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2007/04/02
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カテゴリ:◇読-ドクカン-


装甲騎兵ボトムズ
コマンドフォークト~群狼邂逅~

HJ文庫
著者: 矢立肇 /高橋良輔
出版社: ホビージャパン
サイズ: 文庫
ページ数: 259p
発行年月: 2007年04月
ISBN:9784894255371
本体価格 619円 (税込 649 円)


ご注意:
この日記には、上記の本の内容が一部記載されています。未読の方、ストーリー・結末などをお知りになりたくない方は、お読みにならないコトをお勧めします。


装甲騎兵ボトムズの世界観を使った物語。

特に謎があるワケではなく、ある星の内戦、それも局地戦を淡々と取り上げている。
単なるオリジナル戦記モノであるなら、いいのだが、ボトムズの看板を背負ってるのだ。
なのに、ボトムズのATが出てくるのが、唯一ボトムズ臭というレベル。

作者がアトガキでボヤいているように、ATを小説で動かすだけの技量がない。
主人公の英雄性を強調するために、敵の弾は外れ、どんな戦闘機動をしても主人公の弾は当たる、という嘘くさい戦闘。
デッドリーであるはずなのに、ポショポショとした雰囲気。
そのため、静的な戦闘もショボく感じる。

戦記モノとしてしまうなら、敵側も描けばいいのだが、ボトムズ=スコープ・ドッグに捕らわれているので、無理だろう。

AT以外にもボトムズ臭がしてくる物語でないと、ビジュアルで見られるガレージッキットの人気が出ても、小説の存続は厳しいだろう。

・本作品面白度:△
・次回作期待度:△
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最終更新日  2007/04/05 03:17:34 PM
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