カテゴリ:【如水・壺公慷慨】
★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂★ ☆ はとバスの1羽目が出発する(1949年)。 &so、 西宮市の山奥で幼児2人が誤って浄化槽へ落ちて亡くなり、監督不行き届きだとして保育士が殺人鬼扱いされる(1974年)。 ☆ 大陸の沖合の島々に牛喰らいのタンゴ好きが無断で上陸、ブチ切れた変態紳士が赤道を越えて殴り込みを起こす切っ掛けに(1982年=フォークランド紛争)。 ☆ 1997年- 東電OL殺人事件発生。 2008年- 土浦連続殺傷事件の最初の事件が起こる。 &so、2018年- キタシロサイ最後のオス、スーダンが死去し、絶滅が事実上確定。x【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年03月19日 】 ロシア人はなぜプーチンを支持するのか? 元商社マンが見たプーチン誕生後のロシア社会見聞録(下) =後節= =Wedge_Online 【古希バックパッカー海外放浪記】 2024年3月17日 高野凌( 古希バックパッカー) ゾルゲはロシア系ドイツ人。1933年~1941年までドイツの新聞社の東京特派員という身分を使ってソ連共産党の司令の下で諜報活動をした伝説のスパイである。最後は特高警察に逮捕され処刑された。 ゾルゲが日本にはソ連侵攻の意図はないという情報をスターリンに送った結果、ソ連はシベリア・極東の師団を対独戦線に送って勝利することができた。ちなみにソ連邦時代から現在に至るまで駐日大使が東京に着任すると東京多磨霊園にあるゾルゲの墓に墓参するのが習わしとなっているという。 日本人は自虐的歴史観の影響があるのか、政治家が愛国心を語るとネガティブに受け取ることが多いが、ロシア人にとり愛国心=祖国愛である。例えばプーチンは、モンゴル訪問時に真っ先にノモンハン事件で日本軍を駆逐したジューコフ将軍記念館(ウランバートル市の高台にある)を訪れている。ジューコフ将軍はロシア人2000万人(一説には2700万人)が犠牲になった独ソ戦を勝利に導いたソ連邦国家英雄である。プーチンは意識的にロシア人の愛国心を煽り自ら愛国者であると印象操作をしているのだ。 ノーメンクラツーラ(赤い貴族)が牛耳るロシア行政とプーチン政権 しばしばプーチン政権は、治安機関や警察などを掌握して、経済的にはオリガルヒと結びついているので、政権基盤が安定していると言われる。筆者はさらにノーメンクラツーラ(ソ連邦時代の行政機関の特権的エリート階級。赤い貴族とも呼ばれた)の末裔がソ連邦からロシアに変わっても実権を握りプーチン政権を支えていることも指摘したい。 2003年夏、債権回収のために接触を重ねていた某銀行頭取から大蔵省高官を紹介したいと提案があり頭取・高官と勤務先商社のモスクワ支店長と日本料理レストランの個室でランチをした。 当時債権回収交渉は行き詰まっていた。そんな中で大蔵省の実務担当者から紹介されたのが某銀行である。頭取は50歳前で若く風貌がクリントン大統領に似ておりロシア人には見えない。彼の経歴を調べても金融関係の経験はない。そもそも某銀行は職員が数名しかいない幽霊会社のような組織だった。 紹介された高官は40代前半のガガーリン少佐を彷彿とさせる金髪碧眼のハンサム。ロシア人にしては珍しく完璧なキングス・イングリッシュ。聞くと英国の寄宿学校を卒業してモスクワの国際関係大学を卒業という。外交官だった父親が英国大使館勤務時代に寄宿学校に入学したという。出された名刺の肩書は次官級。 高官一家はスターリン時代の祖父の代からモスクワの一等地のゴーリキー通りの高級アパートで暮らしてきたノーメンクラツーラだった。国際関係大学卒業後はソ連邦対外貿易公団で海外勤務を経験という超エリート・コース。その間にギリシアの海運王オナシス一族、スペインの元国際オリンピック会長のサマランチ始め各国の有力者と人脈を形成。ソ連邦崩壊後は国際経験を買われて大蔵省に移ったという経歴。 高官は「某銀行頭取を通じて債権回収申請手続きを完了すれば、大蔵省内の許可は問題なく下りますよ」と何事でもないように明るく微笑みながら請け負った。直感で高官の言葉の意味が理解できた。祖父の代からのノーメンクラツーラの高官はプーチン政権上層部と利権で繋がっていたのだ。 白夜に聞いた美男美女カップルの描く未来 2003年夏、投宿しているホテルの隣の公園のカフェテラスで夕焼けを眺めながらビールを飲んでいた。ふと気がつくと奥のテーブルに若いカップルがいた。2人とも思わず振り返ってしまうほどのブロンズの美男美女である。なにか映画のワンシーンを見ているようだった。 男性は若き日のアラン・ドロンを彷彿とさせる美貌でちょっとワルそうな感じもする。女性は典型的ロシア美人で彼に首ったけという恋愛オーラが漂っていた。当時のモスクワの状況から考えて夜の女とヤクザのヒモのようにも思えた。 しばらくすると女性が筆者のテーブルに来て「失礼ですがあの男性が貴方とお話ししたいと言っています」とキレイな英語で話した。やはり想像どおりだったと思ったが、話を聞かずに断るのは紳士道に反すると思い直し女性に勧められるままに男性の前の椅子に座った。 「彼は英語が全く話せないので私が通訳します」と女性は男性と筆者の間の椅子に腰かけた。彼はロシア語で自己紹介を始めた。彼女が必死に単語を探しながら筆者に顔を近づけて通訳する。ビールを飲みながら黄昏時に甘い発音の英語を聞きながらブロンズ美女と至近距離で会話するというのは当時50歳のオジサンにとり至福であった。 あらましは以下のようだ。 「自分はIT関係の事業を友人と2人で立ち上げたばかりで毎日睡眠時間を削って仕事をしている。女性は婚約者で事業が軌道に乗ったら結婚する予定。今日は久しぶりに時間が取れたのでデートしている。貴方は日本のビジネスマンとお見受けした。われわれは世界に関する情報も少なくビジネスの経験もない。お時間を頂けるならご教示を賜りたい。 そして、“ロシアの現状を世界はどう見ているのか”、“ロシアの未来について世界はどう予測しているのか”、“日本はなぜ高度経済成長して短期間で先進国になれたのか”というような質問からどんどん話が広がり白夜が終わる深夜3時まで徹底討論してしまった。将来の夢を持った若い人と会話をするのは間違いなく楽しく心が弾む。 あの白夜から21年が経過した。果たして2人は3月17日までのロシア大統領選挙でプーチンに対してどのような審判を下したのだろうか。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024/03/19 05:10:07 AM
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