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カテゴリ:本の紹介
美術鑑賞がとてもお好きなお客様が、先月北京に行かれました。
「故宮博物館に行ったのだけど、北京オリンピックの準備で閉館していたの」と悲しげにおっしゃるので、私が10数年前に台湾の「故宮博物館」に行ったときに買ってきた図録を貸して差し上げていました。 今日、お客様がその図録をお返し下さったのだけど、その中にとても心暖まるお手紙(カード)と『午後の光』という詩集、そして何と近々行く予定をしていた『ダリ回顧展』の招待券が入っていました。 お客様のお心遣いに感謝しながらも、かえって恐縮してしまいました。 垣内磯子さんの詩に鈴木敦子さんの版画が添えられている『午後の光』はとても優しく暖かい詩集でした。 しかも垣内さんはお客様の大学時代のご学友で、色々なご病気を抱えながらも明るく前向きに活動をされているのだそうです。 この一冊の詩集で、私は垣内磯子さんのファンになりました。 数冊出版されているので、これからゆっくりと探して行こうと思います。 今日の感動と素晴らしい出逢いに感謝します。 ありがとう! 『花吹雪』 かみさまが さくらの花びらに 手紙を書きました あんまりちいさな花びらなので ひとひらに 一文字ずつしか書けません も う は る で す ね は る で す ね 風に花びら舞い散って なにがなにやらわからない わからないけど嬉しい気持ち あなたの肩にひとひらの郵便 わたしの髪にもひとひらの郵便 垣内 磯子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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