だらけでいいから、笑ったり、泣いたり、怒ったり。
子供と向き合いたい。
そういう父親になりたいと思った。
翔太のためにもドナーにはなれない。
---------そう思っていた。
でも、ドナーにならなかったら。
父親を見捨てたら俺は、いつかきっと後悔する。
波多野先生と話していて、5年先、10年先、今の決断が間違っていないとそう思える選択をしたい。
翔太に恥ずかしくない父親でいたい。
息子に誇れる父親でいたい。
俺の肺を、町田 恭一郎に移植してください」
そう頭を下げた真一。
その決断を尊重する卓巳たち。
だが、上はかなりもめているよう。
倫理委員会はこの手術を認めるか否か。
患者を実験台にしてはならない。
そこで生体肺移植を認めないと決定する院長。
鳴瀬は確かに前回の失敗を取り戻そうと焦っているかもしれないということは認める。
「私はリスクがあるからといって患者を見捨てることはできません。
ご本人も家族も治療を強く望んでいるのに。
医療の限界。
先端の医療に携われば、常にそれを思い知ります。
しかし…。
患者の。
そして、家族の希望になれるのは、われわれ医者だけです。
患者の生きたいという気持ちに応えるには、肺移植しかありません。
院長。
生体肺移植は、今できる医者の唯一の道です。
認めていただけないでしょうか?
必ず成功させてみせます」
そういって深々と頭を下げた鳴瀬。
健の病。
「すべての答えは、私の体の中にあるのではないですか?」
そう鳴瀬に問うた卓巳。
そして、「彼はあなたと私の秘密を知っていると」いい、健の主治医になることを告げた卓巳。
あの日、5歳の男の子の命がかかっている。
迷っていてはミスをすることになる。
そう波多野に説得される鳴瀬。
「ケ・セラ・セラ」の鼻歌を歌いながら手術室に入った彼。
そこには波多野と、男の子が二人-----------。
それが卓巳と健か。
母が死ぬ時に言っていた。
親父を責めないでやってくれといわれた。
父の味方でいてやってと。
だが、それが出来るか自信がないという卓巳。
「俺がこの世に生まれた訳を教えてほしい」
一方、高木を医者に戻してくれた大森は、調度高木が日本に戻る前、食道がんが見つかり、10の病院でさじを投げられたという。
それを聞き、自分が手術をすると言った高木。
そして・・・。
雪代が探していたのは・・・大森だったのか!!
「やっと会えたわ。
私の母を殺した男に-----!!」
調度命を救われた高木に会いに来ていた大森。
彼を見て、ついに本物の復讐相手を見つけたと詰め寄る雪代。
あの時同乗していたのは大森だったのね。
そして、古牧の研究は大詰め。
もうすぐ聡史が造れる。
だが、妻はようやく夫のしていることを止めなければならないことに気づいたよう。
聡史は一人しかいないのだ!!
いくら同じDNAを持っていたとしても、それはあの聡史ではないのだから-----!!
副島は・・・古牧の研究の成果を売るつもりでデーターを盗んだよう。
取引材料か。
そして、朋子はどうやら父の裁判を傍聴していた歩美を背後で見ていたよう。
事件の前日。
歩美の父はは同僚に、歩美が狙われているという話をしていたというのだ。
だが、それを調べようとした所、圧力がかかり、取材をやめさせられたというのだ。
そこで真実を探るためにも、歩美に接していれば、父の方から出てくると考えたよう。
果たして、江ノ島の近くで父と会ったという朋子。
そして・・・卓巳は健を転院させたよう。
主治医となり、彼の治療をするという話を鳴瀬に聞かせるのだが・・・。
なにやら顔色を悪くさせた鳴瀬。
だが、ようやく彼の願いが通ったか、生体肺移植が認められたのだ。
センターが責任を持ってオペを行うという条件付きで。
だがその時、歩美が焦って二人の元へ駆けつけ、町田に移植が出来ないと言ってきたのだ。
息子たちの身体を傷つけたくないからと。
「移植を望まないと言っている」
ここにきて、町田は死を受け入れる覚悟をしたというのだ!!
大きなため息をつく鳴瀬。
「人の命を救うことは本当に難しい。
医療の限界を前に、医者はどう使命を果たすか?
あなたたち6人が、なぜこのセンターに集められたのか?
ここでその真価-----------」
そう言ったその時、突然目を見開いたまま後ろに倒れてしまった鳴瀬。
突然の出来事に、呆然とするしか出来なかった卓巳と歩美。
あらら。
この倒れ方は怖いわ。
今度は鳴瀬が患者に?
で、これでだいぶ医者たちのつながりも見えてきたわけですが・・・。
雪代はどうするのか。
いまさらだけどさ。
そして古牧は本当に聡史を造りだすのか。
副島は研究を売って・・・やっぱ金?
歩美の父の話も次回は何か動きがありそうだし。
健と、鳴瀬と、卓巳の関係。
そして斉藤夫婦。
すべて終わるの?
町田の手術も含め、次回は相当ぎゅぎゅっと詰まった内容になりそうですね。
◆キャスト
波多野卓巳: 相葉雅紀
橘歩美: 多部未華子
高木淳二: 田辺誠一
荻原雪代: 小池栄子
副島雅臣: 北村有起哉
時田真希: 桜庭ななみ
波多野邦夫: 平田満
鳴瀬哲司: 高嶋政宏
古牧利明: 小日向文
ゲスト
町田恭一郎:中原丈雄
町田恵介:石田卓也
町田真一:要潤
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