音楽日記　～ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言～

6年前のあの日に更新したアルバムから2曲


　3・11、ちょうど6年前のその日の朝、いつもと変わらぬようにa-haのアルバム『遥かなる空と大地』の記事をアップしました。その日の午後に起きた出来事ゆえに、このアルバムが忘れ得ぬ（しかも重たい）作品となってしまったのは、3年前の記事にも書いたとおりです。

　音楽ブログなので、あくまで音楽の話をと思うわけですが、久々にa-haのこの作品を聴き、同アルバムから2曲ばかり取り上げてみます。まずは、過去を振り返る詞の内容と丸6年というイメージが何となく自分の中で重なってしまったということで、この曲から。「ベアリー・ハンギング・オン（Barely Hanging On）」です。


　


　続いては、アルバムの表題曲でもある「遥かなる空と大地（マイナー・アース・メジャー・スカイ）」です。以前取り上げた「サマー・ムーヴド・オン～果てしない夏」および「ヴェルヴェット」と並び、上記アルバムからシングルカットされています（このうち、目立ったチャート・アクションとしては、「サマー～」がノルウェーで1位、オーストリアとドイツでトップ10入りしました）。


　


　ちなみにこのビデオ映像はチェコで撮られたものだそうで、月面着陸への疑義を示すものとして言及されたりするらしいですね。人類が本当に月面に達していようが実はそうでなかったであろうがどちらでもいいのですが、こういう映像や見解を自由に出せる世の中というのは大事なように思います。けれども、ここ何日かの震災・原発関係の報道を見ていていると、日本は大丈夫だろうかと思ったりもします（特に某TV局なんかはひどいですね）。例えば、記憶を伝えるのは大切だとは思いますが、“忘れない”という決めゼリフでもって、“忘れたい人”もいることを許容しない風潮は何なのだろう、と考えさせられたりします。いろんな人たち、多様な価値観の存在を認めることになる“言論の自由”は消えないでほしい。A-haのこれらの曲をあらためて聴きながら、思わずそんなことを考えてみたりしました。


［収録アルバム］

A-ha ／ minor earth | major sky(遥かなる空と大地)（2000年）




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【輸入盤】 Minor Earth Major Sky [ A-HA ]​




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