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カテゴリ:愛について
![]() 自家製「悲劇のヒロイン」タイプの女性に、 へんに優しいのである。 たしかに彼女たちは、自分の思いが通らないとき、 とてもやつれて見える。 このタイプに優しくすると危ないよ、と何度言っても、 彼は失敗する。 「彼女はかわいそうなのだよ」と言うのだ。 身体が弱いし、生い立ちも恵まれていない。 彼女のせいじゃないのに、学歴も職場の地位も家庭も、 彼女の望んだようにならないのだよ、と。 そうかしら、と、私は反論する。 (中略) 「そんな女は、好きにならない」 きっぱりと言った彼に、私は、思考が止まってしまった。 そういう風情に惹かれることはある。 けど、好きにはならない。 あるいは、好きな人の、たまのそういう風情は嫌いじゃない、 ということなのだ。 そう、彼は言った。 『ビーナスの鏡を知っていますか』黒川 伊保子 黒川さんのこの「ビーナス本」を読む度に、この項目でひっかかるのです・・・。 男って、どうして「被害者意識の強い女」に弱いのでしょうか? 恋人には「加害者意識の強い女」を求めるくせに、線のか細い弱々しい(フリをしている、あるいは装っている)女性・・・そして不幸話を武器にしているような女性に優しくしがちである・・・。 勿論、不幸話はウソではないのかもしれないけれど、私は愛する人に同情をかわせるような話しは絶対にしたくない!!!・・・と思っている・・・。 そりゃ~、「そっか・・・お前も大変だな~、可哀想に・・・俺が出来る事はないかい?」な~んて言われることを期待しないでもないけれど、過去を変えることは神様だって出来ないのだからね。 というか、起こってしまったことよりも、二人で協力し合いながら未来を作っていった方が絶対に幸せだと思うから・・・。 ちょっとだけ「やつれた女」に憧れたりもするけれど、なかなか「やつれられない」という現状もある・・・(笑) ただ・・・頑張った時・・・そして凹んだ時に、頭を撫でてくれたら、それだけで嬉しいし、「いい子だったね。良くがんばったね。」って、ホテルのバーカウンターで二人でカンパイできたら、それだけで私はゴキゲンなのです(単純!) ![]() きっと、男は一生・・・か弱い(フリをしている)女性に同情し、優しくし、結局は恩を仇で返されて、傷ついて、恋人(妻)の所に帰って行く(来る)のだろうな~♪ はい、はい・・・待ってますよ♪ ずっと・・・ずっと・・・今のところはね ![]() 金縛り中は、影で見守り、解けた時は、思い切り抱きしめて頭を撫でながら、「おかえり」ってビーナスの微笑みで迎えましょう ![]() なんだかんだ言っても、宇宙一愛おしい恋人なのだから ![]() ![]() ![]() 「ビーナスの鏡を知っていますか」黒川伊保子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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