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《櫻井ジャーナル》

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2014.03.02
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 ウクライナの暫定政権を支えているのは、欧米の「国境なき巨大資本」、ウクライナに巣くう利権集団のオルガルヒ、そしてNATOを後ろ盾とするネオ・ナチ。治安に関係した重要ポストはネオ・ナチが押さえた。

 クーデターの際、ネオ・ナチに対抗したのは警官隊のベルクトだが、先月26日、内相のアーセン・アバコフはベルクトの解散を発表、すでにベルクトのメンバーは晒し者にされている。命の危険を感じる隊員も多く、ロシアに保護を求めたメンバーに応える形でロシア外務省はロシアのパスポートを発行すると約束、おそらく、ベルクトに好意的な東部や南部へ逃げる隊員も少なくないだろう。

 また、ロシア軍が入ったと言われるクリミアではウクライナ軍の兵士がロシア側についたと言われている。戦闘、抵抗はなかったようだ。

 キエフのクーデターで実権を握った暫定ファシスト政府の命令に従いたくないと考える兵士も多いようで、帰順先が明確になれば、東部/南部で反クーデター軍が編成される可能性も小さくない。そこにベルクトのメンバーも合流するだろう。保護を求めてロシア側へ移動している一般市民も14万人以上に達しているという。

 すでにクリミア以外の地域でも暫定ファシスト政権に反対する抗議活動が広がりつつあるようで、「西側」にとっては厳しい展開になるかもしれない。今回のクーデターを仕掛けたビクトリア・ヌランド国務次官補やジェオフリー・パイアット駐ウクライナ米国大使のようなネオコンを抱えるバラク・オバマ政権も対応が難しいところだ。暫定ファシスト政権が崩壊するような状況になった場合、NATO軍が軍事介入してロシア軍と戦闘になる展開も否定できない。





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最終更新日  2014.03.03 03:10:28



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