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《櫻井ジャーナル》

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2010.12.30
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 今年の1月、アラブ首長国連邦のドバイでハマスの幹部、マームード・アルマボーが暗殺され、その実行犯としてモサド(イスラエルの情報機関)の名前が挙がった。この事件の捜査にアメリカ政府が協力していなかった事実をWikiLeaksの公表した外交文書は明らかにしたと報じられている。

 イスラエルのハーレツ紙などによると、ドバイの警察当局がアメリカ大使とヒラリー・クリントン国務長官に対し、暗殺犯が使用したアメリカの銀行のクレジット・カードに関する情報を照会したところ、情報の提供をアメリカ側は拒否し、その一方でイスラエルに協力していたというのである。

 振り返ってみると、イスラエルは1948年5月に「建国」した直後から、こうした暗殺を繰り返してきた。(建国前から「テロ」は盛んに行っていたが)その一例が1948年9月の出来事。国際連合調整官を務めていたフォルケ・ベルナドッテ伯(スウェーデン人)と国際連合監視者のアンドレ・セロー大佐(フランス人)がエルサレムの近くで暗殺されたのである。シオニストの非公然武装グループ「レヒ(通称スターン・ギャング)」が実行したのだが、このグループはイスラエル政府とも緊密な関係にあった。ちなみに、後にイスラエルの首相を務めるイツハク・シャミルは当時、レヒの指導者だった。

 WikiLeaksの内部告発支援は、情報を庶民が取り戻す助けになった。このことは間違いないのだが、イスラエルや日本関係の文書など不自然に出てこないものもある。こうしたことからWikiLeaksとイスラエル/親イスラエル派との関係を疑う人もいるのだが、同サイトのジュリアン・アッサンジは西側のメディアがそうしたテーマを嫌がったと弁明している。具体的な名前は口にしなかったようだが、多くの人はニューヨーク・タイムズ紙を指していると推測している。

 アッサンジによると、これから半年の間に約3700件のイスラエルに関係した文書を公表していくという。日本関係の文書も早く公表してもらいたいところだ。





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最終更新日  2010.12.30 16:57:41



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