ITのB2B製品が馬鹿高い理由
アメリカで売られているB2Bの製品が日本だと2倍ぐらいする、というのはよくある。Googleが出しているアプライアンスサーバーの値段はこんなかんじ。$1,995.00 (1 YR / 50,000 docs版)→483,000円(ただし、キャンペーン特価368,000円というのもあるらしい)$2,990.00 (2 YR / 50,000 docs版)→690,000円$5,995.00 (1 YR / 200,000 docs版)→1,470,000円$9,990.00 (2 YR / 300,000 docs版)→2,446,500円 これを見ても分かるように、2倍近い値段になっている。(もちろんほかのメーカーでも内外価格差を調べないといけないが)日本だと、数がはけないとか運送料の問題、あとローカライズの問題(しかしUSで売られているものも、多言語対応済みだったと思う)といった、Costの問題もあるのだがそこは大きい問題ではないだろう。おそらく、対企業の販路開拓のために、この値段に設定しているのだろう。つまり、代理店の営業マンに売り上げの半分弱をキックバックしているはずだ。日本では、安くていい製品を売るよりも、高くてもいい営業マンが売るほうが、ずっと売れるからだ。グーグルはそれをよく分かってプライシングしている。もちろん、アメリカでもB2B製品というのは、コンシューマ向け製品に比べ、割高にプライシングされているとは思うが。日本では、「会社相手にモノを売る企業」の場合、力の7、8割ぐらいのリソースが販路開拓に使うべきなのだ。