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カテゴリ:宝塚
花組「愛と死のアラビア」「Red Hot Sea」を友人と観劇しました。
お席は1階8列上手ブロック。まずまずです。 公演の感想を述べる前に、今日は着物から紹介します。 二人とも今日はブルーが基調でした。 私の後姿はこんな感じです。髪の毛はくくってねじってまとめ髪にウィッグをつけてみました。 着付しているときにひらめいたのですが、白地につばめが飛んでいる柄の 帯があれば最高に爽やかなコーディネートになるんじゃないでしょうか。 持っていないのが残念です…。 友人はゆうひくん(大空祐飛)ファン。いつも「見立て」で着物を楽しむ彼女。 今日はまさに「全身ゆうひくんやねん」だそうです。 解説しましょう。友人の着ている着物は「花織り」といって沖縄の織物だそうです。 この着物が「青い空(大空)に花が咲いている、ゆうひくん(大空祐飛)に花組ってこと」 そして帯は「赤い夕陽に(祐飛)に花が咲いている、ゆうひくん(大空祐飛)に花組よ」 おおお!深い! 私は現在花組には誰といってごひいきはいません。まとぶん(真飛聖)は星組時代から 知っているけれど、どういうわけか私のストライクゾーンには全く入ってこない人なんです。 (ファンの方すみません。実力、容姿ともに優れているのはわかっています。純粋に 好みの問題です) ですから今日は友人につきあって ゆうひくんに注目して公演を見ようと決めて着席しました。 さて、ここからは観劇レポート。 まずは「愛と死のアラビア」。登場人物を次から次に殺していく「皆殺しの谷」こと 谷正純氏の脚本演出。 しかしこの作品はローズマリ・サトクリフ「血と砂」というれっきとした原作があったので 皆殺しはありませんでした。(^^;) まだご覧になっていない方のために詳細は書きませんが、何だか中途半端なできに思えました。 原作を読んでいないので、原作がもともと中途半端なのか、谷センセが悪いのかは不明。 「男の友情」も描ききれていないし、宝塚歌劇に必須の「恋」も薄い。 おめあてのスターがいなかったせいもあり、途中で気絶しそうになりましたよ。(寝そうに) 壮さん扮するトゥスンとの友情は割と書き込まれているのですが、大空さん扮するイブラヒムとの 関係が薄い…。最後に助けに来る場面に説得力がないなぁと。 また奴隷となったアノウド:桜乃彩音とも、二人の思いをはぐくむ場面が少なく、 最後になっていきなりそんなに熱く燃えられても…唐突じゃござんせんか、と 妙に心が冷めちゃうんですよ。 オープニングやハーレムに費やす時間を、男同士の友情を描くエピソードや アノウドとの心のふれあいの場面にしたほうが良かったんじゃないかなぁ。 全体に流れる雰囲気(セリフでどんどん説明しちゃうところなど)がどうも 植田作品に似ている気もして、私にとっては満足度の低い作品でした。 ただ!ヒゲを蓄え、浅黒いメイクのアラビアの男、ゆうひくん(大空祐飛)は 相当カッコよかったです。月組にいるときには感じなかったけど、ゆうひくん 結構大きいんだなぁとも思いました。 ショー「Red Hot Sea」は草野旦先生。 いかにも草野先生だなぁという作品でした。 ショーのほうは、お芝居に増してゆうひくん(大空祐飛)いい場面続出。 私が一番好きなのは、白い衣装の、砂浜で踊る少年(だと思う)のシーン。 可愛かった~。 ショーでゆうひくんが身に着けた衣装はほどんどが趣味がよく、よく似合っていましたよ。 ただ、ショーで不満だったのはフィナーレ。 斬新なことを試したいのは判るけど、オーソドックスなフィナーレが見たかったなぁ。 シャンシャン持って降りてきて欲しいし、組子が挨拶したら、その場で拍手もしたい。 最後の並びがぐじゃぐじゃなのも、何だか…。頭が固いかもしれないけど 「宝塚を見た!」っていう気持ちで帰りたいんですよね。 ちなみに、フィナーレのゆうひくんは「暁のローマ」のカシウスの再演みたいでした。 今回まとぶん(真飛聖)が大劇場でのトップお披露目だというのに、ほとんど触れなくて すみません。 トップになってもやっぱり私のストライクゾーンには入りませんでした。 もしかしたら、星組時代に「ああ、同期・まとぶんが居る限り、ゆうかちゃん(椿火呂花)は 新人公演で主役取られへん…」なんて思っていたことが深層心理にあるのかも。 不完全燃焼気味の私と比べて、ゆうひくんファンの友人は終演後もテンション高かったです。 「花組への組替えは、ゆうひくんにとってプラスだったわ!『ベルばら外伝』が楽しみ!」 ですって。 やっぱりスターへの愛やときめきがないと、観劇してもつまらないわ。 今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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