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2007年07月03日
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カテゴリ:政治問題
 長年日韓の文化交流に貢献してこられた韓国の宗教哲学者・池明観氏に日本政府から勲章が贈られたと、6月23日の朝日新聞が報道しています;


 「この勲章は、韓日の文化交流に努力してきた人たちを代表したものだと思います」

 韓日文化交流会議の韓国側委員長などを歴任した韓国の宗教哲学者、池明観(チミョングアン)さん(82)に日本の勲章が贈られ、ソウルで伝達式があった。

 つねに穏やかな笑みを絶やさない池さん。後年は日韓文化交流の懸け橋となったが、その半生は韓国の軍事政権との闘いそのものだった。

 70~80年代、日本で事実上の亡命生活を送りながら月刊誌「世界」に「T・K生」のペンネームで「韓国からの通信借」を連載。朴正熙(パクチョンヒ)、全斗煥(チョンドゥファン)政権を告発し続けた。「民主を求める声」の正体は明かされず、政権が懸命に筆者捜しを試みたが、突き止められずじまい。名乗り出たのは韓国に戻り、日韓交流を深める要職を務め終えた03年だった。

 韓国は今、87年6月の「民主化宣言」から20年を迎え回顧行事が相次ぐ。勲章はそんな中、T・K生として日本から民主化を叫び、韓国文化を日本に伝え、日本の思いを韓国に説いた半生に贈られた。

 「多くの方々のおかげで、ここまで来られました」

 権力にあらがい続けたあのころのT・K生は、勲章という「栄誉」を受けるとは夢にも思わなかっただろう。柔和な顔に、照れたような笑みが浮かんだ。                 (高槻息尚)


2007年6月23日 朝日新聞朝刊 13版 9ページ「特派員メモ-T・K生の笑み」から引用

 私が学生だった頃、韓国は軍人の独裁政権で国内は戒厳令で夜間外出や照明なども制限され、人々は極端に権利を制限された窮屈な生活をしておりました。そんな時代に「韓国通信」と銘打って岩波書店の月刊誌「世界」に韓国の民主化を呼びかける論文が毎月掲載されていました。おそらく当時の韓国大使館は血眼になって日本中「T・K生」を探し回ったのではないでしょうか。多分、日本の公安警察も協力したのではないかと思います。しかし、岩波書店は秘密を守り通し、「T・K生」の民主化闘争を支えました。ファシズム下のドイツやイタリアに起きたパルチザン闘争に比肩する立派な闘いだったと思います。







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最終更新日  2007年07月03日 19時35分57秒
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