テーマ:洋楽(3286)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
力強いロックを聴かせる好盤
1971年、スピリットを脱退したジェイ・ファーガソン(Jay Ferguson)とマーク・アンデス(Mark Andes)がロサンゼルスで結成したのが、ジョ・ジョ・ガン(Jo Jo Gunne)というバンドである。バンド名は、チャック・ベリーの曲名(Joe Joe Gunne)に由来する。メンバーは上記の2名に加え、マシュー・アンデスとカーリー・スミスという4人組である。そんな彼らが1972年に最初にリリースしたセルフ・タイトル作が、この『ジョ・ジョ・ガン(Jo Jo Gunne)』という盤である。 1970年代前半に4枚のアルバムを残したジョ・ジョ・ガンは、決して広く知られたバンドではない。4枚のアルバムのうち、全米100位圏内に入ったのは2枚だけで、そのうち本ファースト作は最高位となる57位だった。そのようなわけで、お世辞にも売れたバンドではなかったのだけれども、力強い正統派のブギー・ロック・サウンドをストレートに繰り広げる彼らの音楽は、実に心地よいものである。 1.「ラン・ラン・ラン」は、彼らの代表曲(というか、まともにヒットしたと言えそうなのはこの曲ぐらいしかなかったりする)。シングルとして全米27位、イギリス6位を記録し、ノリのよさと勢いでギターを聴かせるナンバーである。この曲のキャッチーさがアルバムの残りの楽曲にもあれば、本盤はさらに注目を浴びたのかもしれない。アルバム全体のトーンは、明るさやキャッチーさというよりも、ある種、真面目なひたむきさという感じが強い。いい楽曲、演奏がいくつも含まれていながら、あと一歩インパクトが足りないという評もなされかねない(その実、筆者的にはこっちの方が好きなのだけれど)。そんな中、特に聴いて欲しい曲としては、8.「テイク・イット・イージー」。5分近い尺の曲で、歌を聴かせんとする楽曲の間で、ギターソロが展開していく部分もじっくりと聴かせようという、曲調も雰囲気も曲展開もなかなかよくできたナンバーだったりする。 [収録曲] 1. Run Run Run 2. Shake that Fat 3. Babylon 4. I Make Love 5. Barstow Blue Eyes 6. 99 Days 7. Academy Award 8. Take it Easy 9. Flying Home 1972年リリース。 ジョ・ジョ・ガン [ ジョ・ジョ・ガン ] Jo Jo Gunne / Jo Jo Gunne 【SHM-CD】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月19日 22時29分01秒
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