|
カテゴリ:北京 2006-11
金山嶺のゲートを入ると、あれ?小さな村があるよ??
この中で生活してる人がいるんだね。 食堂やお土産屋さん(凄く錆びれてるけど)が 数件あって、売り子さんが呼び込みをしている。 写真集やTシャツを買ってくれ、って暫く付いて来たけど、 途中で引き返して行った。 でも、数人はずっとずっと付いて来る。 最初、この人たちが付いて来る意味が分からなかった。 一緒にハイキング?途中で何かあるの??暇だから付いて来ちゃった?? 私にピッタリ付いて離れない小姐、簡単な英語は通じる。 「自分はモンゴル人だ」とか言ってる。 どこまで行くの?っと聞くと、「司馬台の入り口まで行く」って。 「アナタ(私のこと)は司馬台へ、ワタシはそこで引き返す」って。 何しに行くの?って聞くと、「お客さんに物を売りに行く」って。 私は、司馬台から流れてくるお客さんに売りに行くんだと思ってた。 彼女は一切、私に何かを売る素振りを見せてないし。 でも、小姐はピッタリと私に付いて離れない。 威圧感は全然ないのよ、せっかくだから一緒に行きましょう、って感じで、 凄く面倒見が良くて、足元の悪いところは手を引いてくれるし、 (その手を取って良いものか考えたけど→後でお金を請求されそう?) 凄く親切でフレンドリーで、申し訳ないくらい。 だんだん心配になって、途中で白人ガイドがいたので聞いてみた。 この人、お金目当てなの?って。 そしたら、現金は受け取らないからお土産を買ってあげて、って。 生活の補助になるし、みんな凄く良い人だから、助けると思って、って。 ん~、なるほどー、ずっと一緒に歩いて情を湧かすのが彼女たちの戦法か?? その時は、何か買ってあげようと思っていた。 5元くらいあげてもイイと思っていた。(ちなみに5元あれば一食買える) でも、5元じゃ少ないか? なんてったって、3時間くらい一緒に歩いてるんだし。 最終地点に来たとき、「ワタシはココまで、アナタは司馬台へ行くのよ。 良かったら何か買わない?」って。 とうとうその時が来た、って思った。 水が欲しい、って言ったら、「水はない」って。 「Tシャツは?」っと聞くので、まぁ、Tシャツでもイイか・・・ っと思ったら、な、な、なんと90元って!! いやいやいやいや、ありえません!!ってか、そんな大金(?)持ってない! ノー!ノー!ノー!!っとビックリして、他になにがあるの?っと聞くと、 でっかい扇子とか、巻物のような万里の長城のポスターを出して見せた。 いや~、悪いけど、それは要らないわ。 他には?っと聞いても、「ない」って。 絵葉書くらいなら・・・、っと思ったけど、ないなら仕方ない。 悪いけど、何も買えない、って言った。 でも可愛そうなので、友達に聞いてあげるよ、って言ってみた。 買う気はないと思ったけど。 だけど小姐は、「ワタシはアナタに付いて来たんだからアナタに売る」って。 あぁ~、薄々勘付いてたけど、お客さんとは私のことだったぁ~・・・(T_T) 彼女は威圧的になることなく、どちらかと言えば泣き落し作戦。 「アナタはトモダチ、買ってくれたらワタシは家に帰る」って。 ん~、だから、悪いけど、買えないのよ。 そしたら、「いくらなら買うか?」っと聞いてきた。 もう、このときには交渉する気も出ないし、欲しいものがある訳じゃないし、 最初に90元って吹っかけて来たことでガッカリして、買う気ゼロ。 「80元?・・・70元ならどう??」って値を下げてくるんだけど、 今、日本じゃ100円でTシャツが買えるんだよなぁ~。 出しても10元だよなぁ~、でも、10元じゃ申し訳ないよなぁ~。 でも、10元でもナイよりマシなのかなぁ~、とか、色々考えてしまった。 ポケットの所持金を確認したいんだけど、そんな素振りを見せるのも ためらってしまって、結局、彼女の懇願を振り切った。 本当にゴメン・・・ 最後、ブツブツ何か言ってたけど、捨て台詞かしら? あぁ、中国語が分からなくて良かった。。。 暫く行くと、別の物売りの小姐がTシャツが20元だと言っていた。 あぁ、だったら10元でも良かったかも。 でも、荷物が増えるし、Tシャツは自動的にパジャマだし。 ちなみに、『私は万里の長城を登ったぞ!』みたいなことが書いてあった。 この物売りさんたちは、一組にひとり(ひとり行動ならマンツーマンで) 漏れなく付いてくる。 ツアーにひとりじゃなくて、グループにひとり、若しくはそれ以上。 4人家族なら2~3人付いて来る。 先に行ってしまった浅原さんには別なおじさんが付いていて、 彼女は強い口調で、絶対何も買わないから付いて来ないで!って追い払ったらしい。 (↑左が麻原さん、右が物売りのおじさん) しつこい物売りなら強い態度で断れるけど、私の小姐は本当に親切で 良い人で、単に一緒にハイキングしてる、って感じだったから、 強気な姿勢が取れなかった。 何度か、私は大丈夫だから先に行って、って言ってみたけど、 (私に構わずあっちへ行って、っと言う含みは通じないだろうけど) 常に私に気を配って、本当によく面倒を見てくれた。 こーゆ~人たちがいるお陰で、転落事故も防げるし、 ゴミが落ちてることもないんだと思う。 したたかな白人は物売りに荷物を持たせて歩いていた。 最終的にその白人は何か買っていたし、一種の共存か? ★これから行く人へのメモ★ 物売りの同行、必須。。。 (北京:目次へ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[北京 2006-11] カテゴリの最新記事
|
|