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chocoolique の世界あちこち日記

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Mar 28, 2004
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「トリコロール」といえば…

公開当時、私は某日系企業の某部署で某仕事をしていたのだが、この部署が最悪であった。良く言えばマーケティング、悪く言えば社内のゴミ箱。年配社員などはいわゆる窓際族で固められており、社内・系列会社内のお荷物的存在が顔を揃えていた。

新卒ほやほや前途洋洋の新入社員であった私がなぜそのような部署に配属されたかというと、採用面接の際、マーケティングに興味があると熱く語ってしまったからである。やはり同じような経緯で迷い混んでしまった同期入社がもう一人。私たちは、入社一週間目にしてはやくもこの部署の異常性に気付くのであった。

その内容については後日必要に応じて日記に記すことになるかもしれない。

さて、そんな部署にも慰安旅行はある。会社の規模および部署の特殊性から、私たちの部署単独で慰安旅行をするという決まりになっていたのだが、私も同期も心穏やかではない。この部署で旅行など行きたいわけがないのである。しかしそれは他の部員に関しても同じであった。泊りがけの旅行はやめよう、ということで意見は一致した。

それでは日帰りの行事か。しかし皆それすらいやなんである。それじゃあ慰安旅行など初めから無かったことにすれば良さそうなものではあるが、そうすると費用がもったいない(と欲張りな誰かが主張)。結局、全員分の映画の券を買って全員で行ったことにしようということになった。もちろん各自てんでばらばらに行くのである。

しかしここでまた難題に突き当たった。全員が同じ映画を選ばなければいけないのである。部員総勢30名ほどであっただろうか。世代も様々、趣味も様々な全員の納得のいく映画を選べるのか。

結論から言おう。私は「トリコロール/青の愛」が観たかった。しかし映画選定の話し合いが始まってすぐに、「トリコロール観たいとか言う奴ぁいないでしょうね!?」という非難とも罵声ともつかない声があがってしまったのだ。私「………」。皆「うんうん、ああいうのはね~」。

軽くショックであった。10年経った今でも私はしつこく覚えていて、「トリコロール」というと、その発言をした入社6年目の少しブヨッとした先輩の顔が目に浮かぶのである。しかしそれではなぜ、「トリコロールを観たいのですが!」と胸を張って言わなかったのだろうか。それは、めんどくさかったからである。会社にはもう何も期待せず、退職の日を指折り数える毎日だったからである。

結局選ばれた映画は「フリント・ストーン モダン石器時代」であった。


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キェシロフスキーの映画はどうしてこんなに綺麗なんだろうと思う。それが、いかにもオシャレ映画で~すというふうになっていないところも良い。作品の中にいろいろなメッセージが込められているようないないようなところも良い。あのブヨッとした先輩も、観たら本当は感心するかもしれないのに。…いや、しないだろうな。





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Last updated  Mar 29, 2004 03:00:37 PM



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