10月のフィトビューティ講座
昨日は月に一度開催している「フィトビューティ講座」でした。もともとは5月の試験でしくじったのがきっかけ。どうも机にかじりついてのお勉強だけでどうにかなるタイプのオツムと人間性ではないらしいと気がついたのでした。そこでアウトプットの場として始めたお教室も今回で無事、第四回。まずは前日のお土産作りから。手作りコスメは新鮮さが命。なのでどうしても前日夜に作ることになります。今回は先日仕込んだ紫根のインフューズドオイルを使ったセラム。つまりは美容液ですね。ジェルやセラムにはオイルを入れない人が多いようですが、これから乾燥する季節であることを考えるとやはり、質の良いオイルを少し加えてあげたいもの。先日、自分用に作った「紫根のシアバタークリーム」が真っ赤っかで可愛らしくなかったことをふまえ、今回はインフューズドオイル2に対してキャリアオイル(今回はまだ暑い日もありそうと言うことで、すっきり軽めのグレープシードオイル。贅沢にアルガンオイルも使用)5の割合にしてみました。自分の分も含めて7人分。始めキサンタンガムがダマになってしまい不安でしたが、根気よく、少量づつの水(精製水と芳香蒸留水2種)を加えて混ぜていきました。出来上がりはこちら。フルフルとろりとした仕上がりに。 どうしても紫根の独特の匂いが気になります。精油はローズゼラニウム、サンダルウッド、イランイランの女っぷり上がりそうな3種類にアンチエイジング効果ナンバーワンのフランキンセンスで甘過ぎになりそうな組み合わせを引き締めます。大量に作る良さは、使える精油の幅が広がること。通常の仕上がり量25mlの場合であれば、フェイシャルであることを考慮して2滴が良いところではないかと思うのですが、その7倍ですので合計14滴まではいけます。実際は4種類×3滴。それでも紫根の気になる匂いが消え、参加者の皆さんにお渡ししたとたん「良い香り〜」との声が上がりました。昨日も前回同様にアーユルヴェーダがテーマ。けれど今回はアーユルヴェーダの理論にはあまり時間を割かず、実用に寄った内容を増やしてみました。前回ご参加くださった方から「面白いので自分でも本を買ってみました。でも難しい」との感想をいただいたのです。 手作りコスメのレシピ紹介やお教室を始めて「精油やハーブを生活の中に取り入れたいけれど、難しそうですね」とのお話しを耳にすることもあります。ビギナーさんの精油やハーブ活用の導入になる様な、そんな講座を考えました。始めはドーシャチェックをしたいただきました。 ドーシャは個人の気質、体質だけではなく、時間帯、ライフサイクル、季節などにも対応していること。 「乾性」「湿性」と「冷性」「温性」のと言う性質に寄る分類から、それぞれのドーシャに合う精油とハーブがあること。味覚とドーシャの関係と精油やハーブの元となる植物の性質からも各ドーシャに合うもの、合わないものがあることをお話ししました。そして前回と同じくご自身のドーシャに合う色と香りのバームをお作りいただきました。 皆さんの作品です。アーユルヴェーダは視覚とも深い関わりがあると言われていますが、それぞれの方に合うお色味に仕上がっていたのは、とても興味深く思いました。 アーユルヴェーダはともすると占いやパワーストーンなどいわゆる「スピリチュアル」な分野とつながりそうな部分もありますが、学べば学ぶほど、現代の医学、生理学とかけ離れない部分もたくさんあることがわかります。なんたって、世界三大古典医療のひとつですものね。正しい知識を持って、これからも上手にセルフケアに取り入れていけるよう、そして正しいご提案ができるよう、化学や生理学とリンクさせて勉強を続けていきたいと思います。 【5,400円以上で送料無料!】フローリハナ、フローリーハナ、精油、アロマローズ調の香りFlorihana(フロリハナ)/フランスローズゼラニウムオーガニック5g(5.6ml) エッセンシャルアロマオイル 因に今回もローズゼラニウム精油は大人気でした。以前は苦手だったこの香りですが、Florihanaと出会ってからは大好きになりました。