テーマ:洋楽(3322)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
最大のソロヒット作
1980年代初頭に姿を現し、人気を博した女性バンド、ゴーゴーズ(The Go-Go’s)。そのヴォーカルを務め、解散後に出世頭となったのが、べリンダ・カーライル(Belinda Carlisle)であった。 1985年にゴーゴーズが解散した後、べリンダは翌86年にソロ第1作を発表する。アルバムも売れシングルヒットも飛ばす中、続く87年にはさらにセカンド作がリリースされる。それが本盤『ヘヴン・オン・アース(Heaven On Earth)』であった。 人気は衰えるどころかとどまることを知らず、先行シングルとして発売された1.「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」は全米1位のヒット、さらに、6.「アイ・ゲット・ウィーク」が同2位、2.「サークル・イン・ザ・サンド」も同7位といった具合で、都合3曲の全米トップ10ヒットを生み出した。 これら以外の楽曲もキャッチーでこの女性ヴォーカルの良さが存分に発揮されている。例えば、3.「アイ・フィール・フリー」は、シングルとしてはヒットこそしなかったが、個人的には結構お気に入り。さらに、5.「ワールド・ウィズアウト・ユー」は、米国のシングル化はなかったが、イギリス・アイルランドでシングル化されたナンバーで、私的には1.と並ぶ本盤きっての好ナンバー。 別記事にも書いたとおり、べリンダは決して特別に歌が上手いというわけではなく(もちろん下手だということはまったくないし、作品を重ねるごとに成長もしていったように思う)、、元々備わっていたこの声の魅力が、この時点のヒットの原動力だったように思う。随所に見られるハスキー・ヴォイス、所々で出てくる“太い”感じの節回しの部分。こういうのが相まって普通のありがちな女性ヴォーカルとは違う魅力につながり、ヒットを飛ばすことになったのではないだろうか。ともあれ、いつ聴いても心地よい女性ロック/ポップ・ヴォーカルで、30年後の今聴いても飽きることのない一枚だと思う。 [収録曲] 1. Heaven Is a Place on Earth 2. Circle in the Sand 3. I Feel Free 4. Should I Let You in? 5. World Without You 6. I Get Weak 7. We Can Change 8. Fool for Love 9. Nobody Owns Me 10. Love Never Dies 1987年リリース。 ![]() ヘヴン・オン・アース〜デラックス・エディション(CD+DVD) [ ベリンダ・カーライル ] ![]() [CD]BELINDA CARLISLE ベリンダ・カーライル/HEAVEN ON EARTH【輸入盤】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋ロック・ポップス] カテゴリの最新記事
|
|