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2015.07.20
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火山活動が活発化している浅間山や箱根山の火口上空で、小型無人機「ドローン」が活躍している。浅間山では民間人が約2.7キロ離れた黒斑(くろふ)山から飛ばして撮影。噴火後に浅間山がドローン空撮されたのは初めてとみられる。箱根山では群馬大の早川由紀夫教授が火山学者としては初めてドローン撮影に成功した。研究者自身が必要に応じて最新の状況を把握できるため、噴火警戒や情報発信にも役立つと期待されている。

浅間山で撮影したのは、埼玉県川口市の杉本智彦さん(48)。三次元地図ソフト「カシミール3D」の開発者で、これまで草津白根山や志賀高原を空撮してきた。浅間山では12日朝、噴煙の出ている様子と出ていない様子を1回ずつ撮った。火口縁からの高さは約100メートル。杉本さんは「好天の無風で、噴煙も少ない好条件だった。バッテリー残量に気をつけ、無事に往復できた」と話す。

浅間山は6月16日に約6年ぶりに噴火し、気象庁や東大地震研は24日に県防災ヘリから空撮した。杉本さんのドローン画像では、防災ヘリの空撮画像と同様に火口中心にある噴気孔から噴煙が出ており、新たな噴気孔が形成されていないことが確認できた。

早川教授は7月11日、箱根山の大涌谷(おおわくだに)を自前のドローンで空撮した。映像を分析した静岡大の小山真人教授(火山学)は「火山活動がよくつかめる。火口周辺に新しい噴気孔が10カ所ある」と指摘。気象庁が2日に発表した「3カ所」より多くの噴気孔を確認できたという。

10万円台の市販ドローンで、機体価格が1億円以上するヘリからの空撮よりブレが少ない動画を撮影できるとあって、火山観測での有効活用が見込まれる。早川教授は「風向きや天候も整い、全体像がわかりやすく撮れた。専門家自身が構図を決めてシャッターを切れるのは従来のヘリ空撮と大きく違う。住民や観光客にとっても自ら火山を観察するきっかけになる」と話している。


(毎日新聞より)
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官邸ドローン落下事件やドローン少年の事件など、ドローンに対する世間の目が厳しくなっていた中、ここのところ火山観測においてドローンの効果的事例のニュースが増えてきた。

ドローンは測量をはじめとして鉄塔や橋梁といった施設の点検管理や、農業への応用などさまざまな分野で有効活用がされてきたのだが、なかでも災害時には大きな強みを発揮する。
人が近づけない場所、さらにはヘリで接近するのも困難な場所へも近づいて画像や映像を取得できる利点が大きい。
土砂災害現場や火山などはその代表例。また福島第一原発周辺でも活躍した。

昨年の御嶽山噴火以降、多くの人々が火山活動に関心を示すようになった。
箱根や浅間もそうだが、活動が活発化すると近づいての観測が難しくなる。
GNSS(衛星測位)や衛星SAR(合成開口レーダー)、あるいは熱赤外センサーなどでモニタリングはされているものの、記事にあるような噴気孔の数などはやはり映像や画像がないと分からない。

早川さんも積極的にドローンを活用しているが、今回の杉本さんは2.7kmも離れた地点からの飛行に成功した点が特筆される。
撮影された映像を専門家が見ることで、これまで以上の情報が得られることはもちろん、早川さんが指摘するように一般の人が火山の姿や性質を知るきっかけにもなり得る。

今回の観測のような「分かりやすい」有効事例が報道されることで、何かと逆風が強かったドローンのツールとしての有用性が一般に認識されることも重要なのではないか。





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Last updated  2015.07.20 01:28:33
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