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2015年09月17日
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テーマ:ニュース(99379)
カテゴリ:政治問題
 憲法違反の安保関連法案には多くの国民が反対の声を上げたが、政府と与党はこれらの声に一切耳を貸さず強行採決の暴挙にでたことは、わが国の憲政史上に大きな汚点を残したと言える。8月30日には主催者発表で12万人の人々が国会前に集結したと報道されたが、その集会に参加した一人の読者は3日の東京新聞に次のような投書を寄せている;


 通行規制のため、改札から地上に出るまでに30分かかった。電車から降りられず、次の駅まで行った。やっとのことで地上に出ても、そこは大群衆の中。身動きできずに、その場で抗議するしかなかった。

 全国各地から安保法案、安倍政治に反対する国民が結集した8月30日の国会包囲行動は、参加者も戸惑うような事態の連続ではありましたが、12万人(主催者発表)ともそれ以上ともいわれる巨大群衆は、熱気の中にも整然と抗議活動を行い、トラブルは起こしませんでした。不可抗力によるけが人も出なかったようです。

 他方、車椅子で参加した人、高齢者、赤ちゃんを抱っこした母親、幼児や小学生を連れた家族など、弱い人たちには周囲が温かい言葉をかけたり、かばうような気遣いを見せていました。鉄柵が危険を誘引していると判断した人が柵を乗り越えようとした時には「私たちは平和を訴えにきたのだからやめて」と叫ぶ声も聞こえました。

 そして結果的には、車道は開放され、圧迫感はやや緩和されて、安全へとつながりました。雨が降りだしても人口稠密(ちゅうみつ)なため、傘はさせず、多くの人が濡(ぬ)れながらスピーチを聞き、コールを続けました。

 解散後、大きな袋にごみを分別し始めた笑顔のおじさんたちは、まるでサンタクロースのよう。ごみが散乱することもありませんでした。

 こんな生命倫理観の強い国民、エコで思いやりのある国民が集まる場に警備は不要です。参加者の安全を守る警備以外は。


2015年9月3日 東京新聞朝刊 11版S 5ページ「ミラー -8・30デモに参加して」から引用

 この投書の文面からは、民主主義を標榜する国に暮らす市民としての冷静な思考が表現されており、反対意見には一切耳をふさぐ為政者のかたくなな姿勢からは、少なからず時代遅れの印象を受けます。しかも「存立危機事態」などというわけの分からないものを持ち出して、「具体的にどういう事態なのか」と聞かれても、法案の提案者である首相も防衛相もまともに返答ができない。ありもしない事態を念頭に法律を提案するというのは、まるで「ゴジラが太平洋から日本に上陸した場合を想定して法律を制定する」のと同じで、まったく馬鹿げている。その馬鹿げた作業の結果、為政者は「総合的な判断」と称して、いつでも自衛隊を海外派遣して武力行動を起こすことができる、そういう法律が出来上がる。立憲主義を無視し憲法を蔑ろにするような連中に政権を任せたことこそが「存立危機事態」であることに国民は気付くべきである。







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最終更新日  2015年09月18日 09時36分36秒
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