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umisora1897

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2008.11.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類
三人兄弟の弟は、ドラゴンライダーのチームが館で賑やかに談笑していたり、
大人だけでなく生まれたばかりの赤ちゃんや子供を含むドラゴンたちと楽しそうに
庭ではしゃぎまわっている時間を共に楽しんでいました。

が、自分の大切な弟が楽しそうに友人たちと過ごしている様子を、
そこに入っていけない三兄弟の兄は複雑な思いで影からそっと見ていました。
もともと弟を愛するあまり独占欲の強かった兄は、以前ある事件が起きて以来、
お互いに大切に思っているはずの弟との仲がぎくしゃくしてしまっていたのですが・・・

兄は自分の目の前で弟が、自分から離れた世界で楽しい時を過ごしていることで
傷ついていき、地球に行ってみたい、という弟のふともらした言葉に傷ついていき、
ついには嫉妬心と独占欲が止められなくなり・・・・
そこをつけこまれて何かに憑依でもされて判断力を失ってしまったのでしょうか、
ある種の凶暴な黒い思念体、を生み出すこととなってしまいました。

その思念体は、特に弟の昔からの友人であったドラゴンライダーチームのリーダーに
嫉妬の気持ちを向け、小柄で戦闘能力が弱く、おそらくはチーム唯一の女性であった彼の
双子の妹をまず狙いました。なぜなら自分も魂を分けたカタワレがいる彼は、
兄に精神的ダメージを与えるには本人を襲うより、そのカタワレを傷つけるほうが
効果的なことを一番良く知っていたからです。

狙われているのは双子の妹だ、というなんらかの予兆に・・・
チームのメンバーたちは気付いていたようでした。
「仲間を残して自分1人逃げるわけにいかない」、と言い張る双子の妹を皆で説き伏せ、
2人の護衛をつけ、黒いものがメンバーをめがけて落ちてきてみながばらばらに逃げる中、
一旦は安全な地に逃がしたと思ったのだ、とメンバーの1人「ブルーアイの人」は記憶しています。

妹は安全な地に行ったのだと安心した「ブルーアイの人」は再び攻撃してくる相手に
近づいて行き、数日間相手の様子を伺いながらどうすべきか考えていたのですが
その中、納得のいかなかった妹は結局もどってきてしまい
「ブルーアイの人」は再び説得を試みたものの彼女の意思は固く、
周囲も避難させることは断念。
妹はその日、1人館に残るように言い渡されたのでした。

なぜ危険の中、1人で外に出てしまったのかはわかりません。
自分だけがなぜここに残されるのか、との不満もありました。
おびきだすための巧妙な誘いのようなものがあったのかもしれません。
双子の妹は、自分のドラゴンに乗って出てしまったところを、
単独で、その黒い思念体に襲われてしまったのでした。

赤毛の妹にはチームで最強の黒ドラゴンが守護につけられていたのですが、
その彼でもたちうちできず、妹は思念体にやられてしまったため、
チームのメンバーたちがかけつけたときには瀕死の状態でした。
そういった黒い思念体にやられた魂は下手に延命をしようとすると
さらに複雑な状態に陥って転生ができなくなってしまう可能性があるため、
チームのメンバー、そして守護のドラゴンの見守る中、双子の兄は
「これが最良の方法である」と、自分の剣で妹に留めを刺すことにしました。

その情景があまりに悲しいものだったために、見守っていたチームのメンバーの1人で
リーダーの妹のことをとても大切に思っていた茶髪の青年は、転生して数万年たっても
その情景と似たものに特別な感情を覚えるほどのショックを受けました。

妹の守護の黒ドラゴンは妹ととても強く心が繋がっていたために以後とても大きな
トラウマを抱えることになり、感情がまさっていたためか留めをさした兄の行動を
冷静に理解することができず、他の転生にまで影響するほどのしこりを残すことと
なりました。

「ブルーアイの人」は、双子の妹にきちんとこの地から離れるようなぜもっと
強く言わなかったのだろう、この地を離れたことを自分が確認さえしていれば、と
深く自分を責め、いずれここに戻ってきたときのためにある仕掛けをした後、
傷心のまま館を離れていきました。


つづく


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最終更新日  2008.11.30 05:31:39



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