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カテゴリ:芸術
堀さんは、今年89歳の現役画家。 29歳で外交官と結婚。昭和20年代には「キンダーブック」「ふたば」など児童向け出版物に多くの作品を描きました。 43歳で夫を失い、海外放浪。 70歳を超えてからのイタリア移住。 82歳のときには、幻の花ブルーポピーを訪ねて、ヒマラヤの5000メートルの高地を踏破しました。 しかし6年前、重い病に倒れ、自由に旅をすることが難しくなります。 そんなとき出会ったのが、顕微鏡の中の世界。 レンズの下の一滴の水を泳ぎ回るミジンコに、堀さんは、シンプルだけれど完璧な生命装置を発見します。 新日曜美術館を偶々観たという、coconutsmomoから、「凄く素敵なおばあちゃまで、しかもトスカーナに住んでいた事もあるって行ってたから、絶対にカビリアも好きだよ」って言ってくれた通り、素晴らしい作品の数々・・・。 ご年輩者が沢山ご来場されていたけれど、堀さんの生き方は、高齢者の方々に夢を希望を与えてくれるのだと思いました。 勿論、私たち中年(笑)にもね♪ 昭和42年から、神奈川県の大磯に引っ越しされて、お一人で暮らしていらっしゃる堀さん。 会場で流されているスクリーンの映像の中で、 「みんな、ひとりで退屈でしょ?と聞くけれど、植物や昆虫など自然の物は、常に生きているんです。 だから、ここに座って今もこうやって藤をスケッチしてる・・・。 その瞬間を描かないと意味がないの。想像では描けないのです。 だから、私は毎日忙しいの・・・。」 と、笑顔でおっしゃってました。 常に好奇心を持ち、実行してしまう堀さんは、89歳にはとても思えない程お若く、とっても素敵な女性でした。 今を生きる・・・。 そう、今を一生懸命生きている人って、本当に美しいですね♪ ↑「生きて死ぬ智慧」文・柳澤桂子 画・堀文子 堀さんのお野菜の絵もとっても気に入り、ポストカードを買って来ました。 友達やお客様にこの葉書でお手紙を書こうって、ワクワクしています♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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