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カテゴリ:ダイエット/部分痩身治療
「努力せず、無理せず、簡単に痩せたい!」というニーズの多さには驚かされます(という私も以前はそうでしたが・・・)。
「私の近くに存在する『食べても食べても太らないあの人』のように・・・」 脂肪吸引を受ける人(もしくは受けようと考えている人)は「脂肪細胞さえ取ってしまえば、もう太る心配はない」と考えているでしょう。 確かに、脂肪吸引をした部分の脂肪組織は太りにくくなります。しかし、脂肪細胞が太れないというのはとても恐ろしいことなのですよ。 脂肪細胞は「血液中に入ってきた余分なエネルギー(脂肪・糖)を『あふれ出して悪さをしないように』一時的に脂肪細胞内に取り込む」という機能を持っています。 血液中に入ってきたエネルギーが過剰であった場合、もし脂肪細胞が取り込むことが出来なかったとしたらどうなると思いますか? そうです。これが『糖尿病』『高脂血症』です。 糖尿病や高脂血症は、皆さんの脂肪細胞という「エネルギータンク」に余裕がある場合には発生しません。なぜなら「血液中にあまったエネルギー(脂肪・糖)をみずから細胞の中に取り込んでしまう」からです。 よく、「結構太っているのに、血液検査で正常なんだよね~」と言っている人にあいませんか?(もしくは御本人がそうではありませんか?) これは『優秀な脂肪細胞を持った人』ということです。その人の脂肪細胞は、食事などによって摂取されたエネルギーが消費エネルギーを上回った場合に『血液中で悪さをしないように即座に取り込む』という病気予防をやってくれています。 『太っているけど血液検査は正常』という人は『まだまだ太れる』ということです。 『痩せているけど血液検査で高血糖・高脂血症』という人 『太っていて、さらに検査で高血糖・高脂血症』という人 あなたの脂肪細胞は「FULL:満タン」です。もう貯蔵する能力はありません。このまま「血液中に漏れ出したエネルギーを放置しておくと、確実に病気が進みます」ということです。 では「脂肪吸引」ってなに? もし、脂肪吸引をお考えの人がいらっしゃるなら、一つ助言をさせていただきます(当院では絶対にしません、そんな不健康な『治療?』) 脂肪吸引をするということは、あなたの体を『過剰な血中エネルギー』から守ってくれる臓器』を失うということです。ですから「徹底的な食事制限」をすることをお勧めします。 もし「今までどおりの食事」をしていると、脂肪細胞を失ったあなたの体は即座に「過剰エネルギー」によって犯されることになるでしょう(この事例は学会で発表されています)。 出来ることならお勧めしません。 脂肪吸引は『食べての太りにくくする治療』ではありますが、『食べると病気になりやすくなる』という副作用があることを忘れないでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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