音楽日記　～ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言～

深まる秋にいろんな「枯葉」を（その４）


　有名どころになってしまいますが、ピアニストによる「枯葉（Autumn Leaves）」をもう1つお届けします。ビル・エヴァンス（Bill Evans）は1929年生まれ（1980年没）のモダン・ジャズを代表するピアノ奏者です。

エヴァンスが、マイルス・デイヴィスのグループでの活動（『カインド・オブ・ブルー』）を経て、独自にモードを展開した『ポートレイト・イン・ジャズ』は、『ワルツ・フォー・デビイ』と並んで彼の代表作とされていますが、今回の「枯葉」はこのアルバムに収録されたものです。


　


　ピアノ・トリオによる演奏ですが、何よりも早いテンポで展開されるエヴァンスのピアノの多彩かつ独自なアドリブが聴きどころです。この「枯葉」は、一般にはモード・ジャズの代表的演奏に数えられるわけですが、このソロがひたすら続くと聴いている方は疲れそうな気がするかもしれません。でも実際には、合間合間でのスコット・ラファロ（ベース）とポール・モチアン（ドラム）の働きがそうはさせないという点もよくできている理由の一つなのかもしれないと思ったりもします。

　他にも取り上げたい「枯葉」はあるのですが、また今後の楽しみにとっておいて、次回からは再び通常の更新に戻ろうと思います。




［収録アルバム］

Bill Evans Trio ／ Portrait In Jazz（1959年録音）





　
[枚数限定][限定盤]ポートレイト・イン・ジャズ+1/ビル・エヴァンス[CD]【返品種別A】





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