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カテゴリ:◇読-ドクカン-
ご注意: この日記には、上記の本の内容が一部記載されています。未読の方、ストーリー・結末などをお知りになりたくない方は、お読みにならないコトをお勧めします。 装甲騎兵ボトムズの世界観を使った物語。 特に謎があるワケではなく、ある星の内戦、それも局地戦を淡々と取り上げている。 単なるオリジナル戦記モノであるなら、いいのだが、ボトムズの看板を背負ってるのだ。 なのに、ボトムズのATが出てくるのが、唯一ボトムズ臭というレベル。 作者がアトガキでボヤいているように、ATを小説で動かすだけの技量がない。 主人公の英雄性を強調するために、敵の弾は外れ、どんな戦闘機動をしても主人公の弾は当たる、という嘘くさい戦闘。 デッドリーであるはずなのに、ポショポショとした雰囲気。 そのため、静的な戦闘もショボく感じる。 戦記モノとしてしまうなら、敵側も描けばいいのだが、ボトムズ=スコープ・ドッグに捕らわれているので、無理だろう。 AT以外にもボトムズ臭がしてくる物語でないと、ビジュアルで見られるガレージッキットの人気が出ても、小説の存続は厳しいだろう。 ・本作品面白度:△ ・次回作期待度:△ この本を片手に、桜の下で一升瓶ビールはいかがですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/04/05 03:17:34 PM
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