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今回はホーム屋根を作ります。
飯能駅のは採光できるのが特徴でしょうか。ホーム同様こちらも他駅での使い回しはしません。 判りやすくするために屋根をパーツごとに色分けをしてみました。 AからGまで全て作るのも可能ですが、屋根板Aを支える腕が相当多く、 動作に支障が生じることが予想されますので、少し削っていきます。 絶対に必要なのは図中のAとBです。これを外したら屋根になりませんので。 Aを支える腕のCとGはAのテクスチャ中に再現してしまうことも可能です。 しかし飯能駅ではこの腕が架線を支持しているので、Cは立体として再現する必要があります。 Dは屋根の鉄骨の背骨となる梁です。Gを立体表現しなければDも必要はないように感じます。 しかしこの梁は意外と太く、看板の高さに影響しそうですので、今回は再現対象とします。 Eは省略している作者も見かけますが、私は自線側は省略せずに作っています。 向かいの番線は省略しても気にならないでしょう。 Fは通常はAのテクスチャの中に入れてしまうのですが、写真では意外と太く重厚感があるので、 少し重くなりますが再現します。 そんな訳でAから順に作っていきます。 まずAからです。元画像は下です。切り出してGIMPで遠近補正、色調整します。 ↓ (roof1.bmp) 明る過ぎる気がしますが、屋根の下面なのでちょうど良いどころか、 採光する半透明の部分はむしろ暗いくらいです。 別パーツにして立体にすれば明るくなりますが、動作の観点から見合わせました。 別の画像からE部分もくっ付けておきます。 続いてB・Cです。共に同じ位置にあるので1枚板にまとめました。 元画像はBが下、CがAの元画像です。 A同様に編集して下のようになりました。 (roof2.bmp) 次にDです。途中から看板がないものへと変わりますが、 何枚もテクスチャを読み込ませるのも無駄なので、看板ありの物のみを作ります。 ↓ (roof3.bmp) 看板なしのところはテクスチャマッピングで対処します。 最後に架線支持の鉄骨を2-3番線用と4-5番線用の2つ切り出します。 (roof4.bmp) (roof5.bmp) 以上でテクスチャの切り出しが終わりました。 実は飯能駅の出発位置は橋上駅舎直下なので更なるテクスチャの切り出しが必要なのですが、 橋上駅舎は次の東飯能駅の方が完全な形で登場するので、橋上駅舎下面はその時に扱います。 それでは組み立てていきます。 飯能駅は始発駅で、走行中の巨大ストラクチャ生成によるフレームレート低下を 考慮する必要がないので、28講で作ったホームのファイルに続けて構文を書いていきます。 まずはA・E・F・G部分。断面は以下のようにしました。 1・4番線側からE部分を見ない前提で作りました。 高さはB部分の支柱付近にいた人の身長と架線の高さより推定しました。 注意しなければならないのはホーム先端が狭くなっていることです。 下の画像を見ていただけば分かるように、Fは同じ高さ、C・Gの角度も変わらないので、 先端に行くに従いC・Gの谷間が高くなり、Dは上り勾配になることが推測されます。 これ以外は特に注意すべき事項はありませんので、 高さをそろえるなど、基本的な作り方で問題ありません。 1~5番線の以下の構文をご覧になり、分からない点はお尋ねください。 何も触れませんでしたが、一番上のブロックで影を設定しています。 半透明の黒い板を設置することで日の高さを任意に設定することが可能です。 影のできる面の1cm上くらいに設定するとチラつきも発生しません。 橋上駅舎直下も含めた完成品です。 椅子とか駅名板とか蛍光灯とかその他諸々足りませんので、いずれ追加することにしましょう。 最後に嬉しいお知らせと言うか何と言うか。 ニコニコ動画に恐ろしいほどまでに緻密にリニューアルされた飯田線が投稿されています。 低解像度、低性能マシンでも動くことを前提とした本作とは180度違う作品ですが、 高解像度、高性能マシン使用のユーザーも考慮した作品作りを考えさせられました。 今回の記事分でもこれに影響されて長さ2倍にしたテクスチャがありますが、 両社の両立、かなり難しそうです。でも、良い目標ができました。 次回は踏切でも作ろうかと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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