121881 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

mangiare・cantare・amore e GRAZIE con CABIRIA

mangiare・cantare・amore e GRAZIE con CABIRIA

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

cabiria

cabiria

Calendar

Favorite Blog

じじぱんのパンがふ… じじぱんさん
怪獣たち! coconutsmomoさん
やさしい世の中にす… 手話YaYoiさん
ツイてる古本屋 h小屋さん
柳瀬経子の夢志隊(… ほほえみ塾さん

Comments

cabiria@ Re[1]:19世紀のパリにタイムトリップしたい♪(03/01) 桃っちさん コメントありがとうござい…
桃っち@ Re:19世紀のパリにタイムトリップしたい♪(03/01) 実は実は・・・・・・ 冬休みの宿題で…
cabiria@ Re[1]:繁盛しているホルモン焼き屋さん♪(10/26) coconutsmomoちゃん♪ 昭和の匂いが漂っ…
coconutsmomo@ Re:繁盛しているホルモン焼き屋さん♪(10/26) ベジーな私もモツとかホルモンなどの内臓…
cabiria@ Re:う~~~ん・・(10/21) グランマ・ケイコさん 哀しいですね・…

Freepage List

Headline News

2008年06月29日
XML
カテゴリ:愛について
瀬戸内「先生の秘書の方に、私はまだ一度しかお目にかかっていませんけれど、
    その時、お二人の間の雰囲気がとても美しく見えたんです。
    男と女の問題がいろいろゆさぶられてきて、手さぐりみたいな状態なので、
    先生の場合をみんな知りたがっているんじゃないかしら。」

岡本 「そんなことはないよ。
    もう十年以上たっているけど、誰も好奇心をもった人はいない・・・。」

瀬戸内「でも、面白半分の興味じゃなくて、新しい男女関係を考える場合の
    ひとつのモデルケースにはなります。」

岡本 「こういうことなんだ。
    あなたであっても他の誰であってもいいのだけど、
    もし僕の仕事に共鳴するものがあって、
    いっしょにひとつの仕事をしようというとき、我が家にはなんにも敷居はない。
    男だって女だっていいんで、一緒に住むことも大歓迎だ、
    そういう気持ちなんですよ。
    僕が秘書の平野君(岡本敏子さん)にもっているのは絶対的な信頼だな。
    相手がすべてを捨ててこっちに全身でぶつかってくると、
    それにやはり全身でこたえる。
    何もそれが、彼女だけとはかぎらないんだよ。
    これはちょっとした僕の矛盾みたいだけども、僕の雛型みたいなちっちゃいのが、
    そこらでちょこちょこして、おれにつっかかってきたりしたら面白いだろうな。
    という感じはときどき起こりますよ。

             (中略)

    われわれの場合は、お互いが目標にしているものがあって、
    ツーといえばカーとくる。
    それで仕事がすすんでゆく。
    ぼくが心の進んでいない仕事なんかひきうけてやってしまったり、
    絵を描くときでも違った色を使うと、彼女はむくれるんだ。
    われわれの喜怒哀楽というのは、そこにあるわけだ。
    単なる男女関係の間柄にあるんじゃなくて、
    互いの仕事に上にあるわけだ。」

瀬戸内「それほどの絶対的信頼を持てるというのは、
    女にとっては愛情じゃないかしら。愛情ですよ。」

岡本 「愛情などという言葉でいう必要のない、
    本当に一度でも人生で心の触れ合った人間がいたら、そのために死んでもいい。
    それが男だろうと女だろうとかまわない。
    そういう関係なら、愛情の問題でやきもちやくどころか、
    逆に喜んでくれるんじゃないかな。
    僕に好きな相手ができたら、喜んでくれる。
    そういう人間とは、恋愛以上に付き合わなければならない。
    恋愛なんか、さめればおしまいですよ。
    人間と人間がほんとうにぶつかったら、
    それ以外になにがこの世の中で信用出来ますか。
    こいいうものこそ生き甲斐ですよ。
    金だろうが、美貌だろうが、権力だろうが、
    なにひとつ平気に信用できるものはないじゃないですか。」

    【対談集 岡本太郎 発言!】「1966年 瀬戸内晴美(現・寂聴)との対談にて」

 

岡本太郎 発言!


この対談を側でメモを取りながら聞いていた「敏子さん」は、どういう気持ちだったんだろう?

toshiko.jpg


最初にこの太郎さんの言葉を読んだ時は、女としてとっても複雑な気持ちになったのだけど、改めて読み返してみると、究極の「愛の言葉」に聴こえてくるのです。

okamoto03.jpg

「愛してる」とか、「好きだよ」とか、「ずっと側にいてくれ」とか、「お前は大切な人だ」とか・・・きっと太郎さんは敏子さんに言わなかったと思うけど、明らかに(多分)太郎さんを口説こうとしている女性(寂聴さん)の側で、命を捧げるほど愛している男が発する言葉は、「俺は平野君を愛してるんだ」というありきたりなものではなく、

「愛情などという言葉でいう必要のない、
 本当に一度でも人生で心の触れ合った人間がいたら、
 そのために死んでもいい。
 それが男だろうと女だろうとかまわない。
 そういう関係なら、愛情の問題でやきもちやくどころか、
 逆に喜んでくれるんじゃないかな。
 僕に好きな相手ができたら、喜んでくれる。
 そういう人間とは、恋愛以上に付き合わなければならない。
 恋愛なんか、さめればおしまいですよ。
 人間と人間がほんとうにぶつかったら、
 それ以外になにがこの世の中で信用出来ますか。
 こいいうものこそ生き甲斐ですよ。
 金だろうが、美貌だろうが、権力だろうが、
 なにひとつ平気に信用できるものはないじゃないですか。」


という言葉に敏子さんへの「究極の愛(信頼)」が集約されていて、読んでいて鳥肌がたってしまいます。

futari.jpg


あ~~~っ、私はまだまだチッポケな女だわしょんぼり
「愛の言葉」もたまには聞きたいし、「確認」だってしたいものほえー

でもね、「太郎さんと敏子さん」の言葉を読むと、パワーが湧いてくるのは確かです手書きハート

ステキな文章を読んで、今日もぐっすり眠れそう星
明日も早起きして、ウォーキング頑張ろうっとウィンク

d0059306_20274621.jpg


*****

商売道CD.jpg


《加納光プロデュース・CD-BOOK発売!!!》


『読書のすすめ』にお問い合わせくださいませ<(__)>
*通販も行なっております。
【仕事中でも読めるCD-BOOK♪】

〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町1-403-4
TEL: 03-5666-0969 (10:00-22:00)
FAX: 03-5666-0968
E-MAIL: info@dokusume.com

【地図】


加納光先生プロデュース・私のCD-BOOK【お父さんは雲の上に】

父へのラブレター.jpeg

「読書のすすめ」さんにて、販売しております。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年07月03日 17時42分22秒
コメント(4) | コメントを書く
[愛について] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.