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2005年12月14日
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カテゴリ:映画
原題:UM FILME FALADO
製作年:2003年
製作国:ポルトガル/フランス/イタリア
監督:マノエル・デ・オリヴェイラ
出演:レオノール・シルベイラ、カタリーヌ・ドヌーブ・ジョン・マルコビッチ

大学の歴史講師ローザ・マリアは娘のマリア・ジョアナと二人で、軍事パイロットの夫のいるボンベイまで 気ままな船旅をしている。
書物からのみの知識で教鞭をとっているローザは 実物を見るいいチャンスだと考え、飛行機ではなく、船旅を選んだのだ。
途中でマルセイユ、アテネ、アクロポリス、イスタンブール、アベルなどの歴史的観光地を訪れる。その各港から乗り入れてきた各国の有名人達も 同じ船にいた。

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マノエル・デ・オリベイラ監督の作品の鑑賞は『家宝』に続き、二本目です。
『家宝』は字幕がなかったため、会話の内容にじっくりと耳を傾けることができなかったのですが、今回はdvdだったので、分からないところは何度も観る事ができ、オリベイラ作品はdvdで観るべき!と改めて実感したのでした。


 映画の前半は 各国の歴史的観光地の遺跡などの説明を 母親であるローザが娘にとくとくと説明をしているのが 延々と続きます。
ふーん、この映画は観光地紹介なのか、ならば大画面で見たほうがリアルに楽しめるよな、などと考えながら、ぼんやりと見ていました。


中盤には 船内の有名人及び船長のテーブルでの会話が延々と続きます。
それぞれの世界観、愛の観念などの意見を言い合っています。

それもぼーんやりと眺めていると、いきなり衝撃のラスト!予期してなかっただけにびっくり!!


あ、そーいうことだったんだ!

と、もう一度dvdを最初からスタートして、じっくりと会話の内容を楽しむことにしました。


映画の中では ポルトガルから始まり、フランス、イタリア、ギリシャ、そしてアラブの国が出てきます。

 現代の私達の感覚からすると、現在のヨーロッパでの経済大国は 自国の独特の文化を発展させてきたように感じます。
 しかし、比較的他国からの影響が少なく自国の文化を育みやすかった日本と違って、ヨーロッパの国々はシビリゼーション、剥奪、後退の繰り返しで、大抵何カ国かとの接触があり、歴史による影響がとても大きいんですね。

 例えば、ギリシャはかつてはヨーロッパを支配し、その強力な政治パワーが文明を発達させ、未だにその名残が各国に残っているようですね。
映画の中でも触れていますが、ギリシャ語が使われている国はギリシャしかありませんが、ヨーロッパの言語の約40%はギリシャ語が基になっているそうですし、旅行の中でも触れていた各国観光地での伝説は ギリシャ神話がいまだ残っている。ギリシャはヨーロッパの国々の基本となる、歴史的、文化的に重要な国だということなんですね。

 船上のテーブルでの会話では そんなことが確認され、伊、仏、ギリシャの女性たちの不思議なハーモニーを 船長であるアメリカ人男性がまとめていたのがなかなか現代を象徴しているようで、皮肉でした。

アメリカも、もともとはというとヨーロッパからの移民たちによる国であります。
以前は世界でトップであったヨーロッパ諸国をアメリカが指揮するという形になった様子を このテーブルの関係で象徴しているところがなかなか興味深いです。

 一つ一つの会話は 各国と他の国との関係を象徴しているようで、一言も漏らさず興味深く楽しみました。(その点、dvdは映像をストップしながら楽しめるのでいいですね)

 愛や嫉妬の話では 各国の親善、裏切り行為を象徴していますし、テーブルの女性がローザの娘を見て、子どもが欲しかったと残念がる様子は まさにイタリアやギリシャの植民地が後に残らなかったという事実を象徴しているようです。

 途中で、船長が可愛らしいマリア・ジョアナに人形をプレゼントしたところも、アメリカの安易で浅はかな偽善行為が 結局は< 小国の崩壊につながっている現実 >を指しているようだと思いました。


なかなか皮肉に満ちた、象徴的に作られたこの映画、こういう奇妙な味の映画ってあまりありませんよね。
2003年、と比較的新しい映画なのに 時代感がないのが不思議です。
船のインテリアも とっても不思議でした。
上流社会の世界のはずなのに、70年代風の不思議な感覚。

一味違った映画をお探しの方にお勧めです。


 『家宝』にも出ていた、レオノール・シルベイラ、キャメロン・ディアスにそっくりです!!キャメロンをもっと知的にした感じ。
話し方もしっとりと落ち着いて、同じポルトガル語を話しても、ブラジル人の品のなさとはえらい違いでした。さすが ヨーロッパですね。

 私は字幕なしではまったくお手上げですが、旦那は全部分かるといっていました。そんなものなんですね。
でも、文の組み立てや、助詞の使い方が違っていて、もしブラジルで同じような話し方をする人がいるとすると、クセのある話し方をするなあと感じるだろうと言っていました。


 カトリーヌ・ドヌーブって、60歳前後ですよね?ふっくらとはしているけど、60歳には見えない若さがびっくりです。
でも、口元が不自然で、妙に見入ってしまいました。やっぱりなにかやってますよね?

 マルコビッチはアメリカ人役ですが、アメリカ人という感じがしませんでした。(笑)でも、まあ、広いアメリカ、あらゆるタイプの人がいて当然ですけど、あの人不思議な人ですね。






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最終更新日  2005年12月15日 23時08分42秒
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