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テーマ:原発・放射能(193)
カテゴリ:社会問題
福島の悲惨な原発事故を経験してもなお、原発を再稼動しなければならない理由は「原発を止めると電力が不足する」というものであったが、いざ夏が過ぎて見ると、実は原発を全部止めても何の問題もなかったことが明らかになった。何故そうなったのか、8月29日の東京新聞は次のように解説している;
2012年8月29日 東京新聞朝刊 12版 1ページ「再稼動根拠 崩れる」から引用 この解説記事では、関西電力が夏場の電力需要を過大に見積もったからだと言っているが、そして、表向きはそうなのかも知れないが、実際のところは、電力が不足しないことが判っていても、関西電力は原発を稼動させなければならない事情があった。それは、経営上の問題である。もし、必要がないし危ないから原発を止めて、今後は稼動させる必要がないのだということになってしまえば、巨額の資本を投下して建設した原発が不良資産として計上することになり、それをやってしまうと関西電力は直ちに債務超過で倒産せざるを得ないからである。そんな、経営者の「自己責任」のための、国民の命と生活が危険に晒されるのでは、甚だ迷惑なことだ。ここはやはり、原発は止めて、だめな企業はさっさと倒産させることが、国民の健康で文化的な生活を保障する道である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月14日 19時30分35秒
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