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2017.02.20
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カテゴリ:栄養療法
自分のための覚書まとめです。
基準値は、栄養療法クリニックの血液検査結果(三菱化学メディエンス)に載っているもの
目標と理想は、栄養療法的な解釈によるもの 目標値は自分の20回分のデータをもとに
このぐらいかな?と予想したもので 分からない点もありますし、違ってるかもしれません。
新しく分かれば書きかえます。


★ たんぱく質 の過不足

総たんぱく(基準値6.7~8.3) 目標7.3以上 理想7.5~9.0
低い場合タンパク質の不足 9より高いと炎症が起きている場合がある

基準値より高値の場合
慢性感染症、肝硬変、膠原病、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、脱水
・グロブリンの増加:急性・慢性感染症、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症
・アルブミン・グロブリンの増加:脱水・消化管閉塞、ショック、アジソン病

基準値より低値の場合
肝機能障害、肝炎、栄養不良、蛋白漏出(ネフローゼ症候群)
・アルブミンの減少:たんぱく尿、体腔内への漏出(胸水、腹水など)
・アルブミンの合成障害:肝障害、貧血、免疫不全症
・たんぱくの異化亢進:悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症、重症感染症
・そのほか:たんぱく摂取不足(飢餓状態、吸収不良症候群など)
 たんぱく漏出(ネフローゼ症候群、たんぱく漏出性胃腸症、火傷など)



γ-GTP(基準値 男:80以下、女:30以下) 目標17以上 理想20以上
10台か1桁に落ちている人は、タンパク質の摂取が決定的に少ない
高値では グルタチオン活性が上昇している場合もある

基準値より高値の時
アルコールの過剰な摂取 基準値の数倍から10数倍の高値になる
肝臓の障害(アルコール性、薬剤性、脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がんなど)
胆道が詰まって胆汁が溜まってしまった時 2~3倍の高値になる
飲酒する人で、AST、ALTが正常で、γ-GTのみが2~3倍に上昇する場合は
アルコール性肝障害は起こしていないが、アルコールの量が負担になっていると考えられる。
アルコールが関係しない食事や糖尿病性の脂肪肝の上昇は、ごく軽度
アルコールを飲まない人の肝機能障害(肝炎や肝硬変)の上昇は 2~3倍
アルコールを飲まずγ-GTPのみ高い人は、水分をとり過ぎる、漢方でいう「水毒症」の人

基準値より低値の時
妊娠後期に女性ホルモンの影響で低くなることもある
溶血、蛋白摂取不足



尿素窒素(基準値8~20.0)目標16以上 理想20前後
1桁や10台の前半だとタンパク質が少ない 元気さ指数
少し高くなり腎機能が正常で鉄の減少が見られる場合、上部消化管出血の疑いもある
BUN低値なら 特にグルタミンを補う
クリニックの「栄養療法通信」では、たん白質の代謝量を反映
上昇:窒素負荷増大(消化管出血)体たん白異化亢進(悪性腫瘍、重症感染症、発熱、ステロイド投与)
低下:低たんぱく食、B群(特にB6)欠乏、たんぱく質需要の亢進(成長期、妊娠、授乳期、病中)
   胃粘膜障害

基準値よりも高値の場合
・腎臓での排泄障害-腎不全、脱水など
・産生が過剰-発熱、糖尿病など
・吸収が過剰-高タンパク食、消化管出血など
急性・慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、腎結石など
鬱血性心不全、たんぱく異化亢進、尿管結石、膀胱腫瘍
40mg/dlを超えたら腎不全が考えられ
100mg/dl以上になったら 腎不全(尿毒症)の起こる可能性が高く、危険な状態
高蛋白の食習慣でも尿素窒素が増加する

基準値よりも低値の場合
・産生が低下-肝硬変、肝炎、肝臓がんなど
・材料の不足-低タンパク食、妊娠末期
・尿崩症、マニトール利尿など
急性肝不全、末端肥大症などでも低値になる



総コレステロール(基準値120~219) 目標?~280ぐらいまで 理想値250前後

(クリニックの栄養療法通信「血液検査データの読み方」では、200~240)
少ない場合、膜、血管が弱くなり、抵抗力が無く弱々しい

基準値よりも高値の場合
家族性高コレステロール血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、閉塞性黄疸、胆汁性肝硬変、ネフローゼ症候群
グロブリンの増加:急性・慢性感染症、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症
アルブミン・グロブリンの増加:脱水、消化管閉塞、ショック、アジソン病

基準値よりも低値の場合
アルブミンの減少:たんぱく尿、対腔内への漏出(胸水・腹水など)
アルブミンの合成障害:肝障害、貧血、免疫不全症
たんぱくの異化亢進:悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症、重症感染症
そのほか:タンジア病、アジソン病、たんぱく摂取不足(飢餓状態、吸収不良症候群など)
たんぱく漏出(ネフローゼ症候群、たんぱく漏出性胃腸炎、火傷など)
100mg/dl未満の 極端な低コレステロールは
肝硬変、慢性の重症肝炎など、肝臓の病気による場合も多く、予後(生命)も短い



HDLコレステロール(基準値 男:40~85 女:40~95)
目標51~57の間の数値以上 理想80、90台、40台では低すぎる


基準値よりも高値の場合
原発性胆汁性肝硬変、アルコールの多飲、家族性高αリポたんぱく血症、運動
薬剤(クロフィブレート、HMG‐CoA還元酵素阻害剤)の影響、CETP欠損症など

基準値よりも低値の場合
虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症、脳梗塞、肝細胞障害、肝硬変、ウィルス性肝炎
LCAT欠損症、インスリン依存性糖尿病、慢性腎不全、関節リウマチ、甲状腺機能性亢進症
ネフローゼ、高糖質食、リノール酸摂取過剰、肥満、薬剤、喫煙など



アルブミン(基準値:3.8~5.3) 目標値4.4以上 理想値4.5以上 
少ないとむくみ

基準値よりも高値:後天性免疫不全症候群、無グロブリン血症、低グロブリン症

基準値よりも低値:肝機能障害:慢性・急性肝炎、肝がん、肝硬変
         栄養不良、糖尿病、多発性骨髄腫、ネフローゼ症候群、慢性感染症
         膠原病、関節リウマチ、マクログロブリ血症、悪性リンパ腫、梅毒

アルブミンが減少し グロブリンが増加
 A/G比1.5未満-慢性肝炎から肝硬変への移行期
 A/G比1.0前後まで低下-肝硬変の進行

アルブミン値の低下により A/Gが低下した時
 肝炎、肝硬変、肝がん、ネフローゼ症候群、タンパク漏出性胃腸炎、栄養不足など

総たんぱくの値が高く A/G比が低下した時
 多発性骨髄腫、高免疫グロブリン血症など

A/G比が 1.6より下がるのは
アルブミンが減る栄養不良、肝炎、肝硬変などの肝臓病、ネフローゼ症候群
グロブリンが増える慢性感染症、関節リウマチ、多発性骨髄腫、ガンなどがある
A/G比が1.0以下になると、完全に病的で、肝硬変やガンでは 0.1以下になることがある



尿酸(基準値 男:3.8~7、女:2.5~7) 理想値5~6
タンパク質・アミノ酸の欠乏 抗酸化作用をみる
低値の場合 (蛋白摂取不足とくにグルタミン、ビタミンB群不足)

基準値よりも高値の場合
測定値が常に8.0mg/dL以上を示す場合、体に尿酸結晶が沈着(高尿酸結晶)
尿酸過剰産生:白血病、多血症、多発性骨髄腫、溶血性貧血、痛風、糖尿病、高プリン食摂取
腎機能低下や尿路閉塞:急性、慢性糸球体腎炎、悪性高血圧、高脂血症、前立腺肥大
           アルコール中毒、妊娠中毒症、糖尿病、肥満
他に ダウン症候群、サルコイドーシス、甲状腺機能低下症

基準値よりも低値の場合
尿酸産生低下:キサンチン尿症、PNP欠損症など
尿酸排泄亢進:ウィルソン病、ファンコニー症候群など
低プリン食による尿酸吸収障害



コリンエステラーゼ(基準値 男:234~493、女:200~452)目標280以上?
肝臓でのタンパク合成能低下、蛋白質摂取不足、ビタミンB群の欠乏など栄養状態もみる

基準値よりも高値
ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、脂肪肝、急性肝炎回復期、糖尿病、肥満、高脂血症

基準値よりも低値
検査結果が基準値の50~20%は軽症、10%以下は重症
肝硬変、慢性肝炎、肝がん、劇症肝炎、肝膿瘍、低栄養状態、甲状腺機能低下症、重症感染症
悪性腫瘍末期、悪性腫瘍による悪液質、薬物中毒(有機リン)




★ ビタミンBの過不足

GOT・GPT 20前後より低くなり、GOTよりGPTが低く開きがあるほど ビタミンB6の不足
逆にGOTより GPTのほうが大きくなり、総コレステロールが高い場合 脂肪肝などの可能性がある
AST<ALT 5倍以上の上昇-ウィルス性肝炎、薬剤性肝炎、慢性肝炎活動期
AST>ALT 5倍以上の上昇-劇症肝炎、アルコール性肝炎、心筋梗塞、ショック
AST<ALT 5倍以下の上昇-慢性肝炎非活動期、過栄養による脂肪肝
AST>ALT 5倍以下の上昇-肝硬変、うっ血性心不全、アルコール性脂肪肝、溶血

GOT(基準値10~40)目標19かそれ以下~34ぐらい 理想20前後
GOT高値:肝炎、肝硬変、心筋梗塞、皮膚筋炎、溶血性貧血、閉塞性黄疸、筋ジストロフィーなど
     (GOTが高値で、クレアチンキナーゼ(CK)の上昇を伴う場合は、心筋梗塞が疑われる)
500以上:急性肝炎、劇症肝炎、心筋梗塞
100~500:慢性肝炎、急性肝炎、心筋梗塞、アルコール性肝炎など
50~100:慢性肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害など

GPT(基準値5~45)目標16~36ぐらい 理想20前後
GPT高値:肝炎、肝硬変、脂肪肝、胆嚢炎など
500以上:急性肝炎、劇症肝炎など
100~500:急性肝炎、慢性肝炎、閉塞性黄疸
50~100:肝硬変、脂肪肝

GOTとGPTが高値:甲状腺機能亢進症、急性肝炎、劇症肝炎の初期
臨床的に問題となるのは AST、ALTとも高値の場合
これらは細胞の壊死と相関があるので、値が高くなるほど疾患は重症になると考えられる。

GOT>GPTの時…肝硬変、肝ガンなど、慢性化した肝臓病
        とくに3倍くらいの時は、肝がんのことが多い
GOT<GPT…急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝
GOT、GPTともに200以上の時…仕事を減らす
   〃   300以上の時…入院の必要性あり
   〃   1000以上の時…重症
GOTのみ上昇、GPT正常…心筋梗塞




★ 亜鉛の過不足

アルカリフォスファターゼ(基準値100~325)目標171以上 理想値上限250ぐらい
140未満低値で亜鉛不足 マグネシウム不足 細胞の再生不良
ガン、妊婦、成長期などは高値になる
(栄養療法通信では、妊娠中、肝胆道系疾患、成長期、更年期、歯周病でも上昇とのこと)

ALP値が高値の場合
閉塞性黄疸、原発性胆汁性肝硬変(PBC)、副甲状腺機能亢進症、くる病
肝膿瘍、急性腎盂炎、脂肪肝、ALP結合免疫グロブリン、妊娠、成長期
1)急性肝炎、胆管結石、腫瘍などによる胆道の閉塞や
  薬剤性肝障害などで黄疸が出ると基準値の数倍に上昇する
2)慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝障害では、基準値の2~3倍になる
3)骨折や骨の腫瘍、がんの骨転移、移設後切除におこる骨軟化症などでは 基準値の2~3倍に上昇する。
  これらはGOT・GPTが上昇しないので肝臓や胆道径の病気と区別できる

・GOTやGPTが正常で、ALPのみ高値の場合
 骨の病気(骨肉腫、ガンの骨への転移、クル病、骨粗鬆症)、ガン、バセドー病
・GOTやGPTが正常で、ALPが少なすぎる時
 貧血、肝委縮(肝硬変末期、劇症肝炎)

260~600(軽度~中等度の上昇)
閉塞性黄疸(胆管がん、肝門部胆管がん、膵頭部がん、総胆管結石、ファーター乳頭がん)
肝占拠性病変(転移性肝がんなど)、肝内胆汁うっ滞、胆道感染、アルコール性肝障害
骨疾患(転移性骨腫瘍、骨折、骨軟化症など)薬物性肝障害、脂肪肝、うっ血肝
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がん(進展例)、悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症
生理的上昇(成長期、妊娠、血液型B型・O型の分泌型など)で多くみられる数値
悪性リンパ腫、白血病の浸潤、サルコイドーシス、粟粒結核、潰瘍性大腸炎、慢性腎不全
骨疾患(副甲状腺機能亢進症、くる病、骨肉腫など)などの可能性もあります。
600以上(高度の上昇)
黄疸、閉塞性黄疸(胆管がん、肝門部胆管がん、膵頭部がん、総胆管結石、ファーター乳頭がん)
肝占拠性病変(転移性肝がんなど)、肝内胆汁うっ滞、骨疾患(転移性骨腫瘍)で多くみられる数値
また、肝膿瘍、悪性リンパ腫、白血病の浸潤、サルコイドーシス、粟粒結核、アミロイドーシス
甲状腺機能亢進症の可能性もある

ALP値が低値の場合
前立腺肥大、慢性胃炎、甲状腺機能低下症、慢性腎炎、たんぱく栄養不良症など

アイソザイムが高値の場合に考えられる疾患
ALP1-肝がん、閉塞性黄疸など
ALP2-肝炎、胆道閉塞など
ALP3-副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍の骨転移など
ALP4-妊娠、悪性腫瘍
ALP5-肝硬変、慢性肝炎、慢性腎不全など
ALP6-潰瘍性大腸炎、肝がんなど



亜鉛(基準値64~111)

基準値より高値の場合
内分泌疾患(成長ホルモン欠損症、甲状腺機能亢進症、副腎不全、アジソン病)
血液疾患(溶血性貧血、赤血球増多症、好酸球増多症など)

基準値より低値の場合
摂取不足(菜食、静脈栄養、経腸栄養、低栄養)、吸収障害(陽性肢端皮膚炎、肝障害、炎症性腸疾患)
過剰喪失(下痢、肝硬変、糖尿病など)重要増大(妊娠、新生児)など




★ 鉄の過不足

フェリチン(基準値4~64.2)理想80~150 理論的正常値125mg 有経女性50~80目標
(栄養療法通信では、100~120が理想とありました。)
低い場合貯蔵鉄不足 鉄だけが不足の場合、MCVの値が小さくなってくる
鉄欠乏の他のデータがあるのに MCVが正常を保っている場合、B群、Eが不足

基準値より高く 血清鉄も高い場合
ヘモクロマトーシス、ヘモジデローシス、再生不良性貧血、溶血性貧血、急性肝炎

基準値より低く 血清鉄は低い場合
慢性炎症、白血病、悪性リンパ腫、各種ガン



MCHC・赤血球血色素濃度(基準値30.2~35.1)目標32~35まで? 理想30~34
最後の最後まで落ちない 30ぐらいまで落ちてくる場合は深刻、長期的、重大な鉄不足

MCH・赤血球血色素量(基準値28~34)理想値31~33

MCV・赤血球容積(基準値85~102)目標値93~99 理想値90~93
多い場合-B12、葉酸の不足 低い場合-鉄の不足
MCHが低くてMCVが高い場合、ビタミンB欠乏が深刻

MCV、MCHCが ともに基準値より低値(小球性低色素性貧血)
鉄欠乏性貧血、慢性炎症性疾患(関節リウマチなど)、サラセミア、鉄芽球性貧血、無トランスフェリン血症

MCV、MCHCとも正常範囲(正球性正色素性貧血)
急性出血、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球癆、腎性貧血、内分泌疾患、薬剤副作用、放射線障害

MCV、MCHCがともに基準値より高値(大球性高色素貧血)
ビタミンB12欠乏性貧血(悪性貧血など)、葉酸欠乏症貧血、肝臓障害



赤血球(基準値 男:430~570 女:380~500)目標420以上?



ヘモグロビン(基準値 男:13.5~17.5、女:11.5~15) 目標13.5~15.9
酸素の運搬能をみる

基準値よりも高値の場合
多血症、脱水

基準値よりも低値の場合
各種貧血(鉄欠乏症、溶血性貧血、巨赤芽球貧血、再生不良性貧血など)白血病、妊娠など

赤血球の数は正常(例えば500万個)で、ヘモグロビンが少ない(例えば10g以下)
 …鉄欠乏性貧血
 食物中の鉄分不足、下痢や胃腸病の為、鉄分の吸収障害、一番多いのは出血
 男性の場合…痔、胃潰瘍などの出血
 女性の場合…生理過多、子宮筋腫、痔、胃潰瘍
赤血球減少(例えば350万)、へモグロビン正常(例えば15.0)(またはやや減)
 …高色素貧血:悪性貧血(ビタミンB12欠乏)、再生不良性貧血
赤血球(例えば300万)、ヘモグロビンともに並行して減少(例えば8.0)
 …生色素性貧血:溶血性貧血、腎性貧血、ガン性貧血

貧血の種類
小球性低色素性貧血…赤血球が小さく、ヘモグロビン量が減少する貧血
 MCV 79以下 MCH 30以下 鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、サラセミア
正球性正色素正貧血…赤血球、ヘモグロビン量ともに正常な貧血
 MCV 80~99 MCHC 31~35 溶血性貧血、急性出血、腎性貧血、再生不良性貧血
大球性貧血…赤血球が大きく、ヘモグロビン量が増加または正常な貧血
 MCV 100以上 MCHC 31~35 巨赤芽球性貧血、肝機能障害による貧血




★ 血糖コントロール


血清アミラーゼ(基準値40~122) 目標100以下~?
膵臓の負担をみる

血清、尿ともに基準値より高値のとき
急性膵炎、膵臓がん、耳下腺炎

血清のみ基準値より高値のとき
マクロアミラーゼ血症、腎不全など

血清、尿ともに基準値より低値のとき
慢性膵炎、膵臓がん、膵臓・唾液腺の切除、高度の糖尿病



グリコアルブミン(基準値12.3~16.5) 目標値14.1以上
最近の血糖コントロールをみる

一般的基準値よりも高値の場合
糖尿病、甲状腺機能低下症、高ビリルビン血症など

一般的基準値よりも低値の場合
溶血性貧血、大量出血、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、肝硬変など



グルコース(基準値70~109) 目標値80以上
空腹時の低血糖

基準値よりも高値の場合
1)一次性糖尿病
2)二次性高血糖
 急性膵炎、膵結石症、ヘモクロマトーシス膵摘出後、流行性耳下腺炎
 成長ホルモン過分泌、糖質コルチコイド過分泌、グルカゴン過分泌
 甲状腺機能亢進症、脳血管障害、頭蓋骨骨折、脳腫瘍、肥満症、肝疾患、リポジストロフィ)
3)機能性高血糖症
 食事性、発熱、悪性貧血、テタニー、てんかん、運動後、アシドーシス
 CO中毒、尿毒症、精神分裂症、躁うつ病、膵疾患(膵炎、膵臓がん)
 肝疾患(肝硬変、慢性肝炎)、内分泌疾患(クッシング症候群、褐色細胞腫、グルカゴノーマなど)
4)その他
 妊娠、ストレス、過剰栄養、脂肪肝、肥満、末端肥大症、原発性アルドステロン症
 インスリン受容体異常症、脳血管障害、感染症、高脂血症、飢餓、薬剤(糖質コルチドイドなど)

基準値よりも低値の場合
膵疾患(インスリノーマ)、機能性低血糖(絶食、激しい運動、腎性糖尿など)
肝疾患(肝硬変、肝がん)、先天性代謝異常(糖原病、ガラクトース血症)
下垂体前葉機能低下、副腎皮質機能低下症、胃切除後にみられる食事性高インスリン血症
腎性糖尿、糖尿病、インスリン自己免疫症候群、低グルカゴン血症、甲状腺機能低下症
アジソン病、アルコール性低血糖症、薬剤投与(インスリン、プロプラノロール)



耐糖能指数 目標1.7以下ぐらい? 理想値1
糖質が十分利用されているかをみる



遊離脂肪酸(基準値0.1~0.9) 目標0.7以下ぐらい?
体内のエネルギー利用 糖質の代謝、インスリンの働き、脂質代謝
自律神経の状態、ミトコンドリアの状態などをみる

基準値より減少する疾患
インスリノーマ、甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、アジソン症

基準値より上昇する疾患
糖尿病、甲状腺機能亢進症、先端巨大症、褐色細胞腫、肥満症、重症肝障害
冠不全、飢餓、急性心筋梗塞、急性膵炎妊娠後期、本態性高脂血症



カリウム(基準値3.5~5) 目標5.5以下~3.9の間か?
血糖調節やストレスで低下 ミネラル不足をみる

基準値よりも高値
高カリウム血症、腎不全、副腎不全、アジソン病、低アルドステロン症
火傷、代謝性アシドーシス、溶血性疾患、降圧薬・ジギタリス薬の影響
インスリン欠乏、溶血、白血球増多、血小板増多など

基準値よりも低値の場合
低カリウム血症、低栄養、嘔吐、下痢、原発性アルドステロン症
クッシング症候群、代謝性アルカローシス、利尿剤投与など
インスリン過剰分泌 吸収不良症候群、絶食、食欲低下など




そのほか


中性脂肪(基準値30~149) 目標60以上
30台では、いつ病気になっても おかしくない状態
低ければ低いほどよいというものではない
摂取カロリーの不足や、糖質の代謝異常などで低下

基準値よりも高値の場合
家族トリグリセライド血症、動脈硬化性疾患、高カイロミクロン血症、高脂血症、糖尿病
高尿酸血症、ネフローゼ症候群、クッシング病、甲状腺機能低下症、急性膵炎
アルコール性脂肪肝、肥満、腎不全、アルコールや糖質過剰など
閉塞性黄疸、経口避妊薬、ホルモン剤の使用

基準値よりも低値の場合
甲状腺機能亢進症、アジソン病、慢性肝障害(肝硬変、肝臓がん)、低栄養状態
吸収不良症候群、悪液質など 下垂体機能低下症(コレステロールが高めの場合)



間接ビリルビン(基準値0.2~1) 目標0.6以下 理想0.5以下
細胞膜の状態 ビタミンE タンパクの欠乏 活性酸素の増加をみる

間接ビリルビンが基準値よりも高値の場合
溶血性貧血、悪性貧血、サラセミア、鉄欠乏性貧血、ポルフィリア、肝硬変
急性肝炎、薬物中毒、新生児黄疸など



A/G(基準値1.1~2) 目標1.8以上 2が超健康
総合的な栄養状態をみる数値

高値:後天性免疫不全症候群、無グロブリン血症、低グロブリン症

低値:肝機能障害:慢性・急性肝炎、肝がん、肝硬変
   栄養不良、糖尿病、多発性骨髄腫、ネフローゼ症候群、慢性感染症
   膠原病、関節リウマチ、マクログロブリ血症、悪性リンパ腫、梅毒

アルブミンが減少し グロブリンが増加
A/G比1.5未満-慢性肝炎から肝硬変への移行期
A/G比1.0前後まで低下-肝硬変の進行

アルブミン値の低下により A/Gが低下した時
肝炎、肝硬変、肝がん、ネフローゼ症候群、タンパク漏出性胃腸炎、栄養不足など

総たんぱくの値が高く A/G比が低下した時
多発性骨髄腫、高免疫グロブリン血症など

病気の時ほど、グロブリンが増え、アルブミンが減るのでA/G比は小さくなる
A/G比が1.6より下がるのは
アルブミンが減る栄養不良、肝炎、肝硬変などの肝臓病、ネフローゼ症候群
グロブリンが増える慢性感染症、関節リウマチ、多発性骨髄腫、ガンなどがある
A/G比が1.0以下になると 完全に病的で、肝硬変やガンでは 0.1以下になることがある



血清鉄(基準値 男:50~200、女:40~180) 目標は120ぐらい~81? 
鉄やたんぱく質やビタミンEの不足をみる



不飽和鉄結合能(基準値 男:140~330、女:150~385) 目標は140以上? 
造血機能の低下や タンパク合成の低下

基準値より高い場合:鉄欠乏性貧血

基準値より低い場合:悪性腫瘍、感染症、再生不良性貧血、急性肝炎



網状赤血球(4~19) 目標12以下
たんぱく質やビタミンEの不足をみる

基準値よりも高値の場合
骨髄における赤血球の産生が増加
溶血性貧血、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血など

基準値よりも低値の場合
骨髄における赤血球が減少
再生不良性貧血、悪性貧血、骨髄異形成症候群、骨髄繊維症、急性白血病など



乳酸脱水素酵素 LDH(基準値120~240)目標170ぐらい~250ぐらい?
乳酸の除去にかかわるもの 200台の前半で疲れやすく、140未満でナイアシンの欠乏 
LDHが少し上がり、I-BILLが少し上がる人は、血管内溶血があり ビタミンEの欠乏が深刻

基準値よりも高値の場合
・心疾患:急性心筋梗塞、鬱血性心不全
・肺疾患:肺塞栓症、間質性肺炎
・血液疾患:悪性貧血、溶血性貧血、白血病、悪性リンパ腫、伝染性単核症
・悪性腫瘍
・腎疾患:腎梗塞、急性心不全
・肝疾患:慢性肝炎、急性肝炎、劇症肝炎、鬱血肝
・そのほか:伝染性単核症、筋ジストロフィー、LDH結合免疫グロブリンなど

LDHの正常値は、200から400国際単位くらい
白血球の悪性腫瘍である悪性リンパ腫や白血病では、600から数千まで顕著に上がり
筋肉が大量に破壊される筋ジストロフィーなどでも同じくらい上がる
心筋梗塞や慢性肝炎では、400から600くらいの中等度に上がる

4~5倍に上昇→急性肝炎や心筋梗塞、肝臓がん
2倍以下→アルコール性肝炎、脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変
LDHが AST、ALTより上昇→肝臓がん
高値でも軽度の場合は、全身の種々の病気が考えられる

<GOTとLDHが上昇する場合> 心筋梗塞、筋肉の炎症や筋ジストロフィー
<GPTとLDHが上昇する場合> 肝臓病、肝硬変、肝ガンなど
<LDHのみが極端に高い場合>(数倍~数十倍:たとえば1000以上) 悪性貧血、ガン

肩こりや筋肉の痛みの原因物質の乳酸を分解するのが、LDHなので
単なる筋肉痛やこりの時、上昇(ただし1000単位以下)することもある

溶血血清は、赤血球に含まれる多量のLDHにより、偽高値を示す。



クレアチニン(基準値 男:0.61~1.04、女:0.47~0.79)
筋肉量を示す値
高値-運動時、心筋疾患、骨格筋疾患、脳血管障害、甲状腺機能低下
低下-運動不足、骨格筋減少、ミトコンドリア機能低下

基準値より高値
心筋梗塞、狭心症などの心臓の病気、筋ジストロフィーなどの筋肉の病気、甲状腺機能低下症
激しい運動の後や筋肉注射、心臓や脳の手術後、アルコール、鎮痛剤でも高値になる場合がある。

基準値より低値
甲状腺機能性亢進症、先天性球状赤血球症、高ビリルビン血症、長期臥床、結合組織疾患
治療の副作用(ステロイド治療、化学療法)など



カルシウム(基準値8.4~10.4) 目標値9.6以上

基準値よりも高値の場合
悪性腫瘍、白血病、骨への癌転移、多発性骨髄腫、骨破壊、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD過剰

基準値よりも低値の場合
副甲状腺機能低下症、慢性腎不全、急性膵炎、ビタミンD欠乏症、カルシウム摂取不足、くる病、栄養障害



血清銅(基準値70~132)
炎症で上昇

基準値よりも高値の場合
悪性腫瘍、感染症、肝胆道疾患、再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血、白血病、多発性骨髄腫、妊娠

基準値よりも低値の場合
ウィルソン病、メンケス病、ネフローゼ症候群、多発性硬化症、肝硬変、栄養不良など



ペプシノーゲン
萎縮具合、胃酸の分泌や吸収障害などをみる

I値が高く、I/II比が低い
ピロリ菌の感染、胃潰瘍、十二指腸、胃がん、ゾリンジャー・エリソン症候群、腎不全、ブルンネル線種など
I値、I/II比ともに低い
委縮性胃炎、胃線種(前がん病変)、胃がん、悪性貧血、肝硬変など
I値が低く、I/II比が高い
胃切除後
I値とI/II比が低いほど 胃がんの発見率が高い

陰性:I値70以上で I/II比が3以上
中等度陽性:I値50未満で I/II比が3未満
陽性:I値70未満で I/II比が3未満
強陽性:I値30未満で I/II比が2未満


基準値よりも高かったり低かったりする場合の疑わしい病気は
読んだ本から 気になる点や 覚えておきたい点だけ まとめています。 
間違っているかも知れませんし、必ずその病気とは限らないかも知れません。
詳しいことは病院で聞かれたり、本などで確認ください。
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 ※注意ください
 人のためにだけ書いているわけではなく、自分のための栄養療法の記録です。
 体には個人差がありますし、全てが参考になるわけではないと思います。
 自分の数値が気になった方は、自分で判断せず
 栄養療法のクリニックに一度かかられることをお勧めします。





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Last updated  2017.02.24 10:28:57
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