整顔･美顔の話～顔の歪みはどこからくる？～

しばらくぶりに仕事上での話です。

以前に「二十肩」なる言葉で

ブログ上でお話したことがありました。

しかし、当時は内容に対してのアクセスも

少なく関心の低さが伺えました。

それからずっと若い20歳前後から30歳までの方の

整顔施術を続けておりましたが、

やはり確実に

腕・肩がまっすぐ挙上出来ない人達

が来院されています。

当院では、先に検査をするわけですが、

ROM検査(関節可動域検査のこと)を

事前に行います。

肩の関節可動域の外転
(腕を真横から頭上に向けて挙げていく)

が、たったの９０度～１２０度

までしか上がらないのです。

２０歳前後の若い方でしたら、

１８０度すぐにスムーズに上げられるのが

常識的な見解です。

もちろん、怪我や障害のない状態が前提です。

角度計を使用していますので

アバウトではありません。

本当に上がらない。

しかも、

四十肩・五十肩と違い全く痛みがない。

だから当の本人は

えっ!あがらないんだと、初めて気づきます。

中には、正常なのってどのぐらいですか??

と逆に質問してきます。

確かに外転は出来なくても

屈曲(腕を前から挙上)はある程度

可動域があるので

髪を洗ったりする動作に

支障はないので日常生活では

全く不自由は感じていないのです。






これに対して私は、危機感を抱いてます。

これだけ肩が上らなれば

40代、50代になったとき

確実に四十肩・五十肩になる

可能性は高いからです。

この件について30代後半から50代の方に

何人も伺ってみました。

すると、えっ、

そうなの気づかなかった、知らなかった。

と逆に驚かれていました。

理由は、

普段から若い人に接する機会がない。

職場に若い世代、平成世代や

昭和の終わりの頃に生まれた世代が少ない。

などでした。

50代なら丁度平成世代の娘さんが

いるころですが??

今、大学生、高校生の就職難で

それど頃ではないのは判ります。

逆に、社会に出でいないので

大人の私たちも

気づかないのかもしれません。

でも、3～4年後はどうでしょうか?

疑問です。

何故、若い世代の人達は、

肩が上がらないのに気付かないのか?

平成という時代は既に23年経過しています。

平成なってからは、携帯電話、

パソコン、携帯ゲーム機

の普及は著しいのが記憶に上ります。

今のオフィスで、事務仕事でパソコンを

使わないところはないでしよう。

一番先の平成元年生まれであっても、

小学校に上がる頃には

生活の中にPC機器が十分入り込んでる状態です。

こういった生活環境の中では、

一日歩くのはわずかで、

全く身体(指、手は除く)を

使わないで生活をすることも

あるかもしれません。

大学生になると体育は1年生まで

後は運動を強制的にすることはなくなります。

都心部であれば、コンビやファーストフード

も多く、料理をしなくても食事は出来ます。

掃除、洗濯も機器がこなしてくれます。

学校と自宅を行き来するだけ。

授業でノートとったり、パソコンを使ったり

携帯電話での日常的にメールのやり取り。

肉体労働は入ることはありません。

最もスポーツや運動が好きな方は別ですし、

北海道なら家業が農業、酪農、漁業などで

家の手伝い、仕事に従事している方は

全く異なると思いますが。

でも何故本人も周囲も気付かないのか?

ある時患者さんの中で高校にお勤めの方から

現代(いま)の子、踵をつけたまましゃがめない

子が多いんですよね。

と言う話を聴きました。

足首が硬くてしゃがむと後ろに転んでしまうらしい。

確実に退化している様です。

もしかして、当院だから発見したんじゃないか?

と考えるようになりました。

今の平成世代は、

20代前半を含め10代、10代以下が大半です。

高校生までの10代であれば

回りも同じような人とも多いので、

比較的違和感もないでしょう。

それに受験で忙しいですし。

卒業後、進学すれば

時間的にゆとりも出来ますから、

関心は他方に向けることが出来ます。

そこで北海道、札幌ではほとんどない

当院の整顔コース

若い女性であれば気になる顔
(最も年齢は関係ありませんが)

来院者のほとんどが

20～30代の女性が占めています。

通常肩が上がらないならば

肩こりがひどくて

治療系のマッサージ、整骨、整体、カイロ

に行くと可能性はありますが、

単に肩が上がらないだけで

無症状であれは、

当然行く必要性がなくなります。

当院は、整顔は顔だけを矯正する

わけではありません。

背骨、骨盤、四肢など顔の歪みに

関係するところは矯正します。

その前提で全ての

関節の可動域検査を行っています。

この検査は治療系で行われている一般的なものです。

ですから

肩こり、腰痛がないので

通常の治療院にはかからないが

美容系の整顔を行っている当院でも

検査は同じなのでそこで発見となるわけです。

急に肩が上がらなくなったのでなく

もともと上がらないのが

発見されたということです。

潜在的には、もっといるということです。

では、今後平成世代はどうなるのか?

大きな懸念があります。

先ず、就職をして4～5年後

社会で仕事を始めてから不調を訴える人が

急増するかもしれません。

もっと先の20年後には、

平成世代が40代になる頃

一番働き盛りの人達が健康面が原因で

十分働けなかったりしたら

今現役の我々の世代が

まだまだ頑張り続けなければ

ならないかもしれません。

そう考えるとちょっと怖いですね。


m( _ _ )m　



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