テーマ:洋楽(3286)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
完成度の高い好盤
マイケル・シェンカー(Michael Schenker)は、1955年、西ドイツ出身のギタリスト。彼は、1973~78年にUFOのメンバーとして、このバンドの成功に貢献した。そして、UFOを脱退した後は、自身のグループを形成して作品を発表していった。白と黒に塗り分けられたフライングV(ギブソン社のギター)を愛用していたことでも知られる。 さて、UFOを後にした彼が1979年から活動の場としたのがマイケル・シェンカー・グループ(Michael Schenker Group,略称M.S.G.)である。その第一作となったのが、原題ではセルフタイトルの本盤『神(帰ってきたフライングアロウ)(The Michael Schenker Group)』である。収録された楽曲はいずれもシェンカー自身とヴォーカリストのゲイリー・バーデンによるもので、本作は1980年にリリースされて、イギリスのアルバム・チャートでは8位に達した。 本盤の聴きどころとなる曲を少し見ておきたい。シングルとしても発売された1.「アームド・アンド・レディ」は、軽快かつ重厚なナンバーで、ギターを中心とした厚みのあるサウンドとバーデンのヴォーカルが見事にマッチしている。2.「クライ・フォー・ザ・ネーションズ」もシングル化されたナンバーであるが、こちらの方はややシリアスな曲調。バーデンのヴォーカルの魅力が発揮されるとともに、シェンカーのギター・ソロも聴きごたえがある。 6.「イントゥ・ジ・アリーナ」は、本盤では2曲収められているインストルメンタル曲の1つ(もう1曲は小品の4.)で、シェンカーのギター・プレイを堪能できるナンバー。バラード曲の8.に続き、アルバム末尾の9.「ロスト・ホライズンズ」では、スケールの大きなギター・プレイが披露される。この9.は、本盤のというよりは、マイケル・シェンカーのキャリアを通しても、彼の真骨頂が発揮された名演と言えるような気がする。 [収録曲] 1. Armed and Ready 2. Cry for the Nations 3. Victim of Illusion 4. Bijou Pleasurette 5. Feels Like a Good Thing 6. Into the Arena 7. Looking Out from Nowhere 8. Tales of Mystery 9. Lost Horizons 1980年リリース。 【バーゲンセール】【中古】CD▼神 帰ってきたフライング・アロウ レンタル落ち 輸入盤 MICHAEL SCHENKER GROUP / MICHAEL SCHENKER GROUP [LP] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月23日 06時01分17秒
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