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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2016年02月08日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その3)


 第3回です。マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)が亡くなってもう30年以上経ちます。1984年、父に拳銃で撃たれて45歳足らずの生涯を閉じたソウル・シンガー…。と言っても、ピンと来る人が少なくなってきているのかもしれません。いやはや、時代の流れとともに、案外、『マトリックス』(第2作と第3作)に出演のノーラ・ゲイの父という方がわかりやすくなっていたりして…(苦笑)。

 さて、今回はそんなマーヴィン・ゲイの代表曲、「ホワッツ・ゴーイング・オン(What’s Going On)」です。彼のキャリアは一般に2つのピーク(それぞれ60年代と70年代)があったと言われますが、この第二黄金期のスタートとなったのが、1970年代初頭のこの曲でした。


 



 21世紀の今となっては何と言うことはないかもしれませんが、当時、黒人系中心の音楽の世界で、単発のシングルではなく、自らのプロデュースでコンセプトのあるアルバム、それもベトナム戦争などアメリカ社会が抱える問題を取り上げてアルバム制作をするなど、なかなか容易ならざる事態でした。実際、モータウンの社長はこの曲のリリースに反対で、下手をすると、今知られるような形で日の目を浴びなかったかもしれない状況だったと言われたりもするようです。

 曲の内容は、当時の反戦運動や自身の弟のベトナム出征に影響されたもので、“泣いている母”、“死んでいく兄弟”を歌い、“戦争は、愛が憎しみに打ち勝つための答えではないのだ”とストレートに声を上げています。まさしくタイトルの“ホワッツ・ゴーイング・オン”、“何が起こっているんだ(いったいどうなってしまっているんだ)”という、直球な詞です。

 さらにもう1本、1980年のモントルーでのライヴ映像もご覧ください。


 



 ベトナム戦争が終わっても、イラク戦争などに象徴されるように、結局は外に出ていって“世界の番人”として戦争を仕掛けていくアメリカ。彼の “どうなってしまっているのか”というアメリカへの問いかけは、21世紀になってもまだまだ現在進行形で続いていると言えそうです。



[収録アルバム]

Marvin Gaye / What’s Going On(1971年)




 
Marvin Gaye マービンゲイ / What's Going On 輸入盤 【CD】





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Last updated  2016年02月09日 05時04分54秒
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