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2008年04月02日
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カテゴリ:政治問題
 卒業式で行われる卒業証書授与が何故男子からなのかという疑問の声が3月23日の朝日新聞に掲載されている;


 一人娘が通っていた小学校の卒業式に出席した。大人びた顔、まだ幼い顔……。小学生の高学年らしく、ばらつきが大きい。多くの男子生徒の声変わりはまだだったが、ソプラノ調で息があった合唱は涙が出るほど美しかった。

 残念だったのは、卒業証書の手渡しがどのクラスも男子が先で、女子が後だったことだ。場違いなのを承知で行事が終わった後、校長に指摘すると、「それはあなた一人の意見でしょう」と怒声を含んだものだった。名簿を男女分け隔てなく「あいうえお順」にしたり、クラスごとに男女の先を入れ替えたりするなどの施策を検討するように求めたが、それも問題外のようだった。

 どうして男子が先かを尋ねると、「差別しているわけではない」「集団生活を教える」「今までの学校生活の基本を踏襲」と理由にならない答えばかり。「すべての名簿が男女別になっており、合同にするのは大変」とも言っていた。しかし、実際は背の低い順で男女別になされ、名簿順と一致していなかった。

 つまりは、男女順を問題視し、そこに手間をかける姿勢がないということだろう。「教育のモデル校」とされるその小学校で、先生方が懸命に教材や配布物を作る姿に感心してきただけに、その日の出来事が残念でならない。


2008年3月23日 朝日新聞朝刊 12版 8ページ「声-卒業証書授与 なぜ男が先か」から引用

 卒業式に参列した父母のささいな疑問に対して、校長の対応は残念である。個人的な意見であろうと、校長としては「昔からの慣例で男子からということにしているが、今後あなたのような意見が多くなるようなら、やり方を検討してみたい」とか答えて受け流せばよいものを、いきなり目くじら立てて「個人的な意見だ」「差別ではない」「名簿が」どうのこうのと言い出す態度からは、父母や教職員の声に耳を傾け、民主的に学校を運営していこうという姿勢がみじんも無く、職員会議とPTAをバッチリ押さえ込んで「お上」すなわち教育委員会と文部科学省の期待に応えていこうという魂胆が見え透いている。教育者の風上にも置けない。








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最終更新日  2008年04月02日 20時39分54秒
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