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《櫻井ジャーナル》

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2011.04.11
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 エジプトで「革命第2幕」が始まった可能性がある。4月8日にタハリール広場を10万人以上が埋めたが、10日になっても1000名以上が広場を占拠している。軍や治安当局の部隊が9日午前三時頃、広場にいた数千人を排除するために襲撃、その際にひとり、あるいはふたりが射殺されたという情報もある。それでも広場を完全に制圧することはできなかったわけだ。

 デモ隊が第1に求めているのは、ホスニ・ムバラク前大統領や取り巻きの起訴。そのムバラクの弁明を10日にアルアラビヤが放送している。9日に録音されたものだという。検察当局はムバラクの取り調べを行っているというが、民衆側から見ると遅々として進んでいない。

 力で民主化運動を押さえ込もうとすれば、国内の混乱を招き、経済活動が停滞することは避けられない。「財閥化」しているエジプト軍としては好ましい展開ではない。後ろ盾のアメリカもリビアとの兼ね合いがあり、運動の鎮圧に協力しにくい状況だが、ムバラクに厳しく対処すれば国内の支配層内で混乱が起こり、アメリカやイスラエルとの関係も悪化する可能性がある。現在、エジプトを介してリビアの反政府派へ武器が渡っているのだが、エジプト情勢によってはリビアへも影響が波及するかもしれない。





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最終更新日  2011.04.11 17:04:09



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