コストナーがV、鈴木が3位、村上5位、真央は6位 世界選手権
時事通信よりフィギュアスケートの世界選手権最終日は31日、当地で女子フリーが行われ、鈴木明子(邦和スポーツランド)が121.30点で合計180.68点として3位に入り、銅メダルを獲得した。27歳の鈴木は同選手権で初めて表彰台に立った。鈴木は終盤のジャンプでミスが出たが、演技全体をまとめ、ショートプログラム(SP)5位から順位を上げた。SP4位の浅田真央(中京大)はジャンプでミスを重ねて105.03点にとどまり、合計164.52点で6位。SP2位の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は112.74点と伸びず、合計175.41点で5位だった。成長信じ、つかんだ銅=まだ進化、遅咲き27歳少し悔しさも残る銅メダルだった。鈴木はフリーの終盤に3回転ルッツを失敗。一番の課題をクリアできなかった心残りを感じながら、表彰台に乗った。「最後の最後まで私らしい」。そう言って浮かべた表情は、晴れやかな苦笑いだった。最後まで、しんが強かった。現地入りしてからの公式練習も黙々と。調子に波があっても気にしなかった。「何百回とプログラムの練習をやってきた。自分がやりたいスケートを突き詰めてきたんだから」。積み重ねてきたものを信じた。昨年の世界選手権に出られず、その悔しさが出発点だった。「何かを変えなくてはいけなかった。がむしゃらに、前へ進もうと」。今季新たに取り組んだ連続3回転をSPで成功させた。今大会へ向け、妥協を排し、徹底的に仕上げてきた。2年ぶりの大舞台に懸けてきたから、完全燃焼できれば、今大会を競技生活の集大成にしてもいいと思っていた。うれしかった銅メダルと、心に引っかかる最後のミス。「どこからでも人間は成長できると信じてきたから、メダルがある。これからも進化できると信じたい」と言った。遅咲きの27歳は、努力の人。まだもう一段も二段もステップアップできる可能性がある。村上、心残りの5位SP2位の村上はジャンプのミスが響いて順位を下げた。終盤のダブルアクセルが2度も1回転半に。回転不足や踏み切り違反もあり、「足が震えた。滑り自体は良くなっており、ジャンプの確率が課題」と、足りないものを実感した。初出場の昨年は8位。今年は6位以内が目標で5位だったが、「フリーでもう少し良ければ表彰台に乗れたと思うので、心残りはある」。今季は序盤に靴が合わずに悩み、終盤は体調不良も。「人生で一番つらかったシーズン」を乗り越えた先のチャンスだっただけに、つかみたかった。長かった4分間=浅田、大技失敗で崩れる冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が抜けて1回転半になり、全てが崩れた。浅田のフリーはジャンプがまともに入らず、4分間は長かった。2年ぶりの制覇を目指した戦いは、失意の6位。「何をしていたのかなという感じ」。表情はうつろだった。現地入りしてから調子を落とした。大技は公式練習でもほとんど決まらず、SPでも回転不足。「調子が上がらず、気持ちが動揺してしまったかもしれない」と確かな自信はなかったが、世界選手権のために調整してきたから、外せなかった。こだわる気持ちは、佐藤信夫コーチも大切にしている。「日本での練習で調子が良かったので、取り上げるのはなかなか(難しい)。何とかしてやりたかった」と、浅田の意志を受け入れた。公式練習からまずまずだったフリップ-ループの連続3回転は、入れなかった。この連続ジャンプも大きな得点源になり得るが、トリプルアクセルを優先。大技への思いが強過ぎて失敗が尾を引き、連鎖的に演技が崩れた。「力を全然出し切れていない」と振り返ったが、こだわっている大技だけでなく、幅を広げたジャンプや高い表現力を、もう少し信じられればよかったかもしれない。浅田真央力を全然出し切れていない。何をしてきたのかな、という感じ。こっちに来てから調子が上がらず、気持ちが動揺してしまったかもしれない。なかなかうまくいかない。村上佳菜子(目標だった)6位以内に入れてうれしいけど、もうちょっとできた。フリーでもう少し良ければ表彰台に乗れたと思うので、心残りはある。鈴木明子メダルはうれしいの一言。最初は悔しさが強かったが、うれしさがこみ上げた。ミスはあったが、諦めず全力でやった。やってきたことを信じて、ぶれずにやってきてよかった。(関連当ブログ記事)チャンがV、高橋が2位、羽生が3位 世界選手権チャンSP首位、ブレジナが2位、高橋は3位 世界選手権レオノワがSP首位、村上2位、真央は4位 世界選手権 ワグナーがV、真央は2位、村上は5位 四大陸選手権 チャンがV、高橋は2位、無良は5位 四大陸選手権真央SP首位、村上が3位、今井は11位 四大陸選手権チャンSP首位、無良が2位、高橋は3位 四大陸選手権真央、高橋らを選出 世界フィギュア代表高橋がV、小塚2位、羽生が3位 全日本フィギュア村上がSP首位、真央2位、鈴木が3位 全日本フィギュア高橋がSP首位、小塚2位、羽生が4位 全日本フィギュア真央が3季ぶりGP制覇!GPは8勝目 ロシア杯真央がSP首位、レオノワが僅差で2位 ロシア杯高橋が2連覇達成、小塚が2位 NHK杯 鈴木がV、真央が2位 NHK杯高橋がSP首位、小塚が2位 NHK杯鈴木がSP首位、真央が3位 NHK杯真央、来季のフリーも「リスト/愛の夢」フィギュア・スケート ミュージック・セレクション 11-12ラ・カンパネラ:愛の夢 第3番 リスト名曲集夜のテレビ放送前に結果を知ってしまったので、中継は見なかった。真央ちゃんの凹んでる表情の写真の記事ばかり。(結果がそうなので仕方ないが)笑顔が見たいね。明けない夜はないから今は耐えるしかないのかなぁ・・。コストナーの台乗りは嬉しかったです。オメデトウ。(関連記事リンク)真央「何をしていたのかな」真央、ジャンプミス連発6位… 真央3回転半また失敗で6位「何をしていたのかなあ…」 6位真央、ジャンプ跳べない「今季は悔しい思いをしてばかり」佳菜子涙の5位佳菜子、ジャンプミス響き5位最年長27歳鈴木が初の銅「うれしいの一言」鈴木、27歳で日本人最年長メダル!