シュトーレン 伝道師のマム
ベーカリーオーフェン シュトーレン1台 2,415円 シュトーレンはドイツの典型的な クリスマスパン菓子です。 早いもので、もう12月です。 12月といえば、知る人ぞ知る、 シュトーレンの季節です。 この頃になると、 ドライフルーツ好きさんからの 問いあわせがはじまります。 「いつから出るの?」ってね。 ウフフ、もうでてますよ~。 今年一番乗りのお客さまは迷コメンテーター ピーチクちゃんだったことを発表しておきましょ。 でも、今年はとっても大変でした。 なにが? って。 全ての材料(包材にいたるまで)が、 値上がりしているんです。 それも半端な値上げではありません! レモンピールなんて去年の2倍です! 2倍! そのうえ、ニュース等でご存知と思いますが、 バターが市場から姿を消し出している・・・。 お金をだしても、ないから手に入らない! バターがない! 20年この仕事をやっていますが、このようなことは はじめての非常(異常)事態です!!! まっ、それでもイカ&マムはセッセコッセコ シュトーレンを作りましたとさっ。 生地重量350gに対してフルーツ重量200g強の ゴージャスなシュトーレンをお楽しみあれ♪ 武骨な形はイエス・キリストがお生まれになって はじめておくるみにくるまれた様子、 白いパウダーシュガーは聖夜に降った雪を、 あらわしているといわれています。 マムのつくるシュトーレンは生地にマジパン (アーモンドをペーストしたもの)が練りこまれた 非常にリッチなタイプです。 生地の中にはこのほかに 1ヶ月ラム酒に漬け込まれた 「くるみ、ローストしたアーモンド」、「レーズン サルタナ(白ぶどう)、オレンジの皮、 レモンの皮、イチジク」のドライフルーツが たっぷりはいっています。 香りつけにはシュトーレンスパイス 「ナツメグ、シナモン、メース、カルダン」 を使います。 これらをミキシングしてじっくり1時間以上 かけて焼きこみます。 そして焼きあがるとすぐに溶かしバターに ザンブとつけてひきあげて休む間もなく 即効でグラニュー糖の中に投げいれちゃいます。 で、熱をさましてさらにパウダーシュガーを ふんだんにふりかけて作業終了です。 さてさて、食べかたですがゆめゆめガブリと 食らいつかないでくださいね。 ご想像通り、とっても甘いので 1cmくらいの薄切りでノンシュガーの お飲み物とどうぞ。 去年の話ですが、 うちのグーちゃんは夜中に 棚からシュトーレンをひきずりだして 1台を丸ごと一気食いしちゃいました。 台所中およびグレの顔中、お砂糖だらけでした。 フワフワのシュトーレンを食べたことのある方。 それは残念ながらフルーツケーキでシュトーレン とはいえません。 シュトーレンはその武骨な格好ににあった しっかりとした食感のいかにもドイツらしい逸品です。 マムちゃんは、シュトーレン伝道師なのね。。。 * ドライフルーツ嫌いには拷問のようなパン菓子ね♪ ギャッ! ペタシ。。。