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テーマ:■南の島の過ごし方■(814)
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【サタデーマーケット!】 待望の土曜日!プナンガ・ヌイのサタデーマーケットの日あるよ!私は隠れ名物 “ココナッツ・ロール” を食べにラロトンガに来たようなもの (←本気)。これ、サタデーマーケットで売られるココナッツ味の甘いパンのことだが、単なるパンと侮るなかれ。通常10時には売り切れるという。私は俄然はりきって7時に起床。8時前、さあ出陣じゃー、と靴など履いているところで相棒が起きてきた。ちょと待て、一緒に来ます、5分、5分、との言葉にほだされ、出発が大幅に遅れてしまうこととなった…。 話に聞いていたとおり、サタデーマーケットにはたくさんのお店が出ている。まぁ、なにぶん小さな島なので、15~40軒だとは思うが (←すみません、数学弱いので正確な数字がつかめません)。私は、まずは、お目当てのココナッツ・ロールを探す…が… ない! なんや、もう売り切れか!?まだ9時前なんですが!! ガーン…。いや、おそらく、そんな劇的に美味いパンではないと予想は付くんだけどね、食べたいじゃん、名物って…。 あのケチンボがグズグズしてるからだよもう!しかしここまでくるともう怒る気力もない。ただ肩を落とし、トボトボと他の出店を見に行く私であった…。 【サタデーマーケットの実情】 サタデーマーケットに出品しているのは食べ物屋がほとんど。新鮮なフルーツ、バーベキュー、ホットドッグ、カレー、焼きそば、チャプスイ、パウンドケーキ、マフィンなど。 私は朝食に甘いものが食べたかったので、お菓子を2~3種類並べているお店の前で立ち止まった。ちょっと、見慣れないものがある。何かが、ドロドロとした白いクリームに浸かっている。それ、どういうのですか、とお店の人に聞いてみる。すると、お味見どうぞ、と小さな一切れをフォークに刺してくれた。素朴で優しい味がする。一口大にぶつ切りにしたスポンジケーキをココナッツクリームにどっぷりと漬けたお菓子。プラスチックのカップに入ってひとつ2NZドル (≒140円)。お買い上げ。 食べ物屋のほかには、パレオや、真珠のアクセサリーや、民芸品を売るお店がある。ココナッツブラを売るお店もある。ちょっと当ててみる…が…似合わねー! 他に、瓶入りのノニジュースを売るお店もある。ノニジュースはクック諸島の名物。私も兼ねてから気になっていたのだが、大きめの瓶に入ったのしかない。一瓶10~15ドル (≒700~1050円)。高いし、重いし、迷うとこだな…。 私が思案に暮れていると、そこへ相棒が登場 (注: 一緒に来たわりに別行動してた)。ノニジュースは今日焦って買うこともないか、という結論に落ち着き、代わりに何か食べることに。まずはクリームがたっぷり乗った大味なバナナケーキを半分ずつ食べ、それから奴は、ケバブ (お肉を串に刺してグリルしたもの) のライス付き、というのも食べた。しかし…。これまた恐ろしく甘いソースが。甘党なんだね、ラロトンガンって。 ついでに言っておくと、お米の炊き方も一味違う。多分、水をたくさん入れたお鍋で茹でて、頃合を見てお湯を捨てるやり方だと思う。それから蒸すんだと思う。ちょっと水っぽい仕上がり。 そんな料理のうんちくを相棒に語って聞かせていると、どこからか、犬が叫んでいるのが聞こえてきた。吠えているのではなく叫んでいる声。私は声のするほうに近づく。すると!犬がオッサンに懲らしめられているではないか!オッサンいわく、悪さの過ぎる犬は懲らしめていいんだと。 悪い奴はこうしてやる!エイ!エイ! 【粋な映画館】 10時。島でただひとつの映画館へ。土曜のマティネは通常料金の半額 2.5NZドル (≒175円) とポスターにあったので、相棒が飛びつかない訳がなかった。映画は嫌いなくせに、半額とか9割引とかに弱い血筋である。今日の出し物は 「タイムライン」。 開始までまだ少し時間がある。中の様子を覗く。二つある劇場のうち、ひとつには、プラスチックの白い椅子 (←バーベキューパーティーで使うようなの) が100脚ほど並べてある。ずいぶん楽しげである。一方、今日映画が上映されるほうの劇場には、映画館の椅子 (←ヒョイッと倒す椅子) が70席くらい取り付けられていて、まぁ、普通。全体的に古く、簡素な造りではあるが。暗幕も気分を出している。 30%ほどの座席が埋まったところで映画が始まった。虐殺シーンごとに観客である4歳児くらいの子供が泣き叫ぶのもご愛嬌である。途中、1時間経過したところで照明が点され、何事かと思えば休憩。子供たちがアイスクリームのコーン片手に戻ってきたので、私たちもそれに倣う。 観客の半分近くは小学校中学年以下の子供であった。週末の楽しみとして、お小遣いをもらい、兄弟で観に来たりしているのだろうが、人が遠慮なく殺される映画を観ちゃうあたり、逆に、ほのぼの感を感じさせてくれる。 「タイムライン」 の感想は改めて映画のページに書く予定。 【難破船】 映画後、スーパーへ買出しに。相棒の指示で、二軒あるうちの遠いほうのスーパーまで行く。若干安いから。それからいったんモーテルに戻り、買った物を置いて、また自転車でダウンタウンに。ダウンタウンの沖合にマイタイ号という難破船があるのだが、相棒、そこをシュノーケルで探検したいのだという。 難破船といってもタイタニックのような悲劇はない。時は1916年。マイタイ号は難破したものの、幸いにも被害者ゼロだったという。現在、突出した船の一部分を水面に見るとこができるが、これも、 「船ですよ」 と教えられない限りいったい何であるのかわからない。難破した船に思いを馳せてみたかった私など、拍子抜けしたものであった。 船客・船員の無事をもって良しとするのが道理。 【イギリス食でノックアウト】 夕方、テイクアウェイのレストランでフィッシュ&チップスを買い、港を見ながら食べる。少し前に行ったホンジュラスで思いがけず絶品のフィッシュ&チップスを食べる機会に恵まれた私。今回も若干の期待を持って一口目を口に運んだのだったが。……。あちゃー。油のベターッとしたいつものあれである。しかもベーキングパウダー入れすぎ。 その時である。突然、相棒がキモチワルイと言い出し、うつむいてしまった。私が病気になっても大して心配などしない相棒。私は、それ見たことか!と愉快な気分になったのだが、ものの2分で自然治癒。 いいんだか悪いんだか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2004 12:36:36 AM
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