結合双生児の人生

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  「分離されなかった結合双生児」9

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」9今とのところ、この姉妹にどんな将来が待ち受けているのかはわかりません。二人が、有名なエンとチャン兄弟のように結婚するのかどうかもわかりません。現在の時点では、アビーは歯科医になりたがり、ブリタニーは飛行機のパイロットを希望しています。二人は別々の場所に同時にいることはできませんので、職業についても話し合うことが必要になるでしょう。しかし、これまでの人生では、二人はさまざまな苦難に打ち勝ってきました。母親は、二人はこれからも困難に打ち勝っていくだろうと思っています。母親はこういいます。「私たちに、同情はいりません。二人は結合して生まれてきたとすれば、その結合は完璧なものなのです。」完笑顔のAbigail and Brittany

  2004.07.10

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  「分離されなかった結合双生児」8

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」8現在、アビゲイルとブリタニー姉妹は小学校に通っていますが、分離手術は望んでいません。でも父親は、もし二人が大きくなって、気持ちが変わるようなことがあれば、手術をする可能性も考慮しています。しかし、これまで、大人になって、分離手術をして成功した例はありません。今のところ二人は、それぞれが個性的な人間として、成長しています。学校の先生の話では、二人は宿題をそれぞれ自分の分やるそうです。どちらかのやった答えを丸写ししてもよさそうなものですが、二人はそんなことはしません。ときには、どちらかが正解し、どちらかが間違うこともあります。彼女たちは自分たちの置かれた条件から、強調と話し合いの名人になっています。クラスで議論が紛糾したときには、二人がみんなに、仲良くすることの大切さを教えるのです。ライフの表紙のAbigail and Brittany

  2004.07.09

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• 「分離されなかった結合双生児」7

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」7この姉妹は、分離されずに生きた最初の結合双生児ではありません。これまでにも数多く、結合したままで、実り豊かな人生を過ごした者たちがいるのです。イボンヌとイベッテ姉妹もよい例です。43歳でなくなるまで、ふたりは多くの友人ができ、立派な業績を残しました。ふたりは著名なゴスペル歌手となり、国中を公演で回りました。ふたりは自立心が旺盛でしたので、実家から独立し、自分たちのアパートに住みました。死ぬときには、ふたりはカリフォルニアのコンプトン大学の看護学生でした。大学の広報担当のポウラはこう語っています。「彼女たちは近くにいるだけでとてもすばらしい人たちでした。卓越したユーモアのセンスがあり、あけっぴおげに話のできる人たちでした。」

  2004.07.08

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  「分離されなかった結合双生児」6

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」6主治医が強く反対したので、両親は、姉妹の分離手術をしないと決めました。両親は、たとえ手術が成功しても、その後何度も手術が必要だし、たくさんの痛みも伴うし、ずっと車椅子の生活になることがわかっていたのです。母はこんなふうに言っています。「もし分離したら、真ん中から真っ二つに切るということになるわ。」父はこう言います。「手術をしたらどんな人生になると思う？何年も手術をして、ずっと苦しんで、その結果体は半分しかないんだよ。」両親の考えは、ジョンズ・ホプキンス小児科センターの、ベンジャミン医師の言葉によって、ますます強いものとなりました。「分離手術は彼女たちにとって不適切で、彼女たちに情動的問題と、心理的外傷をもたらすであろう。二人は一緒に育ってきた。これが彼女たちの生き方なのだ。」父と遊ぶAbigail and Brittany

  2004.07.07

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  「分離されなかった結合双生児」5

  Joined at Birthより。二人は同様の経験を多く積んでいきましたが、すべてがまったく同じというわけではありませんでした。二人はそれぞれ違ったときに、おなかがすいたり、眠くなったりします。しかしお互いに違った気持ちを持つことがあっても、二人は力を合わせて行動していく方法を覚えていきました。生後15ヶ月で歩けるようになりました。どちらの足を最初に踏み出すかということは誰からも言われずにできました。さらに、その後、泳ぐことも、自転車に乗ることもできるようになりました。ピアノを弾くAbigail and Brittany

  2004.07.06

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• 「分離されなかった結合双生児」4

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」4幸いにも、この姉妹は、成長していっても健康なままでした。唯一必要だった手術は、二人の頭の間から出ていた、3本目の手を切除することでした。ふたりの循環系は共有されているので、一人が病気になると、もう一人も具合が悪くなるのです。つまり、ブリタニーが感染症にかかったとき、アビーが薬を飲んでもいいということです。そうすることで、ブリタニーが薬を飲んだかのように、病状が回復するのです。二人は予防注射が1回でいいと知ったときには、ことのほか喜びました。痛い思いを何度もしなくてすむからです。

  2004.07.05

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• 「男女の双子を産む方法」

  質問があったので。臨時に「男女の双子を産む方法」について。このページなどを参考にして。まず双子の生まれる確率。昔は、約160人に1組。最近は、排卵誘発剤の影響か、増加して、約110人に1組。そのうち、男女の双子の生まれる割合はおおよそ、5分の1．（男男：男女：女女は1：0.5：1）よって、男女の双子は、500人から600人に1組ぐらいの割合で生まれることになる。また、1卵性双生児は必ず、男男か女女であり、男女の双子は、2卵生双生児。男女の双子の生み方？1卵性双生児は、父方、母方、いずれも血族にいれば双生児いれば生まれやすい。しかし、2卵性双生児は、母方の影響だけ。つまり男の人が双子がほしければ、双子が血族にいる女性と結婚すると確率アップ。しかし、女の人の場合は、双子が血族にいる男性と結婚しても、確率アップするのは、1卵性だけ。だから、女性の場合は、誰と結婚しようと、男女の双子の確率はアップしない。どうしても男女の双子がほしければ、排卵誘発剤使用して、あとは神頼みか。

  2004.07.04

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  「分離されなかった結合双生児」3

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」3この姉妹には、二つの頭と二つの心臓がありますが、腰から下は、二本足のひとつの体を共有しています。二人の誕生は、両親のパティとマイクには驚きでした。二人が生まれるまで、この両親は二人が双子であることにすら気がついていなかったのです。でもこの両親はすぐに慣れていきました。この双子が誕生すると、すぐに近くの特別小児病院へと運ばれました。「私たちは二人がすぐに死ぬと思ったわ」と母親は、子供たちが生まれてすぐのときのことを語ります。でも、両親は、二人が健康で、日常生活が送れるとわかると、「大丈夫」と思ったのです。Abigail and Brittany

  2004.06.28

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  「分離されなかった結合双生児」2

  Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」2場合によっては、二人に分離するには十分な量の体がない場合もあります。ですから、そういう場合には、結合したままできるだけ長く生きていけるようにと、努力します。こういった双生児の人には、たとえばアビゲイルとブリタニー姉妹がいます。二人の日常生活は、ほかの子供たちとそんなには変わりありません。誕生したアビゲイルとブリタニー姉妹

  2004.06.27

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• 「分離されなかった結合双生児」1

  ということで、いよいよ最終章に突入です。Joined at Birthより。「分離されなかった結合双生児」1結合双生児の分離手術を両親が断るケースもおおくあります。こういった両親は、結合双生児の子供たちが手術によって死んでしまう危険性を避けようと思うからです。また、分離手術ができたとしても、体の再建のために、何回も痛くて大変な手術を子供が受けなければいけないのがいやで、手術を断る親もいるのです。

  2004.06.26

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」14

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」14賛否両論あります。どちらが正しいともいえませんが、一つはっきりしていることはあります。将来同様の結合双生児が現れたとき、分離すべきか否かの判断にこのケースが大きな影響を与えるということです。以上。というわけでこの章終了。最後の章も翻訳しようかどうしようか。

  2004.06.25

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」13

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」13アンジェラの死は、再び論争を巻き起こしました。重篤な医学的問題を抱える結合双生児を分離するべきかどうかについてです。しかし、アンジェラを治療した医師達は、自分達は正しいことをしたと主張しました。自分達の行動こそ、最善かつ最も人道的であると。「成功率が１％とは決して思わなかった。治療不可能な心臓だと考えたら、手術には賛成しなかった。われわれはいつも、難しい課題に挑戦している。しかし、不可能に挑戦しているわけではない。」こうある外科医は述べました。医療チームの責任者であったマーク医師は同様のことを述べています。「アンジェラの術後経過は、手術可能だという医療判断が正しかったことを示している。」

  2004.06.24

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」12

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」12アンジェラは分離手術後１０ヶ月間生存しました。この長い入院中、アンジェラの世話をした人達にとって、彼女の死はショックでした。予想していたよりはるかに彼女は回復していったからです。担当医は、彼女は９５%の確率で、両親のもとに元気に退院できるだろうと予想していました。最初に予想していたものとは違い、アンジェラの入院生活は検査づけの拷問のようなものではありませんでした。心臓は外科手術により回復し、鎮痛剤も必要ありませんでした。入院中は看護婦さんやボランティアが、本を読んであげたり一緒に遊んだりしました。アンジェラはにっこり笑い、投げキッスをするのでした。しかし、ある日アンジェラの体温は急激に上昇し、彼女は呼吸困難となりました。血栓ができ、心臓に血液が逆流したのです。アンジェラが死んだとき、まだ、医師達は信じられませんでした。

  2004.06.23

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」11

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」11反対意見があったにもかかわらず、両親は手術することに決めました。成功率が低いことを質問されると、父親は答えました。「宝くじにあたる人はたくさんいる。我々だって当たるさ。」双子の分離手術には１８人の医師が関わり、５時間半の手術時間でした。二人の肝臓は、心臓再建手術開始の前に分離されました。予想通り、双子のうちのひとり、アミイは手術中に死亡しました。しかし、残りのひとりのアンジェラは、予想に反して、手術中死ぬことはありませんでした。父親は、手術後のアンジェラについてこう書いています。「彼女は元気そうだ。血の気もある。彼女はちょっと目を開け、再び眠った。私達は彼女の手を握り、髪をなでた。彼女は元気そうだ。」

  2004.06.22

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」10

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」１０二人の手術はさらに厄介な問題を抱えていました。二人が共有する、心臓は大変弱いものだったので、2つに分けるのが不可能だったのです。ですから、一人を生かそうとすれば、必ずもう一人が死なないといけませんでした。しかし、そんなことが倫理的に許されるのでしょうか。どこまでの医療がすべての人の権利としてあるのかという問題もありました。限界を設けるべきか。限界がないとすれば、その医療費は誰が負担するのか。

  2004.06.21

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」9

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」9また、ほとんど成功の見込みがないときには、医師には外科手術をする義務はないという点も議論されました。やってみることが可能なことと、それを実際にやらなければいけないというのは別のことではないかとも議論されました。親の望みを何でもするのではなく、適切で合理的なことをするのが医療の責務であると、倫理学者の多くは考えました。危機的状況で、狼狽した「結合双生児に分離手術をするべきか」9親が不安や罪悪感から判断を誤っているときは、なおさらそうです。

  2004.06.20

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」8

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」8米国では医療費はうなぎのぼりに増加しています。ですから、治療の可能性もほとんどないのに、莫大なお金を使うのは無駄だと考える人もいます。もっとほかによい使い道があると考えるのです。「破傷風の注射も打てない子供がいる。医者にもいけない母親がいるし、子供がうまれて、どう世話をしたらいいかわからない母親もいる。」こんなふうに、ミネソタ大学医学倫理センター教授のアーサー・カプランは主張しました。

  2004.06.19

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」7

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」７しかし、病院の医師たちは、両親の意思を尊重して、手術をすることにしました。この決定は、医学的治療の是非をめぐり、米国で大きな論争を引き起こしました。というのも、両親は健康保険に入っていなかったため、治療代は別のところから捻出する必要があったからです。すなわち、税金やほかの患者のために蓄えられている医療基金などが、治療費にあてられるのです。

  2004.06.18

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」6

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」6しかし、両親は、子供たちを救うチャンスがあるのなら、どんなことでもしようと思いました。そこで、双子は、特別な医療装置付きの飛行機に乗せられ、ペンシルバニア州のフィラデルフィアにある小児病院へと転送されました。この病院は、過去多数の、結合双生児を分離した治療実績があったからです。しか、状況はなおも厳しいものでした。一人でも、術後、長生きできる可能性は約1％と推測する医師もいました。心臓に欠陥のある結合双生児を分離したら、小学校まで進学まで長生きできるかについては、誰もそんな症例を知らなかったのです。また、もうひとつ避けては通れない重要な問題がありました。費用です。手術代や看護代などをあわせると、100万ドルかかると推測されました。

  2004.06.17

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」5

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」5医師団は、この双生児の生存を絶望視しました。分離手術をしても失敗するとも思いました。専門家の意見では、手術をすれば、一人は即死するし、もう一人もすぐに死ぬというものでした。これらのことを考え、医師団は、二人への延命行為はしないことを勧めました。「われわれは二人の人工呼吸器をはずすことを両親にお願いしました」と、医師団の一人である、ジョナサン医師は回想します。「二人を神のご意思にゆだねよう」とも言いました。ムラスカス医師は、心臓を共有する結合双生児への手術は、過去に6例しかないことを強調しました。6例の手術中で、最も長生きした双生児でも、3ヶ月の寿命でした。

  2004.06.16

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」4

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」41993年6月29日、レイサは双子を生みました。アンジェラとアミイです。2人あわせて4.1Kgしかありませんでした。誕生後まもなく、医師たちはその双子には、予想以上の深刻な医学的問題があることに気がつきました。他の多くの結合双生児と同様に、二人は肝臓を共有していたのです。しかし最大の問題は、二人にはひとつの心臓しかなかったことです。しかもその心臓は、正常なものではありませんでした。正常な心臓には、4つの部屋があるのですが、この二人の心臓には、6つの部屋がありました。しかも二つの部屋を区切る壁には、穴があいていたのです。

  2004.06.15

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」3

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」3妻が中絶手術をしに病院にいったとき、手術予定は延期されていました。難しい、中絶手術の準備が十分にはできていなかったのです。でも、そんなことはもはやどうでもいいことでした。夫婦は、気持ちが変わり、二人を生む決心をしていたからです。妻が言うには「心のそこでは、おろしたいなんて気持ちはなかったの」ということです。

  2004.06.14

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」2

  Joined at Birthより。「結合双生児に分離手術をするべきか」2レイクバーグ夫妻は妻が妊娠13週のとき、超音波検査で子供が結合双生児であることを知りました。医師たちの判断では、二人とも生存するのは、ほとんど無理で、一人が生き残るのも20％ほどの確率でした。医師たちは中絶を勧め、夫婦も最初はその意見に賛成しました。夫婦の収入は少なかったですし、すでに5歳の娘もいたからです。でも本当は、中絶の意見には、心から賛成したわけではありませんでした。

  2004.06.13

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• 「結合双生児に分離手術をするべきか」１

  ちょいと更新サボったら、だいぶ日がたった。でも、奇特なことに、サイトの訪問者が結構いる。勇気をいただき、再度更新開始。追いつくのに、ちょっとかかるが。Joined at Birthの第三章にいよいよ突入。第三章は、結合双生児の分離の是非の大論争が起きたケース。以下翻訳。「結合双生児に分離手術をするべきか」１今日の一般的治療方針は、可能な限り、結合双生児を分離するというものです。しかし、時々問題となる場合もあります。倫理的、道徳的問題を投げかけ、世間で騒がれた有名なケース、アンジェラとアミー姉妹について紹介しましょう。

  2004.06.12

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• 「分離される結合双生児」11

  Freaks関係続けたいとこだが、一応「分離される結合双生児」が今日で最後なのでひとまずけりをつける。Joined at Birthより。「分離される結合双生児」11ミリーの死という結果にもかかわらず、執刀医の一人であるピーター・アルトマン医師は、手術したことを後悔しませんでした。彼が言うには、「手術をしたことにためらいはなかったし、後悔もしていない。家族を始め関係者全員も、正しいことをしたと信じています。つらいことですが、ルーシーを見れば気持ちも救われるでしょう」この章、終了。-------わたしの感想。手術をしなければ、今頃二人とも元気だったかもしれない。

  2004.06.11

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  映画フリークス２

  昨日うろ覚えで書いたが。検索してみたところ、日本語で映画フリークスの 詳しいストーリーのサイトを発見。ここも参照。 ストーリーは、正常女性が、小人症男性と、財産目当てで結婚し、この男性を殺そうと、少しずつ毒を盛るという物であった。ちなみに昨日、「あなたはわたしたちの仲間よ」というせりふを紹介したが、英語では「One　of　us」です。このOne　of　usをタイトルに使ったのが、結合双生児に関する名著、One of Us Conjoined Twins and the Future of Normalです。内容はいずれゆっくり紹介したいと思います。Freaks：主役のカップル

  2004.06.10

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  映画フリークス

  質問があったので、臨時に、映画フリークスについて。昔見た映画なのでうろ覚えですが。1932年の作品。身体的に特徴を持った人が多数出演する。ストーリーは、フリークスの見世物一座に、普通の若い女性が加わる。「わたしはあなたたちの仲間よ」などといって。でも、途中でその女性が、彼らたちを内心差別していたことがわかる。それに気がついたフリークスたちは、彼女の手足を切断する。そして手足のなくなった彼女を見て、みんな口をそろえて「あなたはわたしたちの仲間よ」という。そんな話。登場人物の２人が当時実在した、結合双生児のDaisy and Violet Hilton姉妹です。DaisyとViolet姉妹のサイト freaksのちらし集

  2004.06.09

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• 「分離される結合双生児」10

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」10最後の手段として、ミリーを鉄肺と呼ばれる、人工的に呼吸させる特別の箱の中に入れました。こうすれば彼女の呼吸昨日が回復するかもしれなかったからです。しかし、分離手術後、34日たっても、ミリーの肺は回復しませんでした。彼女は出血し、体は縮んでいきました。この箱に入れていても、役に立ちませんでしたので、箱から出すことにしました。あとは自然回復を願うばかりでした。でも、ミリーは虚弱でした。まもなく彼女は死にました。医師たちは、彼女の肺が分離後、回復しなった理由はわからずじまいでした。続く

  2004.06.08

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• 「分離される結合双生児」9

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」９二人が自宅に戻れるのは時間の問題に思えました。しかし、ふたりはまだ危険な状態から脱していなかったのです。ルーシーの経過は順調でした。しかし、ミリーの具合は悪くなっていきました。彼女の呼吸は、十分には働きませんでした。医者たちにも理由はわかりません。でも、ミリーが命の危険と戦っているのは確かでした。危険を顧みず、医者たちはミリーの胸を開けて、感染を引き起こしていないか確かめました。しかし、やはり、どうしてミリーの具合がそんなに悪いのかはわかりませんでした。日に日にミリーの具合は悪くなり、治療の効き目もなくなっていきました。続く

  2004.06.07

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• 「分離される結合双生児」8

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」８しかし、二人の肝臓は注意深く分離しないといけませんでした。同様の手術を行うとき、出血多量で死ぬ双子もいましたが、二人はうまくいきました。最後にすべきことは、二人が結合していた胸の部分にできた大きな穴をふさぐことでした。すべて順調に見えました。しかし突然、ミリーが手術台の上で呼吸停止したのです。医療チームは、蘇生術を行いました。しばらくすると、ルーシーとミリーは落ちついてきて、集中治療室で過ごしました。そこで二人は、生まれて初めて別々のベビーベッドで眠ったのです。続く

  2004.06.06

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• 「分離される結合双生児」7

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」７ローザとカメロン姉妹の場合と同様に、医師たちはミリーとルーシーを注意深く検査しました。特に心配だったのは、二人が心臓を共有しているかどうかということでした。実際に手術してみるまで、二人が心臓を共有しているかどうか、共有しているとしたら、その分離がどのくらい難しいかはわかりませんでした。　　いったん手術が開始されると、さいわいなことに二人の心臓は別々でした。単に横にぴったりくっついていたので、結合していたように見えたのでした。続く

  2004.06.05

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• 「分離される結合双生児」6　

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」6ドミニコ共和国出身の結合双生児姉妹、ミリーとルーシーの場合、分離手術後の結果は良好ではありませんでした。彼女たちは、首の部分から結合していて、ローザとカメロン姉妹より、ずっと複雑な手術だったからです。医師たちは、二人とも助かるという自信はありませんでした。しかし、分離手術をすべきだというのが、医師たちの共通の意見でした。姉妹のどちらかが、心臓や呼吸器の異常で死ねば、もう一人の命も危険でした。続く

  2004.06.04

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• 分離されたローザとカーメンのその後

  ローザとカーメンの手術についての記載はここまで。紹介した本では「めでたしめでたし」みたいに終わってるが、本当だろうか。術後本当に立てたり歩けてるのだろうか。切断部分が壊死したり、感染したりはしていないのだろうか。インターネットで「rosa　and　carmen」で調べたが、手術についてはいろいろあるようだが、術後の詳しい経過は見つからない。気になるところ。

  2004.06.03

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• 「分離される結合双生児」5　

  リンクが増えたおかげで、googleのrankが3になりました。リンクしてくれた方々に感謝。Joined at Birthより。「分離される結合双生児」５手術の日、午前7時30分に二人は手術室へと運ばれました。午後2時半に、二人は分離されました。しかし、手術はまだまだ終わりません。骨盤部の再建を行わないといけませんでしたし、そのほかの問題がおきないか注意する必要もありました。幸いにも大きな合併症は起きませんでした。術後二人は順調に回復しました。看護婦さんたちは、二人を互いに見えるようにベビーベッドに入れました。執刀医の一人が言うには、「分離されたことを彼女たちは喜んでいる。彼女たちは仲良く遊んでいる。」とのことです。ほかの誰しもが、彼女たちは以前と違い自由に体を動かせるようになったといいます。続く。

  2004.06.02

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  「分離される結合双生児」4

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」４医師や看護師ら総勢50名による治療チームが組まれました。双子の治療に当たっては、さらに最新の機器や、研究室、1日あたり1000ドルもかかる集中治療室の使用も行われました。実際の手術の前には、十分な検査が行われました。どの臓器がどこでどんな風に結合しているかを知るのは、執刀医にとってきわめて大切なことだからです。続く。http://64.85.12.82/HTC_Children.htmより

  2004.06.01

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• 結合双生児の性生活　

  たま19680206さん の5月30日の日記に、「恋をしたので、無理して体を半分切断して、死んだシャム双生児」の漫画について書いてあった。しかし、これは書いた漫画家の無知だと思う。結合の形態にもよるが、結合双生児にも、恋愛、性交は可能なそうである。すでに紹介した様にマーシャとダーシャの場合は、下半身を共有していたので、両者の合意がない以上性交は無理であった。だが、エンとチャンのように下半身がそれぞれあるタイプの場合は、それぞれが性交をするわけである。この場合、性交をしていないもう一人のほうは寝ていたり、ほかの事を考えていたりするらしい。たとえていうならば、カップルと一緒に雑魚寝しているときに、隣でセックスを始めた場合には、しょうがないので寝たふりをしている、そんな感じだろうか。別に特別スキャンダラスな性行動をするわけでもないのである。

  2004.05.31

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  「分離される結合双生児」３　

  　Joined at Birthより。「分離される結合双生児」３しかし、希望を持たせてくれる話もあります。ドミニカ共和国の2歳の結合双生児、ローザとカーメンのことです。二人はニューヨークのコロンビア長老教会病院で手術を受けました。二人は腰のところで結合していました。骨盤と内臓の一部を共有していたのです。結合していたままなら、座ることも、立つことも歩くこともできなかったでしょう。続くコロンビア大学関連サイトより

  2004.05.30

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• ロシアの結合双生児、マーシャとダーシャのその後

  　本日10000ヒット達成。開設32日で10000ヒットはなかなかのペースといえよう。10000ヒット目は 雑魚です様。これまでのすべての訪問者に感謝。これからもよろしく。今日は、臨時に、日記コメントで質問のあった、ロシアの結合双生児、マーシャとダーシャのその後について。調べたところ、http://phreeque.tripod.com/masha_dasha.html というサイトに、以下の記載。On April 17, 2003, Dasha, who was an alcoholic, allegedly died of a heart attack. Masha again refused separation, but was administered a sleeping pill. She died 17 hours later. The story of the twins' deaths has yet to be confirmed as true.試訳聞くところによれば、2003年4月17日、アルコール依存症だった、ダーシャは心臓発作で死亡。マーシャはここでも分離手術を拒絶。しかし、睡眠薬を飲まされ入院。が、17時間後に死亡。二人の死亡は正式には確認されていない。死亡が事実とすれば、冥福を祈ります。

  2004.05.29

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  「分離される結合双生児」２

  Joined at Birthより。「分離される結合双生児」２ほとんどの結合双生児は可能であれば、幼児期に分離手術を受けます。二人とも生き残れる確率は、結合しているタイプと、共有している臓器によって違います。最初に成功した分離手術は、ヨーロッパで1689年に行われました。このときは、へその部分で肉の固まり結合した部分を分離しただけでした。しかし、多くの場合では手術は大変危険なものです。推定したところによれば、おおよそ300年の分離手術の歴史の中で、うまく成功した例は、おおよそ100例に過ぎません。不幸なことに、多くの場合、分離したうちの一人は死んでしまいます。最悪のケースでは二人とも死んでしまいます。続く結合双生児の分離手術

  2004.05.28

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  「分離される結合双生児」（１）

  　Joined at Birthより。本日より、新しい章にはいります。「分離される結合双生児」結合双生児はまれです。出生児50万人中の一組が、結合双生児です。受精後、13週から14週のときに、結合双生児になる事が決定します。この時期に、受精卵がきれいに二つに分かれることに失敗するのです。もともとはひとつの受精卵ですので、性別も血液型も同じです。ただ、ほかの一卵双生児とは違い、完全には分離されないのです。結合双生児には、10種類以上の結合パターンがあります。胸と腹部で結合している種類が一番多いです。二頭性双生児、つまり頭が二つあり、ひとつの体の双生児は、一番珍しい種類です。理由は不明ですが、多くの結合双生児は、女性です。続く二頭性双生児の神の人形

  2004.05.27

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  運命の双子　

  というわけで、無事、エンとチャンシリーズは終了。ポジティブなレスもいただき、感謝感激。実は、エンとチャンについては運命の双子 という日本語の本がある。これ買ったんだけど、かなりの部分が作者の創造で書いているらしく、事実とは違うところも多々あるようなので、まだ読んでない。関心のある方はどうぞ。明日からは、Joined at Birthの新しい章に入る。運命の双子

  2004.05.26

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  シャムの双生児、エンとチャン（９）

  Joined at Birthより。エンとチャン（９）エンとチャンは1874年7月17日、63歳で死にました。チャンの具合が最初悪くなりました。チャンが死んだとき、医師が二人を切断しに来ましたが、間に合いませんでした。エンはチャンの死後1時間後になくなりました。医師ができることといえば、検死をし、死亡宣告することだけでした。ある意味、エンとチャンは当時の医学の進歩が足りなかったがゆえの犠牲者でしょう。100年後に生まれていたら、肝臓を共有するほかの結合双生児と同様に、うまく分離することができたでしょう。完エンとチャンの墓

  2004.05.25

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  シャムの双生児、エンとチャン（8）

  Joined at Birthより。エンとチャン（8）でもしばらくすると、エンとチャンはどちらの家にも長くいることはできないことがわかりました。21人の子供を教育するには、農場の収入だけでは足りなかったのです。二人は家族を養うために、ふたたびアメリカを巡業することにしました。できるだけ家に帰るようにはしましたが、ほとんどの時間は巡業先で過ごしました。家族と過ごす時間があまりに短かったので、二人はずっと他人から言われてきたことを真剣に考えるようになりました。「手術で別々の体になれるだろうか？」医学の進歩は目覚しいものがありましたが、医師が言うには分離はとても危険というものでした。一見したところ、二人は肉のかたまりで結びついているだけのように見えましたが、実際にはひとつの肝臓を共有していたのです。医師たちは、肝臓をうまく切断する自信はありませんでした。分離すれば、二人のうちひとりが死ぬと医師には言われました。当時の医療技術では、確かに、分離すれば二人のうちどちらかが死んだでしょう。続く晩年のエンとチャン

  2004.05.24

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  シャムの双生児、エンとチャン（７）

  Joined at Birthより。エンとチャン（７）エンとチャンの家族は最初、一緒の家で暮らしていました。しかし、家族が増えるにつれて、大変狭くなってきました。二人は広い家を建てました。しかし、二組の夫婦はそれぞれ大変気を使います。エンとチャンはこれまでどおり、仲良くやっていました。でも二人の妻たちはそういうわけには行きません。妻たちは姉妹でしたが、お互い、距離が近すぎると感じていました。二人は、家計や子育ては、それぞれ別個にしたかったのですが、そういうわけにはいきませんでした。　そこで、エンとチャンは2つの家を建てることにしました。ふたりは3日ごとに互いの家を行き来することにしたのです。二人は、病気になろうと、天気が悪かろうと、休日であろうと、この行ききちんと続けました。続くエンとチャンとその家族

  2004.05.23

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  シャムの双生児、エンとチャン（６）

  Joined at Birthより。エンとチャン（６）コフィンにだまされていただけではありません。コフィンは公演で大もうけしたうちのわずかのお金しか二人に支払いませんでした。コフィンは二人をこき使い、ちょっとした失敗も強く叱りました。二人は大変腹を立てましたが、21歳になるまでは逃げることができませんでした。21歳の成人となったとき初めて、二人は、コフィンの支配から逃れて、法的に自由の身となったのです。大人になると、自分たちの手で公演を行うようになり、二人の生活は潤いました。十分なお金をためると、ノースカロライナに農場を買いました。ほとんどの人は、二人は結婚などできないと思っていましたが、二人は南部の立派な家庭の娘二人と結婚しました。そして合計21人の子供を生んだのです。続くエンとチャンの公演チラシ

  2004.05.22

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  シャムの双生児、エンとチャン（５）

  エンとチャン（5）　エンとチャンは「シャム双生児」と呼ばれて有名になっていきました。見物料は50セントで、コフィンはボストンにあるサーカスのテントにたくさんの客を集めました。二人は本当に結合してるのか疑うお客もいました。そこで、有名な外科医を呼び診察してもらいました。その医者が、二人は本当に結合していると、診断すると、二人の名声はますます高まりました。アメリカでの公演ツアーが成功すると、今度は外国ツアーです。英国に行ってくればますますはくがつくとコフィンは考えました。しかし、英国に行く途中で、ふたりはコフィンに対して腹を立てました。コフィン一家がいとう質で豪華な食事つきなのに対して、二人の客室はとても粗末だったからです。食事も船員と食べる、質素なものでした。コフィンに文句を言うと、「船長のミスで自分の責任じゃない」と言い訳をしました。でもそれはうそでした。コフィンは、二人の船賃をケチったのでした。また、コフィンは二人の母親に、500ドルしか払ってないのに、新聞には3000ドル払っているといっていることにも気がつきました。続くエンとチャンの公演チラシ

  2004.05.21

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  シャムの双生児、エンとチャン(4)

  　Joined at Birthより。エンとチャン（４）家族の生活は幾分か楽になっていました。しかし、アメリカ貿易商のアベル・コフィンが二人のことに注目してから、その生活は大きく変わりました。仕事で、しょっちゅう、シャムに行っていたコフィンは、二人を見たとき、大もうけができると考えたのです。シャム国王の許しをえて、コフィンは二人に、アメリカに行かないかと誘いました。　エンとチャンはアメリカに行くことを考えるとわくわくしてきました。でも母親は心配です。二人は、無事アメリカまでいけるのか、アメリカでやっていけるのか、残された家族の生活は、と母親は不安でたまりません。でも、コフィンは、大丈夫だと、母親を安心させ、彼女に500ドルを渡しました。500ドルあれば、二人がいなくても、残された家族は十分に生活ができます。そして二人はアメリカに渡ったのです。続くアメリカに行ったエンとチャン

  2004.05.20

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  シャムの双生児、エンとチャン（3）

  なぞに包まれた、トラックバック機能であったが、みーごさん、のところに書きこんだり、書き込んでいただくことで、大体わかった。要するに書き込むことで、ほかの人の日記のところに、自分の日記の冒頭部分がリンクされるわけだ。少々あつかましい機能だが、あちこち利用すれば、自分のサイトのいい宣伝になるであろう。でも宣伝書き込みとかが増えるとちょっと困るかも。あとは、昨日の続き。Joined at Birthより。エンとチャン（３）　肉の塊でつながってはいましたが、二人は歩けるようになり、走り、泳ぎ、ボートもこぐようになりました。力強く育っていき、父親の漁業を手伝うようになりました。二人は口げんかをすることもありました。でもけんかをしたところで、離れるわけにはいきません。だから二人は小さいときから、けんかをせずに我慢するようになりました。　1819年、二人が8歳のとき、父親はコレラで死んでしまいました。　二人は、村の人からじろじろ見られるのはもういやでした。　二人は家族のために働かなくてはいけません。　漁師として最初は働きましたが、二人はお金をためて、小さな船を買い、商売を始めました。続く子供時代のエンとチャン

  2004.05.19

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  シャムの双生児、エンとチャン（２）

  楽天さん、トラックバック機能とかがついたらしい。よくわからないが、今日、日記のリンクをいただいた、みーごさん、純麗（すみれ）さんの日記をとりあえず、トラックバック？してみる。これでいいのか？あとは昨日の続き。Joined at Birthより。エンとチャン、その２その珍しい出産は、国中のニュースとなりました。左側のエンと、右側のチャンの双子を見に、いろいろなところから、医者が診に来ました。二人は切り離すべきだという医者もいました。しかし切り離すという方法はとても残酷に思えたので、両親は二人をそのままつながったままにすることにしました。子供時代の二人はずっと、注目の的でした。シャム国中から二人を見に来る人がいて、見た人は二人のうわさをずっとしていました。シャム国王も二人をわざわざ宮廷に呼び寄せて、その姿を見たのでした。明日に続く。チェスをする子供時代のエンとチャン

  2004.05.18

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  シャムの双生児、エンとチャン（１）

  さっそく、Joined at Birthの中身。当面は、4月28日に少し紹介したEng and Chang Bunkerの物語。では始まり始まり。エンとチャン今のタイ、当時のシャム王国の話です。シャム東部の静かな川に、竹でできた船小屋が浮かんでいました。1811年5月11日、その小屋で、ある女性が双子を産みました。安産でしたが、子供が生まれたとき、部屋にいた人たちは大変驚きました。産婆さんもこんな双子を見たことがなかったからです。双子はしっかりした体でしたが、胸の部分で大きな肉の塊でつながっていたのです。明日に続く。シャム王国

  2004.05.17

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