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カテゴリ:ダイエット/部分痩身治療
腸という臓器の機能は
*体が必要とする栄養素を吸収する *不必要な摂取物を排泄する *脳との間でホルモン伝達を行う 等といった機能を持ちます ここで重要なポイントは「体が必要とする栄養素」という言葉ですね 「体が必要とする」という意味は *成分として必要とする *量的に必要とする という2つの意味があります 当院で腸管の治療やダイエットの治療をされた後「よく下痢をするようになった」という方がいらっしゃいます 実は私自身、過去にダイエットを行いました(現在も維持しております)が、それ以降「よく下痢をする」という体質になったように思います 「体調が悪くなったの?」というとそういうわけではありません ただし「どのような時に下痢をするのか?」というと *過剰な精製炭水化物を摂取したとき *パーティや会合で遅い時間に食事をしたとき *過食になったとき *早食いになったとき 等です 本来消化管というものは「体に必要な成分の量と吸収スピード」を調節しようとします どんなに必要な栄養素であろうとも *体にとって過剰であるとき *体にとって早く血中濃度が上がりすぎるとき は「排泄作用」が働きます よく「普段から質素な食事をしている人が、急に豪華な食事をするとお腹を壊す」ということがありますが、これは正常は作用と言えるのです 現代社会の食事は「過度な精製と過剰量」が問題となっています *精製された小麦、米、砂糖は急激な血糖上昇を起こし、体に害を及ぼします *ビタミンと言えども大量であれば「過ぎたるは及ばざるがごとし」です そのような食事をとった後に下痢になるのはむしろ正常で、過剰な食事の後に「下痢もすることなく完全吸収してしまう腸」のほうが問題なのかもしれません 肥満は体内に過剰なエネルギーが取り込まれた結果です 人の体が持つ *摂食中枢:食欲をコントロール *腸管吸収:食べた物の吸収スピードと吸収量をコントロール という2つの制御システムがうまく働いているならば、その人の体が肥満に陥ることはないはずです 「精製食品の摂取や過剰な摂取を行っているのに下痢にもならない消化管」 そちらを問題視すべきだと私は思います 過食で下痢になる人 とても正常な腸管を持っていると思われますが、下痢自体は「細胞外脱水」を起こし、アシドーシス(体が酸性に傾く)をおこしますので、それに対する処置は必要です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.23 10:50:57
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