|
カテゴリ:TVドラマ感想
暗号解読------------!!
鍵を盗んだ母。 って、それって犯罪やんと、視聴者は前回突っ込んだだろうなぁ(^^;) 許可もらってても勝手に鍵を持っていったり、娘は部屋の中を物色したりして、この親にしてこの子供って所か。 さぁて、乱歩にまつわる暗号の謎解き。 母娘対決の結果は---------!!? 鹿山から乱歩コレクションと、金庫の中身を買い取ろうとしている智恵子。 リミットは明日まで。 それまでに暗号文字を手にして、智恵子に交渉を持ちかけるしかない。 なのに・・・。 なんと、智恵子は優雅にビブリア古書堂で待っていたのだ!! 「お帰りなさい」 そして智恵子は金庫の中身が何か知っているかと栞子に問うてきたのだ。 草稿か? 否。 もっとすごいもの。 「乱歩の「押絵と旅する男」の第一稿よ」 それはありえないと否定する栞子。 それは関西への旅行中に書かれたという。 だが、乱歩はその原稿を持って名古屋で作家組合の会合に参加したという。 ところが自信のなさから原稿を渡せず、ホテルのトイレで破り捨てたというのだ。 だがそれはあくまで証言。 それを回収できる場所に捨てていたとしたら? 更に言うと、鹿山家にもともとあったものだったとしたらどうするか。 智恵子は鹿山の父の出身地はどこか聞いているかといってきたのだ。 それは、なんと乱歩が泊まったという大須ホテルがあった場所。 そして、鹿山の父はそのホテルの従業員だったのだ!! なんと!! 「ねえ? 金庫の中にあるものがホントに幻の第1稿だったら、どんなことをしてでも読んでみたいと思わない?」 目を輝かせてそう告げる智恵子。 そして、協力してあげてもいいと言い出したのだ。 一緒に暗号を解けば、乱歩のコレクションを山分けするというのだ!! ただし金庫の中身は譲らないという智恵子。 「お断りします」 そう断言する栞子。 栞子はただ鹿山からのプレゼントを慶子へ渡したいだけ。 立派な心がけだと笑う智恵子。 鍵は先を越されてしまったけれど・・・。 話を聞いていた志田が先を越された意味を問うと、ソファーに隠されていたという話をしてしまう栞子。 その話を聞き、ほくそ笑む智恵子。 「まだまだ詰めが甘いわね」 うわぁ、笑顔でこれは屈辱~(><) 翌日・・・直美からの電話を受けた栞子。 直美の家にいたのは・・・千恵子。 そして、鍵はもらったとその手に握っていたのだ!! そう、智恵子は鍵を持っていたフリをしていただけ。 ビブリアに来たのは、栞子から情報を得るためだったのだ!! これは確認しなかった栞子の落ち度。 ソファーの下に置かれていた少年探偵団の本の中、4冊だけ足りないものがあったのだ。 その4冊は希少価値の高い戦前発行の講談社版。 おそらく別の隠し場所があったのだ!! そしてそれは・・・なんとこの部屋の扉の内側!! 扉そのものに穴が開いており、そこに並べられていた4冊。 その扉はいつも開かれており、気づかない盲点というわけか。 そこに隠されていた鍵。 その鍵は鹿山家のものだという直美。 だが智恵子は、兄から金庫の件は全面的に任せられているので渡せないというのだ。 そして、鍵と一緒に入っていた二銭銅貨を見せてきた智恵子。 乱歩のデビュー作は「二銭銅貨」 物語の中に細工された銅貨が出てくるのだが・・・それを二枚に割ると中から暗号が出てくるというのだ。 だがその銅貨には仕掛けはない。 これはどういう意味なのか? 慶子にもわからないという。 だがその時。 コレクショングッズの中においてあった二銭銅貨を発見した栞子。 果たして・・・それが二つにスライドし、中から暗号が出てきたのだ!! そして智恵子を呼び、慶子に宛てた手紙で「君にしかわからない暗号文を残す」と書かれてあることを指摘。 この暗号文は慶子のもの。 だから慶子から提案があるというのだ。 明日の朝にはこの家を立ち退くことになっている慶子。 それまでの間だけ鍵を貸してほしいというもの。 中に入っているものは鹿山家の財産だから手に入らないことはわかっている。 だから、せめて金庫の中身を知りたい。 暗号が解けなければ、暗号文を渡すという栞子。 そして・・・どちらにせよ、金庫の中身は自分のものだと、その願いを受け入れた智恵子。 鍵を渡してもらった栞子。 「南無阿彌陀佛」と書かれた暗号文は点字記号に置き換えた文字。 だが、それでは解読できない箇所があったのだ!! 他に手がかりがないか、必死に志田も巻き込んで調べるも・・・何もわからないまま時間だけが過ぎていく。 その時、点字は昔から法則は一緒なのかと疑問を口にした大輔。 それはないという栞子だったが・・・どうやらそれ、大正12年と二銭銅貨に書かれていたから聞いたことらしい。 だがその話を聞いた志田は、大正にはもう造られていなかった銅貨だというのだ!! 大正12年。 それは「二銭銅貨」が雑誌に掲載された年。 その雑誌を調べてみると・・・なんと暗号文が違っていたのだ!! 乱歩は雑誌掲載時に点字表示を間違えていたのだ!! なるほどね。 「暗号が解けました」 『ヒショウエジマ』 何の言葉なのか? だが、ひとまず金庫を開けてみようと言う事で、鍵を慶子に開けてもらおうとするのだが・・・。 その時、何故か慶子はそれを邦代に渡したのだ。 邦代が姉の変わりに金庫のダイアルを回し、鍵を開け、文字を入力。 すると・・・ついに金庫の扉が開かれたのだ!! そこにおかれてあったのは・・・やはり原稿。 『挿絵と旅する女』 という、江戸川乱歩のタイトル違いの初稿があったのだ!! それは本当に存在したのか。 その原稿を抱きしめる慶子。 ひとまず別室でお茶が入るのをまってくれと言う邦代。 その時、江川蘭子という本を先日落としそうになったという話を志田に聞かせた大輔。 それにヤバイだろという志田。 どうやらこの本、美本なら100万はするというのだ!! えぇぇぇ(><) だがその時、栞子は気づく。 「私たちはだまされていたのかもしれません」 そして、慶子のいる居間へ行くのだが・・・そこには邦代の姿が見えなかったのだ。 そして大きな荷物を持って出て行こうとしていた邦代を見つけた栞子は叫ぶ。 「慶子さん!!」 そう。 二人は姉妹で入れ替わっていたのだ!! 本当の慶子は邦代。 江川蘭子の本を落としそうになった時、迷わず彼女は本棚の正しい位置に戻していた。 それは乱歩に詳しくなければ出来ない事。 「その原稿を持って旅に出るおつもりですか?」 乱歩と同じ旅へ・・・。 乱歩は探偵小説選集の中で、押絵と旅する男の題名は同じ題名のままだったと明記していた。 だからタイトル違いはありえない。 「これは偽物です」 そう。 鹿山は推理小説家を目指していた。 そしてタイトルの裏に書かれた「江島日生」という記載。 それが彼のPNだったのだろう。 「あの人は、人生最後のプレゼントとして、私のためだけに、この小説を書いてくれたんだわ」 他の誰にも見せたくなかった小説。 だからあんな厳重にしまっていたのか。 そして、もうひとつ。 「自分も乱歩の世界に入り込んでみたい」 そういっていた慶子の話を覚えていた鹿山は、慶子のために暗号解読をさせようとした。 この金庫を開けるという暗号解読のプロセスこそが、かけがえのない贈り物だったのだ!! 確かに実体験できる暗号解読は、推理小説ファンにはたまらないだろう。 ではPNの意味は? その時栞子は鹿山が一番好きだった作品「大金塊」の主人公の名前を問う。 「宮瀬不二夫」 「miyase hujio」 「ejima hisyou」 アナグラム!! ここまでこんな仕掛けがあったのか。 「ホントに、子供みたいな人・・・」 そういって涙を流す慶子。 小説を抱きしめ、涙を止めることは出来ないのだった・・・。 そして小説を持って旅に出た慶子。 そこへやってきた智恵子。 あれは乱歩の原稿ではなかったという栞子。 智恵子の予想は外れたと。 「挿絵と旅する女」は鹿山が恋人のために書いた小説。 だから慶子以外の人には価値のないものだと・・・。 「そうかしら? あなた、彼女の話を本気で信じてるの?」 あの金庫はずっと以前からあったもの。 だから、中には何か別の貴重なものが入っていたはず。 それはどこに? 「来城さんは全部の原稿をあなたに見せた? せいぜいほんの数枚だったんじゃない? もう分かったでしょ? 鹿山さんが父親から引き継いだ『押絵と旅する男』の第1稿は断片だった可能性がある。 おそらく彼は、その足りない部分を補う形で小説を書き上げたんだわ。 本物と偽物の物語の融合。 それこそが来城さんが望んでいた最高のプレゼントだったのよ」 なんと、まだその裏の秘密があったのか!! 栞子は素直に慶子の気持ちを受け取っただけ。 もちろん慶子自身も、すべてが偽りだったわけではないだろう。 でも、最後の最後で、栞子をだましていたわけだ。 だが、智恵子には慶子が原稿を持って逃げることは想定内の話。 すでに入れ替わりには気づいていたよう。 「彼女の足取りを追うことはさほど難しいことじゃないわ。 だったら、小説を読む時間ぐらいあげてもいいわよね」 笑顔でそう告げる智恵子。 勝者の余裕。 本当自分のほしいものに関しての執念も、推理も容赦ない人だ。 呆然とするしか出来ない栞子に智恵子は逆に問う。 「聞かないの? 10年間どこで何をしていたのか?」 別にという栞子に、本を探していたという智恵子。 一生をかけても見つけられないかもしれない貴重な古書を。 ほんのために子供たちを置いて旅に出るひどい母親。 だが、智恵子は言う。 「私は後悔してないわ。 あなたたちは大丈夫。 だって、私の子供なんだもん」 ◆続きはコメント欄にて ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪ 第10話 11495 HIT/1/10 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております <トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/6cbe606b0ca9e5ff2d35c349d08bb631/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[TVドラマ感想] カテゴリの最新記事
|